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絶対に転ばない!?ライテク講座・極低速編#2〈乗り降り〉

大技ナシ&疲れナシ!30年間公道無転倒・丸山浩がレクチャー

『ヤングマシン』のテスターとして、30年以上にわたりさまざまなバイクに試乗しまくってきた丸山 浩氏は、「30年間公道無転倒」という実績を持つ。その奇跡のヒミツを明かす本講座の第2回をお届け。転倒か無転倒か…、その境界線は実はエンジンをかける前にある。乗り降りの時点から、いかに高い緊張感をキープするか。バイクに近づく時点で、勝負は決まっている!

絶対に転ばない!?ライテク講座・極低速編-1【総論:魔の3秒間を極めよ!】

油断・疲労・老化・厚着…。アナタの足は意外と上がっていない?!

エンジンをかける前にちょっと待った! まず気を付けるべきこと、やるべきことがある! 無転倒を実現するためには、一挙手一投足のスミズミまで意識しなければならないのだ!

バイクにまたがり、バイクから降りるという乗降動作は、皆さんすっかり慣れっこになっていてあまり注意を払っていないように思う。しかし、そこには確実に落とし穴がある。そういう小さな落とし穴のひとつひとつを丹念に埋めていくのが丸山流だ。

バイクの車重に対してライダーの体重は思いのほか重く、それだけにライダーの体さばき次第でバイクはいとも簡単にバランスを失ってしまう。転がるのは一瞬だ。

「早く乗りたい、早く降りたい」とはやる気持ちは分かる。しかし焦りをグッと抑え、丁寧に落ち着いてバイクに向き合ってほしいのだ。

無転倒は、乗降時に緊張感を保つことから始まる。心して乗り降りせよ!

丸山流はサイドスタンドをフル活用

◆(1)上体前傾で足上げ

◆(2)前ブレーキを握る

◆(3)まさに“転ばぬ先の杖”

『乗る』乗り込む反動を利用し、最小限の動作で

いかにラクをするかが転ばないための大きなポイントだ。疲労は間違いなく転倒を呼び寄せるのだから、疲れないに越したことはない。バイクに乗るにあたっても、体さばきによって発生したエネルギーを反動としてうまくバイクに伝えることで、動作を最小限に済ませる。「ひとつの動作でできるだけ多くの操作を終わらせてしまおう」というイメージだ。

―― (1)サイドスタンドをかけ、前ブレーキを握った状態で足を上げる。(2)上体を伏せ右足を振り上げたら、その勢いを維持したまま下ろす。

―― (3)右足を振り下ろした際のエネルギーを利用して車体を起こす。(4)スタンドを払った左足はそのままシフトペダルへ。効率よく!

―― 【乗る前にスタンドを払う教習所&白バイ式は旧車に対応】教習所ではサイドスタンドを払ってからまたがるように教わるが、実は不安定になるから難易度が高い。このワザ、スタンドを出しっ放しでもエンジンがかかってしまう旧車向けだ。イマドキモデルならスタンドを払うまでエンジンがかからないから安心。

―― 【パニアケース&大荷物には横跨ぎで】足を振り上げて乗らなきゃいけないなんて誰が決めた! 積載状況や体格によっては横からまたげばいい。臨機応変も大事なキモだ。ひとつのやり方にこだわるべからず! そして習慣に囚われるべからず! 状況を冷静に判断して、最適な乗り方をすればいいのだ。

『降りる』サイドスタンドを二重三重で確認

頼れるモノはとことん頼りつつ、絶対に信用しないことが重要だ。サイドスタンドに頼る際は、しっかりと掛かっているか二重三重にチェックして、徹底的に安全確認すること。モノに頼るということは、そのモノが機能しない時にはアッサリ転倒してしまうことを意味するからだ。

◆掛けが甘いと結果ツラい

…というわけで、次回はエンジンをかけてから”静”から”動”へと移り変わる「発進」操作についてレクチャーしよう。

●撮影:長谷川 徹

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