■レーサレプリカ全盛。でも峠が怖くて、すぐに諦めた。
冴えない高校生活を送り、結婚して家族を持ち、リストラや離婚の危機に陥った主人公が、ふとしたことで心は46歳のまま16歳の自分にタイムワープ。人生をやり直そうと悪戦奮闘するドラマを描いた「きらたかし」先生。40代後半の人には懐かしいワードや文化、音楽が溢れる作品となっています。
ニッチな職業「バイクタレント」 いったいどんな生活を送っている?
きら先生は大のバイク好きで、それもオフロードバイク一筋です。『750ライダー』や『バリバリ伝説』『あいつとララバイ』など、かつて漫画にバイクが登場するのが当たり前だった時代があり、きら先生もバイクブームの流れに乗り、18歳で免許を取り、人気絶大だったレーサーレプリカ、憧れのヤマハ「FZR250」を購入しました。
きら先生「早速近所の峠に走りに行ったんですけど、もうサーキット状態で、飛ばすライダーが多すぎて、とてもじゃないけど怖くて走れませんでした」
ロードバイクのキャリアはわずか2年ほどで終わり、偶然友人が借りてきたヤマハ「DT200R」でオフロードコースを走りました。
きら先生「いくら転んでもバイクも体も無事ですし、汗も尋常じゃない。スキー部に入っていたんですが、コブ斜面がスキーの感覚にも似ていて、断然こっちの方が面白い!と思ったんです。当時学生寮にいたんですが、周りの友人もオフロードバイクに乗り始めて、自然にハマって行きました。ロードバイクに比べるとお金もかからないし、気軽で楽しかったですね」
そんなきら先生が初めて購入したオフロードバイクが、ホンダ「MTX125」でした。1982年に発売された2ストロークエンジンを搭載するトレールバイクです。
きら先生「バイクショップで試乗した瞬間にフロントが浮いてコケそうになりました(笑)。2ストはパワーもレスポンスも、当時の4ストオフロードバイクとは段違いでした。このバイクはめちゃ白煙が出ましたね。大阪から鈴鹿8耐を見に行ったんですが、帰りまでエンジンオイルが持ちませんでした。オイルの消費量がハンパなかったですね。服もオイルの黒いツブツブで汚れました。
車体もそこまで強くなくて、チェーンも数回切れたし、フロントサスペンションも底付きしました。よくあのバイクでジャンプを飛んでいたと思いますよ」
当時のオフロードライダーの多くはジャパンスーパークロスに魅了され、アメリカのトップライダーに憧れていました。
きら先生「東京では神宮でしたが、兵庫は西宮球場でも開催されていて、何度か見に行きました。ジェフ・ワードやリック・ジョンソン(当時のアメリカのトップモトクロスライダー)に憧れていましたね。でも自分で走るとなると、持っているバイクもスキル的にも、エンデューロがちょうどよかったんですね。
当時はエンデューロやモトクロスという区分けもはっきりしていなかったし、学生なのでトランポもなく基本自走ですから。タイヤも今のようにガミータイヤ、モトクロスタイヤなんていうのもなく、そんなこと考えてもいませんでした。ブロックの山が残ってれば大丈夫かな、なんて(笑)。チューブだってヘビーチューブが存在していたのかも当時は知りませんでしたし、パンクもしょっちゅうでしたよ」
今でも時間があればバイクのイベントやエンデューロに参加しているきら先生はハスクバーナ「TE250」に乗っています。これが「人生初、新車で購入したバイク」だったそうです。さらに、流行りになりつつあるミニモトでのハードエンデューロ参戦を見越して、ホンダ「CRF125F」を探しているようです。
きら先生「今、エンデューロはレースの種類も豊富ですし、どのイベントも走っている人がすごく楽しそうで微笑ましいです。ガッツリやるのは気恥ずかしいですけど、そこに混ぜてもらうだけで、いい空気をもらって帰れるんです。
自分も何もわからないところから始めたので、初心者の人たちへは、緩い目で見てあげたいというか、いまのエンデューロも、全体的にビギナーを迎え入れようという空気はありますし、裾野も広がってギスギスしていないです。エンデューロはこのくらいのスタンスで、ずっと続けていきたいですね」
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