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45年前のホンダ「CB400Tホーク」が米国オークションで落札 走行距離わずか3000キロのミドルサイズ 日本仕様の「ホークII」とはどう違う?

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45年前のホンダ「CB400Tホーク」が米国オークションで落札 走行距離わずか3000キロのミドルサイズ 日本仕様の「ホークII」とはどう違う?

1980年式ホンダ「CB400Tホーク」とはどんな個体か

 2025年4月11日、アメリカのオンラインオークションBring a Trailerでホンダ「CB400T ホーク」が落札されました。

【画像】ホンダ「ホークII(日本仕様)」と「CB400Tホーク(米国仕様)」の違いはドコ? 写真で見る(20枚)

 どのような状態の個体だったのでしょうか。

 今回落札された「ホークシリーズ」は、ホンダが並列2気筒を用いて軽量化と扱いやすさを狙ったロードスポーツ群に与えた総称で、395ccSOHCユニットと6速ミッションを組み合わせています。

 しかし、今回の車両は米国仕様ということで、国内仕様のCB400Tとは異なる点がいくつかあります。

 CB400Tホーク(米国仕様)はホークIIをベースに6速化と前19インチ化を施した輸出専用車であり、外装は同一でも、ギアの数が違うといった変更点があります。

 前輪19インチ後輪18インチのコムスターホイールや油圧式フロントディスクブレーキなど、実用性とスポーティさを両立した装備が特徴でした。

 電動スターターとCDイグニッションを採用し、日常域での扱いやすさにも配慮している点が目を引きます。

 ボディサイズは全長2150mm×全幅840mm×全高1180mmで、ホイールベース1390mmです。

 今回の車両は1980年式で、黒地に赤とオレンジのストライプ、さらにゴールドのグラフィックを施した純正カラーをまとっています。

 約2000マイルの走行距離は、45年を経た車両としてはきわめて低走行と言えそうです。

 前オーナーの下でおよそ30年間眠っていたとされ、売り手である現オーナーが取得後にバッテリー、フューエルコック、シフトレバーシール、右側クランクケースガスケットを交換しています。

 前輪には社外品のブレーキローターが装着され、足まわりの機能維持が図られていました。

 外観ではタンク右側の小傷やクロームパーツの点状腐食が報告されているものの、オリジナル形状を保ったマフラーや二段シート、折りたたみ式タンデムステップなど当時の意匠が良好に残存しています。

 そんなCB400Tですが、最終的な落札額は2950ドル(日本円で約42万円)でした。

※ ※ ※

 黒に差し色を配した外装の人気や低走行距離に加え、近年注目されるミドルクラスの扱いやすさが評価ポイントと考えられます。

 長年保管されていたCB400Tですが、アメリカの気候のおかげか腐食が進むことはあまりなく、綺麗な状態を保てたことがうかがえます。

 ミドルクラスらしいコンパクトさと空冷時代の雰囲気を併せ持つ一台は、レストア素材にも即乗りにも対応し得るポテンシャルを誇ります。

 全身のクロームやタンクのラインなど当時の意匠が色濃く残る点も評価され、シンプルな2気筒ならではのメンテナンスのしやすさも将来的な維持費の面で安心材料となるでしょう。

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みんなのコメント

24件
  • comment.
    日本に来たら族車にされるな。
  • emu********
    80年代にHawkⅡのお世話になった。後発の各社の4気筒モデルには最高出力で劣ったが、太い中低速トルクのおかげで乗りやすかった。今ああいうシンプルで実用的なバイクがあったら即買いしちゃうんだがなあ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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