伝説として始まり、革新へと至ったスーパーカーたち。1970年代の懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまで紹介していこう。今回は、アポロ・オートモービルが2018年に発表した「インテンサ エモツィオーネ」だ。
アポロ インテンサ エモツィオーネ(APOLLO INTENSA EMOZIONE:2018~2019)
スーパーカー ファン以外には知る人ぞ知る存在であったが、かつてドイツに「グンペルト」という新興スーパースポーツ ブランドが名を馳せていた。だが、残念ながら2013年に経営破綻してその活動を停止した。その後、香港の企業から新たな投資を得て「アポロ・オートモービル」として再スタートしている。
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そんなアポロの新しい時代を象徴するモデルとして2018年に登場したのが、「インテンサ エモツィオーネ(Intensa Emozione)」だ。その車名はスペイン語で「激しい感情」を意味するが、車名の頭文字から「アポロ IE」と表記されることもある。
アポロ インテンサ エモツィオーネは、2016年のジュネーブ モーターショーで発表されたコンセプトカー「アロー」の市販モデルといえる。その開発には、メルセデスAMGのDTMレーシングプログラムを指揮する「HWA」が参画している。生産台数は限定10台。
エアロダイナミクスを追求したエクステリアは、かなりアグレッシブで近未来的なデザインだ。低くワイドなフロントスポイラー、高くそびえ立つ大型リアウイング、大型のリアディフューザー、ボディサイドのエアインテークなど、全体的に鋭角なエレメントが多用されている。
スーパーカーのお約束ともいうべきガルウイング式ドアを開いて乗り込むインテリアも、エクステリア以上に近未来化が進んだデザインを採用している。シートは固定式で、オーナーの体型に合わせて製作される。ドライビングポジションは、ペダルとステアリングホイールを動かして調整する。
パワーユニットにはハイブリッドを選択せず、フェラーリ製の6.3L 自然吸気V12エンジンをミッドシップ搭載。最高出力は780ps、最大トルクは760Nm。これにヒューランド製の6速シーケンシャルAMTを組み合わせて、0→100km/h加速は2.7秒、最高速度は335km/hと発表されている。
発表当時の車両価格は205万ポンド(当時のレートで約2億9000万円)。現在、日本には写真の1台が棲息するだけ。なお、このモデルはサーキット走行を前提としており、日本を含めて公道走行できる国は少ないようだ。
アポロ インテンサ エモツィオーネ 主要諸元
●全長×全幅×全高:5066×1995×1130mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1250kg
●エンジン種類:65度V12 DOHC
●総排気量:6262cc
●最高出力:780ps
●最大トルク:760Nm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・100L
●トランスミッション:6速AMT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前265/35ZR20、後325/25ZR21
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