現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > フル電動スポーツカーのポルシェ・タイカンにグランツーリスモスポーツモデルの「GTS」を新設定

ここから本文です

フル電動スポーツカーのポルシェ・タイカンにグランツーリスモスポーツモデルの「GTS」を新設定

掲載 更新 3
フル電動スポーツカーのポルシェ・タイカンにグランツーリスモスポーツモデルの「GTS」を新設定

ポルシェがEVスポーツカーのタイカンに最大504kmの航続距離を実現した新グレードの「GTS」を設定して予約受注を開始。ローンチコントロール使用時オーバーブースト最高出力は440kW(598ps)を発生

 ポルシェ ジャパンは2021年11月17日、フル電動EVスポーツカーのタイカン(Taycan)にグランツーリスモスポーツモデルの「GTS」をラインアップし、同日より予約受注を開始した。車両価格は1807万円に設定する。

ポルシェのフル電動スポーツカー「タイカン」がアップデートを実施

 新設定のGTSは、タイカン4Sとタイカンターボの間に位置するグレードで、シリーズ中のスポーティなオールラウンダーという性格を有している。パワートレインは前後アクスルにモーターを1基ずつ配する、ツインモーターの4輪駆動システムで構成。モーター自体にはソレノイドコイルのヘアピン巻線を採用し、より多くの銅をステーターに組み込むことで、通常の巻線と体積は同じままで出力とトルクを向上させる。また、総容量93.4kWhのパフォーマンスバッテリープラスを搭載し、世界最高レベルの高速充電を実現する800Vの電圧システムを組み込んだ。スペックは最高出力380kW(517ps)、ローンチコントロール使用時オーバーブースト最高出力440kW(598ps)、最大トルク850Nmを発生。性能面では0→100km/h加速が3.7秒以内、最高速度が250km/hに達する。また、充電は普通充電(11kW AC)で0~100%を約9時間、急速充電(50kW DC)で0~80%を約93分でこなし、航続距離はWLTPモードで最大504kmを実現した。

 シャシーについてはGTS専用のチューニングを施すとともに、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を統合したアダプティブエアサスペンション、ハンドリングの応答性とコーナリング中のトラクション性能を高めるポルシェトルクベクタリングプラス(PTV Plus)を標準で装備。オプションで専用セッティングのリアアクスルステアリングも用意する。一方、制動機構には前φ360mmディスク+6ピストンアルミニウムモノブロックキャリパー/後φ358mmディスク+4ピストンアルミニウムモノブロックキャリパーを配したポルシェ サーフェスコーテッドブレーキ(PSCB)を採用。キャリパーはレッドで塗装した。

 エクステリアに関しては、ポルシェアクティブエアロダイナミクスシステム(PAA)(アクティブエアインテークフラップおよびアダプティブリアスポイラーを含む)や、ティンテッドのマトリックスビームLEDヘッドライトおよびポルシェダイナミックライトシステムプラス(PDLS Plus)、スポーツデザインのフロントエプロン、“GTS”ロゴをあしらったブラックのインレイを備えるサイドスカート、ブラックでカラーリングされたリアの“Taycan GTS”ロゴと“PORSCHE”ロゴを配したライトスリップ、ハイグロスブラック仕上げのサイドウィンドウトリム、ブラック仕上げのブラシュッドアルミニウムドアエントリーガード、ハイグロスブラックインレイ付のルーバーデザインリアディフューザーなどを専用装備して、スポーティかつ精悍なアピアランスを創出。足もとには、サテンブラック塗装の20インチタイカンターボSエアロホイール(フルカラーのポルシェクレストホイールセンターキャップ付)を装着する。また、ドライブ時の状況や気象条件に応じて日光を部分的に遮ることが可能なパーシャルシェードや、センターコンソールのPCMもしくはダイレクトタッチコントロールを操作すると可変セグメントの照度をリアルタイムで個別に調節できるライトを組み込んだサンシャインコントロールパノラミックルーフをオプション設定(2022年3月発売開始予定)。さらに、カーボンファイバー製のインレイや専用リアディフューザーなどで構成するカーボンスポーツデザインパッケージもオプションで用意した。

 内包するインテリアは、Race-Texのマイクロファイバー素材とブラックのスムースレザー、高品位な装飾ステッチ、そしてブラックアルマイト仕上げのブラッシュアルミニウムインテリアパッケージを採用して、エレガントかつダイナミックな雰囲気を強調したことが訴求点。また、Race-Tex仕上げのマルチファンクションGTスポーツステアリングや湾曲した16.8インチディスプレイ、ダイレクトタッチコントロール付のセンターコンソール、ステンレススチールのペダルパッドエッジなどを標準で装備する。さらに、前席には18way電動調節式のアダプティブスポーツシートを組み込み、合わせて前後席のヘッドレストには“GTS”ロゴを刻印した。

こんな記事も読まれています

井戸田潤が初代NSXに出会った!和製スーパーカーに一同ホレボレ!
井戸田潤が初代NSXに出会った!和製スーパーカーに一同ホレボレ!
グーネット
続報 マジで歴史的英断か!? 東海道新幹線に個室座席新設で1323席のルールが破られるのか?
続報 マジで歴史的英断か!? 東海道新幹線に個室座席新設で1323席のルールが破られるのか?
ベストカーWeb
もしや未来のレジェンドか!?!? 次世代電気自動車「Honda0(ゼロ)シリーズ」が衝撃 しかもほぼそのまま市販モデルになるってマジか
もしや未来のレジェンドか!?!? 次世代電気自動車「Honda0(ゼロ)シリーズ」が衝撃 しかもほぼそのまま市販モデルになるってマジか
ベストカーWeb
ガルウイングにした本当の理由は? AMG初の独自開発「SLS AMG」はメルセデス・ベンツ「300SL」の再来でした
ガルウイングにした本当の理由は? AMG初の独自開発「SLS AMG」はメルセデス・ベンツ「300SL」の再来でした
Auto Messe Web
RB、アイウェアブランド『HUGO Eyewear』とのパートナーシップ締結を発表
RB、アイウェアブランド『HUGO Eyewear』とのパートナーシップ締結を発表
AUTOSPORT web
「見た目」にビビなら買い! 日産ジューク・ハイブリッドへ試乗 内装とデジタル技術をアップデート
「見た目」にビビなら買い! 日産ジューク・ハイブリッドへ試乗 内装とデジタル技術をアップデート
AUTOCAR JAPAN
フォーミュラEが面白い! 日産とシェルの関係や過去のシーズンを知って、今期後半をもっと楽しもう
フォーミュラEが面白い! 日産とシェルの関係や過去のシーズンを知って、今期後半をもっと楽しもう
Auto Messe Web
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
AUTOSPORT web
ヨシムラSERTが転倒後に追い上げ優勝、3ART綿貫も3位。TSR、Étoileは無念のリタイア/EWC第1戦ル・マン24時間
ヨシムラSERTが転倒後に追い上げ優勝、3ART綿貫も3位。TSR、Étoileは無念のリタイア/EWC第1戦ル・マン24時間
AUTOSPORT web
ホンダの「V8スポーツカー」!? 500馬力超えの「FRマシン」! “NSX後継機”目された「HSV-010」とは
ホンダの「V8スポーツカー」!? 500馬力超えの「FRマシン」! “NSX後継機”目された「HSV-010」とは
くるまのニュース
アルファ・ロメオ 車名に "ケチ" つけた政治家へ苦言「名前より雇用守る努力をせよ」 中国企業に危機感
アルファ・ロメオ 車名に "ケチ" つけた政治家へ苦言「名前より雇用守る努力をせよ」 中国企業に危機感
AUTOCAR JAPAN
「彼は僕を見てさえいなかった」リカルド、接触時のストロールのオンボード映像を見て激怒/F1第5戦
「彼は僕を見てさえいなかった」リカルド、接触時のストロールのオンボード映像を見て激怒/F1第5戦
AUTOSPORT web
ハースのヒュルケンベルグが10位「最大限の結果を出した。重要な1点」小松代表は「完璧なレース」と喜ぶ/F1中国GP
ハースのヒュルケンベルグが10位「最大限の結果を出した。重要な1点」小松代表は「完璧なレース」と喜ぶ/F1中国GP
AUTOSPORT web
アロンソ「セーフティカーで戦略変更も、良いレースに。1周でいいからトップを走りたかったけどね」/F1中国GP
アロンソ「セーフティカーで戦略変更も、良いレースに。1周でいいからトップを走りたかったけどね」/F1中国GP
AUTOSPORT web
乗って納得の「ロープライス実力派」 ホンダWR-Vは背伸びしない、等身大のパートナー
乗って納得の「ロープライス実力派」 ホンダWR-Vは背伸びしない、等身大のパートナー
AUTOCAR JAPAN
ハミルトン「極端なセットアップ変更が、かつてないレベルのアンダーステアを引き起こした」メルセデス/F1中国GP
ハミルトン「極端なセットアップ変更が、かつてないレベルのアンダーステアを引き起こした」メルセデス/F1中国GP
AUTOSPORT web
経験を信じたWRTとリスクを避けたマンタイ。雨中のタイヤ選択がLMGT3上位の明暗分ける/WECイモラ
経験を信じたWRTとリスクを避けたマンタイ。雨中のタイヤ選択がLMGT3上位の明暗分ける/WECイモラ
AUTOSPORT web
レクサスが新たな「小さな高級車」展示! 全長4.2m級でも上質さ健在!? 「LBX」の実車見たユーザーの反響は? in 菅生
レクサスが新たな「小さな高級車」展示! 全長4.2m級でも上質さ健在!? 「LBX」の実車見たユーザーの反響は? in 菅生
くるまのニュース

みんなのコメント

3件
  • 本当にカービューは低所得層の肥溜めになったな。
    GTSってちなみにかなり買い取りが良いグレードですよ。

    ターボは買えないし要らない、だとしたらGTSって客が多いんですよ、ポルシェには。
    結構ポルシェの客も金無い人多いなと思ったけど。
  • 10年後150万円になる車です!中古車ては人気無いと思う!!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1370.03132.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

809.02680.0万円

中古車を検索
タイカンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1370.03132.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

809.02680.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村