現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > この新型アウトランダーはヒット間違いなし?長い間待ち望まれていた4代目三菱アウトランダーついに欧州上陸!

ここから本文です

この新型アウトランダーはヒット間違いなし?長い間待ち望まれていた4代目三菱アウトランダーついに欧州上陸!

掲載 19
この新型アウトランダーはヒット間違いなし?長い間待ち望まれていた4代目三菱アウトランダーついに欧州上陸!

三菱アウトランダー4:このアウトランダーはヒット間違いなし。三菱アウトランダーの4代目は、長い間待ち望まれていたが、ついに登場した。我々は早速試乗することができた!

4代目「三菱アウトランダー」は、9年前から世界中のモーターショーでコンセプトカーとして展示されていたが、2012年に発売された3代目は、日本では異例の12年間生産されていた。2016年の最初のスタディモデルは「グランドツアラーコンセプト(Grand Tourer Concept)」と呼ばれ、2019年には「エンゲルベルクツアラー(Engelberg Tourer )」というコンセプトモデルがあった。そのデザインはシリーズにほぼそのまま取り入れられた。

【さらばV8】新型「メルセデスG 500」を徹底テスト 電動アシスト付きの直6エンジンでも本物のGクラスなのか?

三菱の最新モデルはほとんどがルノー車のブランド変更車であるが、この車はプラットフォームを「日産エクストレイル」と共有していることを除けば、純粋な三菱車である。これは、2014年に三菱が導入した当時としては先駆的な成果であったプラグイン技術のさらなる発展形である。

アウトランダーの快適空間全幅は6cm増の1.86mと、よりボリューム感のあるサイズになった。全高も1.75mに拡大した。最上級モデルでは、ラグジュアリーパッケージ(2,000ユーロ=約33万円)にベントレー風のダイヤモンドステッチ入りのレザーシートが含まれている。運転席は、フロアから最大27cmの高さでやや高い位置にあり、エアコンやオーディオ用の物理スイッチが多数配置された、わかりやすく、長距離走行にも適したコックピットである。

一番良い場所は後部座席だ。30cmの高さがあり、背もたれは3段階に角度調整が可能だ。185cmを超える背の高い人を後部座席に乗せる場合は、ガラスサンルーフは避けた方が良いだろう。

三菱アウトランダーのコックピットは、エアコンやオーディオ用の物理スイッチが多数装備されておりストレスがないことから、長距離旅行に適していると言える。アウトランダーには合計3基のパワーユニットが搭載されている駆動システムは先代モデルのコンセプトを踏襲し、3基のパワーユニットを使用している。中心となるのは、136馬力の2.4リッターガソリンエンジンだ。ターボチャージャーは搭載されておらず、マルチポイントポート燃料噴射を採用しているため、長年にわたってトラブルフリーで稼働することが期待できる。フロントには、116馬力の電動モーターが搭載されている。

三菱アウトランダーには、やや荒々しいが、美しいシンプルさを持つ2.4リッター自然吸気エンジン(直噴なし)が搭載されている。このエンジンは2基の電動モーターによってサポートされている。リアアクスルには、さらに136馬力の電動モーターが搭載されている。センターコンソールのロータリーセレクターで3つのオフロードプログラムのいずれかを選択すると、リアの電動モーターが常に作動する。同じモーターがアクスルに195Nmのトルクを発生させるため、これはウィンタースポーツのスタートダッシュを助ける以上のものとなる。オフロード車ではないが、20cmの地上高を持つ「アウトランダー」は、林道を走るのに適している。

306馬力にもかかわらず、アウトランダーはゆったりとしたペースを好む3基のパワーユニットが力を合わせると、2.1トンの「アウトランダー」では平凡な加速に感じられるが、この巨大なSUVを0から100キロまで加速させるのに8秒弱しかかからない。アクセルをそっと踏めば、純粋に電気で走り出し、135km/hまで維持できる。メーカーによれば、電気のみで83~86km走行できるとのことだ。2014年のテストでは、初代アウトランダーPHEVは38km走行できた。さらにニューモデルには2つの進歩がある。走行音が格段に静かになった。坂道での耳障りな吠え声はほぼ解消され、4気筒ガソリンエンジンの以前の荒々しさもなくなった。旧型アウトランダーでは425kg弱だった積載量は620kgと大幅に増加している。

新型アウトランダーは、シンプルな内装が印象的だ間接的ながら正確なステアリングと、20インチのホイールにもかかわらず快適なサスペンションにより、アウトランダーは完璧なツーリングパートナーとなるだろう。ただし、過剰なほどうるさいアシスタント機能さえなければ・・・だが。少なくともその半分はEUの疑わしい法律のせいだが、一部の機能は、左側のハンドルスポークにあるプッシュボタンコントロールでオフにすることができる。そうすると、再び注意散漫警告が鳴り、「前を見てください」と警告する。

希望すれば、三菱アウトランダーには、2,000ユーロ(約33万円)の追加料金でラグジュアリーパッケージのダイヤモンドキルト加工レザーシートを装着することもできる。また、警告を発するだけでなくブレーキをかける車線逸脱警告システムは、ヨーロッパの制御恐怖症の人々にとっては、過剰な介入とみなされる。常に叱責されていると感じ、苛立つドライバーには、決して安全面でのプラスにはならない。

残念なことだ。それ以外は、車は純粋なリラクゼーションの場なのだから。ディーラーにはデモカーが用意されるから、アシスタント機能に耐えられるかどうか、自分自身で確かめてみるのが良いだろう。

三菱アウトランダーの荷室は495リットル~1,404リットルの容量がある。アウトランダーは多くのことをこなせるが、価格もそれなりにする49,900ユーロ(約822万円)の基本価格は決して安い金額ではない。360度カメラとランバーサポート付き運転席は標準装備だ。電動シート調整とシートヒーターを装備した「プラス」仕様は、さらに2,000ユーロ(約33万円)高くなる。「イントロ」仕様は54,990ユーロ(約905万円)からで、20インチホイール、ヘッドアップディスプレイ、電動式テールゲートを装備している。今回試乗した「トップ」仕様は、レザーシートとサンルーフを装備し、価格は59,490ユーロ(約980万円)だ。

三菱は高価な22.7kWhのバッテリーに対して、8年間または16万kmの保証を提供している。

オフロード走行用ではないが、20cmの地上高があるアウトランダーは、林道や水辺の横断を敬遠する必要はない。さらに、3つのオフロード走行プログラムが役立つ。結論:長年活躍した先代モデルからの主な進歩は、音響の快適性と積載量だ。306馬力のシステム出力はダイナミックな走りには向かない。車重が重いので、リラックスしたドライバー向きだ。ただし、煩わしいアシスト機能をオフにできる場合に限る。

Text: Rolf KleinPhoto: Mitsubishi Motors

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新型ルノー メガーヌ登場 BEVクロスオーバーの実力と性能は?ドライビングテストを含む全情報をお届け!
新型ルノー メガーヌ登場 BEVクロスオーバーの実力と性能は?ドライビングテストを含む全情報をお届け!
AutoBild Japan
「ポルシェ911カレラT」に試乗!これが最後のマニュアルトランスミッション搭載の911なのか!?
「ポルシェ911カレラT」に試乗!これが最後のマニュアルトランスミッション搭載の911なのか!?
AutoBild Japan
改良され更なる進化を遂げた新型ポルシェ911 全モデルの価格、デザイン、技術、911カレラSと991 GTSの走行性能をレポート!
改良され更なる進化を遂げた新型ポルシェ911 全モデルの価格、デザイン、技術、911カレラSと991 GTSの走行性能をレポート!
AutoBild Japan
【アップデート情報!】50年以上メルセデス・ベンツSクラスは威風堂々と街中を走り続けている 現行W223モデルの包括的な技術アップデート情報!
【アップデート情報!】50年以上メルセデス・ベンツSクラスは威風堂々と街中を走り続けている 現行W223モデルの包括的な技術アップデート情報!
AutoBild Japan
【10年ひと昔の新車】スズキ ワゴンR & ワゴンRスティングレーの完成度は驚異的だった
【10年ひと昔の新車】スズキ ワゴンR & ワゴンRスティングレーの完成度は驚異的だった
Webモーターマガジン
3代目ルノー メガーヌは気軽に欧州テイストが味わえるクルマに仕上がっていた【10年ひと昔の新車】
3代目ルノー メガーヌは気軽に欧州テイストが味わえるクルマに仕上がっていた【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
侮れない選択肢──新型スバル フォレスターSPORT EX試乗記
侮れない選択肢──新型スバル フォレスターSPORT EX試乗記
GQ JAPAN
1.8Lターボ搭載の新型スバル フォレスターSPORTから感じた、懐かしさと上質な走り味の好バランス
1.8Lターボ搭載の新型スバル フォレスターSPORTから感じた、懐かしさと上質な走り味の好バランス
Webモーターマガジン
ステーションワゴン熱上昇中! いまホットな3つの新型ワゴンをクローズアップ
ステーションワゴン熱上昇中! いまホットな3つの新型ワゴンをクローズアップ
グーネット
スバル新型「フォレスター スポーツ」がスゴい! パワフルな水平対向ターボ&初の「アイサイトX」がめっちゃイイ! 全方位で進化した「最新SUV」の実力は?
スバル新型「フォレスター スポーツ」がスゴい! パワフルな水平対向ターボ&初の「アイサイトX」がめっちゃイイ! 全方位で進化した「最新SUV」の実力は?
くるまのニュース
「キャトル」30年ぶりに復活 新型ルノー4 E-テック 革新的で実用的な電動世代
「キャトル」30年ぶりに復活 新型ルノー4 E-テック 革新的で実用的な電動世代
AUTOCAR JAPAN
【ドイツ車対フランス車対アメ車】一番楽しいサーキット用ツールはどれ? アウディR8 GTとアルピーヌA110 RとコルベットZ06の比較テスト
【ドイツ車対フランス車対アメ車】一番楽しいサーキット用ツールはどれ? アウディR8 GTとアルピーヌA110 RとコルベットZ06の比較テスト
AutoBild Japan
ホンダeへ通じる「もどかしさ」 ミニ・エースマン E 硬い乗り心地に200kmは本当に丁度良い?
ホンダeへ通じる「もどかしさ」 ミニ・エースマン E 硬い乗り心地に200kmは本当に丁度良い?
AUTOCAR JAPAN
世界中で人気のミドルSUVがフルモデルチェンジで正常進化! スバル新型「フォレスター」発表 販売店に寄せられるさまざまな声とは
世界中で人気のミドルSUVがフルモデルチェンジで正常進化! スバル新型「フォレスター」発表 販売店に寄せられるさまざまな声とは
VAGUE
デザイン一新!キャデラック 新型「エスカレード」アメリカンラグジュアリー体現するSUV
デザイン一新!キャデラック 新型「エスカレード」アメリカンラグジュアリー体現するSUV
グーネット
【米国】スバル「新型SUV」初公開! 3年ぶり“大刷新”で “338馬力”の「ソルテラ」登場! 初の「光る“六連星”」&斬新「ツルツル顔」の「新モデル」登場
【米国】スバル「新型SUV」初公開! 3年ぶり“大刷新”で “338馬力”の「ソルテラ」登場! 初の「光る“六連星”」&斬新「ツルツル顔」の「新モデル」登場
くるまのニュース
レクサス斬新「“4人乗り”セダン」がスゴイ! スライドドア&斬新「ハンドル&シフト」採用の「LF-ZC」! 4.7m級のクーペ風ボディもイイ「コンセプトモデル」とは
レクサス斬新「“4人乗り”セダン」がスゴイ! スライドドア&斬新「ハンドル&シフト」採用の「LF-ZC」! 4.7m級のクーペ風ボディもイイ「コンセプトモデル」とは
くるまのニュース
メルセデス・ベンツ新型『CLA with EQテクノロジー』 約900万円から欧州発売 高効率を実現
メルセデス・ベンツ新型『CLA with EQテクノロジー』 約900万円から欧州発売 高効率を実現
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

19件
  • hir********
    イギリス人が980万で買うアウタランダーを日本では補助金込みで600万円で買える。
    外車なんかかってねぇで国産車を買う方が幸せになれるよ。
  • ayn********
    搭載バッテリーの関係もあるけど、もう少しサイズが小さいと良いんだけどな。
    エクリプスクロスとの中間サイズ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267 . 6万円 335 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27 . 0万円 688 . 0万円

中古車を検索
三菱 アウトランダーの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267 . 6万円 335 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27 . 0万円 688 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村