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ハミルトン、母国イギリスGPの無観客開催案に落胆も「それでもレースを心待ちにしている」

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ハミルトン、母国イギリスGPの無観客開催案に落胆も「それでもレースを心待ちにしている」

 メルセデスF1チームのルイス・ハミルトンは、全くグランプリを開催しないよりは、無観客でもレースを実施する方がいいが、それでもファンがいないサーキットを走ることを考えるとむなしい気持ちになると語った。

 コロナウイルス禍によりシーズン前半の10戦が延期あるいは中止となっているなか、F1は2020年シーズン始動のために懸命に取り組んでおり、状況が許せば、7月初旬にオーストリアで開幕することを目指すとしている。

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 しかし、開幕した後も、COVID-19の感染拡大リスクを軽減するため、夏に行われる全レースが無観客での開催となる見込みだ。

 母国イギリスGPで無人のグランドスタンドを前にシルバーストンを走ることになりそうだと知った時の気持ちを、ハミルトンは次のように説明した。

「すごくむなしい気分になったよ。あのレースはファンのおかげで成り立っているのだから」とハミルトンはメルセデスのYouTubeチャンネルでのビデオインタビューで話した。6度のチャンピオン獲得経験を持つハミルトンは、ここまでイギリスGPで6勝を収めている。

「世界中どこでも、ファンが多ければ多いだけ、すごく雰囲気がよくなる。だからシルバーストンやモンツァは素晴らしいんだ。(無観客のサーキットを走ると)すごくむなしい気持ちになると思う」

「テレビで見ている人たちがどれだけ楽しんでくれるか分からないけど、それでもレースをやらないよりはいいよね」

 ハミルトンは、“ゴーストレース”ではテストで走っているような気分になると予想している。

「僕らにとってはテストのようになるかもしれない。もしかしたら、テストデーよりもひどいかもね。テストの時のバルセロナには、大勢ではないとはいえ、何人かは見に来てくれるから」

「けれども今回の場合は観衆がまったくいなくて、ただ空っぽのスタンドを眺めながら走ることになる」

■「早くコースに戻ってW11のポテンシャルを確かめたい」とハミルトン
 メルボルンでのオーストラリアGPが1回目のフリー走行開始数時間前に中止になったことを振り返ったハミルトンは、「制度に大きな衝撃を与えた」出来事だったと振り返った。

「あの木曜日、自分たちがここにいるべきか否かについて、僕は自分の意見を述べた」

「次の日に目を覚ました時は、これからマシンに乗り込むんだという興奮を覚えていたが、その後、コースには出られないと聞いた。ひどく非現実的に思えたよ」

「その後、何が起きるのか分からなかった。1回目のフリー走行は走れなくても、2回目と予選は実施されるかもしれないと思った。あの週末に過ごした時間はきついものだった」

 他のドライバーたちと同様に、ハミルトンもまたメルセデスの2020年型マシンW11の性能をグランプリの週末に評価できる時を待ち焦がれている。

「十分走って、自分のマシンのポテンシャルをフルに発揮したというドライバーは、まだ誰もいない。早くコースに戻りたい。走れる日を心待ちにしている」

「自分が大好きなこと、自分がやっていることへの感謝の気持ちを、より一層強く感じるはずだ。そういう面においては良いことといっていいかもしれない」

「今の経験が、より大きなエネルギーとひらめきを与えてくれる。この素晴らしいチームと仕事を続けていきたいという思いを強くさせてくれるんだ。だからこれからのことを考えるとわくわくするよ」

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