■日本で「マーチ」再販なるか!?
日産は、欧州向けに6代目となる新型「マイクラ」を発表しました。
【画像】超カッコいい! これが日産「新型コンパクトカー」です!
マイクラは、日本では「マーチ」の車名で販売していた小型ハッチバック。1982年の初代から2022年の日本向けの生産終了まで、4代にわたって愛されてきました。
一方、5代目は日本には導入されず、2025年後半の欧州デビューが予告されている6代目マイクラも現時点では日本導入はアナウンスされていません。
新型マイクラはEVになると言いますが、日本導入の可能性はあるのでしょうか。
初代マーチ(欧州名マイクラ)は、1981年の東京モーターショーにコンセプトカー「NX-018」として出展され、それ以降、日産コンパクトカーの顔として親しまれてきました。
筆者(塚田勝弘)は、マーチといえば2002年発売の3代目登場時に「マーチは10年持つデザインが必要」という開発陣の言葉を思い出します。マーチは、モデルライフが長く、多くの人から愛されるデザインを特徴としてきたのは間違いありません。
メインターゲットであった女性ユーザーのみならず、3代目(K12型)の「12SR」のようなスポーティモデルもありましたが、タイで生産されていた4代目をもって日本での発売を終えました。
残念ながらヒット作とはならなかった4代目は、どこで生産されたかだけが問題ではなかったように思われ、軽ハイトワゴンや軽スーパーハイトワゴンなどの軽自動車人気に押されたのもあるでしょう。
しかし、内外装のデザインや質感、走りの完成度などでユーザーの厳しい審美眼に応えられなかった可能性もあり、率直にいえば、3代目までが備えていた日産や開発陣の本気度(コストの制約があっても)が思いのほか伝わらなかったのかもしれません。
そんななか、時代と市場環境は変わり、とくに欧州ではコンパクトカーのEV化が急速に進んでいます。
EVも設定するMINIファミリーやフィアット「500e」「600e」、アルファロメオ「ジュニア」など、コンパクトカーやコンパクトクロスオーバーの電動化が進んでおり、これらの欧州モデルは続々と日本に上陸しています。
Bセグメントハッチバックである新型マイクラもEV化されているのがポイント。存在感のあるタイヤ&ホイールやフェンダーアーチ、クロスオーバーSUVのような外観が与えられています。
また、3代目マーチを彷彿とさせる丸型ヘッドライトに加えて、6代目はテールランプのヘッドライトと呼応するような丸型になっていて、写真を見る限り現行MINIクーパーなどに負けない存在感があります。
先述したように、3代目までのマーチが支持されてきた大きな理由にデザインがあります。
日産は軽EV「サクラ」で好調な出だしを切ったものの、販売面は減速気味。サクラの航続距離180km(WLTCモード)に対し、新型マイクラは、40kWhモデルが308km、52kWhモデルが408km(いずれも社内測定値)と、後者であれば倍以上長くなっています。
さらに、欧州仕様は、100kW出力の急速充電器(40kWhバッテリー仕様の場合は最大80kW)を使えば、30分で15%から80%への急速充電が完了します。
マイクラだったら、サクラの航続距離に不安のある人に訴求できるのはもちろん、326リットル(VDA)という実用的な荷室容量を確保するラゲッジスペースなど、実用性の高さも期待できます。
都市部など1台だけクルマを所有するユーザーのなかには、「軽自動車ではちょっと…」というニーズもあり、こうした需要にも応えてくれそうです。
全長4m未満、全幅1.8mというサイズも日本の狭い道路や駐車場事情にもマッチします。
急速充電器などのインフラ問題や残価率の低さなどもあり、日本ではEVの存在感は一向に高まっていません。しかし、郊外だけでなく都市部でのガソリンスタンドの減少、高止まりしている原油高(ガソリン高)などもあり、EVならではの利点もあります。
また、BYDが2026年にも軽自動車EVを日本に導入するとアナウンス済みで、EVの注目度が高まることも考えられます。
災害時やアウトドアなどで重宝する給電機能の「V2L」にも対応する新型マイクラ。繰り返しになりますが、日本で新型マーチの車名で発売されるかは、現時点ではアナウンスされていません。
現状では、残念ながら発売の可能性は低そうですが、新型モデルの品揃えで苦戦する日産のラインナップからしても日本での発売を期待したいところです。(塚田 勝弘)
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