WRCは、新型コロナウイルスの影響で中断されていた2020年シーズンについて、暫定版の改訂カレンダーを発表した。開催が疑問視されていたラリー・ジャパンは、当初の予定通り11月19~22日に開催される事になっている。
今季はモンテカルロ、スウェーデン、メキシコの3ラウンドを実施した段階で、中断を余儀なくされていたWRC。フィンランドやニュージーランド、ラリーGBなどいくつかのラリーが中止される中、FIAとWRCプロモーターは7月2日にプレスリリースを発行。9月から11月にかけて5つのイベントを開催する計画を明かした。
■WRC、2021年の開催国が一部承認。今季の再開予定は依然として不明
シーズン再開後最初のイベントとなるのは、カレンダーに新たに追加されたエストニア(9月4~6日)。続いてトルコ(9月24~27日)およびドイツ(10月15~18日)でイベントが行なわれる。
開催が延期されていたラリー・イタリアは、当初ラリーGBが予定されていた10月29日~11月1日に設定された。一方、ラリー・ジャパンはスケジュールの変更なく、11月19~22日に開催される。
また、クロアチアやベルギーでのラリー開催については交渉中だという。
「本日の発表は、2020年のWRCが再開することを明確に示すものだ」と、 WRCプロモーターのマネージングディレクターであるオリバー・チースラは語った。
「WRCプロモーターは例外的な状況下で、FIAや参戦チーム、および開催する可能性のあるラリーと粘り強く作業をし、カレンダーを改訂した。本日のニュースにより、WRCは最適なタイミングで再スタートし、世界選手権にふさわしいシーズンを確保することができる」
「エストニアとイタリアのファンは、WRCに対して大きな情熱を持っている。9月のチャンピオンシップ再開に向けて、今から急速に期待が高まっていくだろう」
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