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【35年の歴史で初の四輪駆動】BMW M3とM4にM xドライブ採用 M3ツーリングも登場予定

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【35年の歴史で初の四輪駆動】BMW M3とM4にM xドライブ採用 M3ツーリングも登場予定

四輪駆動がオプションで選択可能に

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

【画像】最新G80型M3とG82型M4のコンペティション M xドライブを写真で比較 全50枚

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)


35年の歴史を持つBMW M3は、初めて四輪駆動がオプションとして選択可能になる。

最新のM3コンペティション M xドライブと、メカニズムを共有するクーペのM4コンペティション M xドライブを、2021年7月から生産するとBMWは明らかにした。

英国での価格はM3コンペティション M xドライブが7万7015ポンド(1155万円)からで、同M4が7万8315ポンド(1174万円)から。後輪駆動のコンペティションより、それぞれ2260ポンド(34万円)高となる。

四輪駆動とすることで、車重は50kgほど増加。M3のM xドライブで1730kg、M4のM xドライブで1725kgに仕上がる。BMWによれば、非の打ち所がない実用性とサーキットフォーカスの動的性能を両立したと自信を見せる。

3.0Lの直列6気筒ツインターボエンジンの最高出力は510ps、最大トルクは66.1kg-mで、通常のコンペティションと同値。そのかわりトラクションの向上により、0-100km/h加速は0.4秒も縮め、3.9秒から3.5秒へ短くなっている。

ちなみに、992型のポルシェ911 カレラ4Sよりわずかに速い。加えて、Mモデルとして重要な動的性能の特長にも変化が生まれている。

エンジンのパワーは8速ATへ送られ、後輪を主役としながら四輪を駆動。また電子制御のアクティブ・リアデファレンシャルは、必要に応じてリアタイヤ左右へのパワー分配率を調整する。

ダイナミックな動的性能を拡張

クラシカルなMスタイルとして通常は後輪駆動が主体の四輪駆動だが、スポーツ・モードではさらに後輪への依存度が高くなり、2WDモードでは完全な後輪駆動状態となる。フロントタイヤ側のドライブシャフトは、切り離されるという。

M xドライブ・システムはトランスファー・ケース内に電子制御マルチプレート・クラッチを内蔵。パワー伝達を滑らかに行い、最適化されたオイル供給システムで、ハードな走行時でも優れたパフォーマンスを維持する。

トラクション・コントロールなどの制御系も専用開発のもので、トラクション低下を最小限に留める。ダイナミックな動的性能を拡張し、ドリフト状態を制御しながらパワフルなコーナリングを可能にしたと主張する。

ドライブトレイン以外にも改良が加えられ、特注のステアリング・レシオと再設計されたフロント・ストラットを採用。フロントアクスルのジオメトリも専用設定となっている。

M3とM4コンペティション M xドライブは、M4コンバーチブルより数か月先に英国へは上陸する予定。さらに待望のステーションワゴン、M3ツーリングも2022年に発売される見込みとなっている。

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