2022年F1シーズンを通して、毎戦全20人のドライバーの評価/採点を行ったベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、シーズン全体を振り返り、独自の視点で2022年のトップ10ドライバーを選出した。10人のドライバーについての彼のレビューを添えて、カウントダウン方式で10位から1位までを紹介していく。
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【独自ランキング:2022年F1トップ10ドライバー】8位:フェルナンド・アロンソ/伝説的なスキルを見せ続けた41歳
■7位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
ペレスは2022年は非常に好調なスタートを切り、ジェッダではマックス・フェルスタッペンを破ってポールポジションを獲得した。このころのペレスは、シーズンを通してフェルスタッペンと互角に戦い、タイトル争いに加われるという期待を抱いていたのではないだろうか。
モナコでの勝利により、チームメイトとのポイント差はわずか15点になった。だが、レッドブルがRB18の開発を、シーズン序盤に抱えていた過剰なアンダーステアを解決する方向で進めていった結果、ペレスの輝きは薄れていった。シンガポールでは勝利を挙げたものの、それを除けばチームメイトに匹敵するような走りを見せることができなくなり、ランキングも最終的に3位どまりだった。
シーズン序盤のパフォーマンスは予想されたよりもずっと良かったものの、シーズン後半戦には、過去に苦労した前任者ピエール・ガスリーやアレクサンダー・アルボンより良くないことが何度もあった。モナコGP前に2年間の契約延長が確定していたのはラッキーだったといえるだろう。それ以降まで交渉が長引いていたら、ペレスが2023年にレースシートを確保できたかどうか定かではない。
とはいえリザルトの面では、ペレスのF1キャリアのなかでベストのシーズンであり、わずか3カ月とはいえ、フェルスタッペンを手こずらせたことは評価できる。フェルスタッペンがチームメイト相手にこれほど苦戦したのは、2018年シーズン序盤のリカルド時代以来のことだった。しかしペレスもリカルド同様、結局はフェルスタッペンに引き離されていった。
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