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「打倒VTECを掲げて進化を続けるAW11」900キロ台の軽量ボディと220馬力の強心臓で勝負!

掲載 更新 48
「打倒VTECを掲げて進化を続けるAW11」900キロ台の軽量ボディと220馬力の強心臓で勝負!

現代車には無い超ダイレクトなフィーリングが魅力!

ブーストアップで220psオーバーを発揮

「この輝きはもはや芸術品レベル!」美しさと速さを兼ね備えた550馬力のZ32改

今回紹介するのは、『打倒VTEC』を胸にMR2チューンの名門“TBS”でチューニングを進めているオーナーの愛機だ。

「サーキットでインテグラタイプRに全く歯が立たなくて…」。その時の悔しさがチューニングの原動力というわけだが、現在はVTEC勢と真っ向勝負できるハイスペック仕様にまで進化している。

心臓部の4A-GZエンジンは、腰下に純正0.5mmオーバーサイズピストンを投入し、ヘッドにはビッグバルブや戸田レーシング製ハイカム(IN/EX264度)をインストール。排気系もTBS製76φフロントパイプ&ステンレスマフラーで効率アップ済みだ。

スーパーチャージャーは、本体とクランクの両プーリーを交換して限界まで増速。そこにTBSオリジナルのROMチューンを組み合わせることで、最大ブースト圧1.0キロ時にオーバー220psを絞り出している。

「ハイパワーな上に9000rpmまで回せます。9000rpmっていうとパワーバンドは外れますが、サーキットのコーナーで3速を引っぱりたい時ななどに有効ですね」とオーナー。

ミッションは、ベルハウジングを加工してZZT23♯系セリカの6速を搭載。ギヤ比のクロス化によって加速性能が向上するのはもちろん、ノーマルの5速MTよりコンパクトで軽いため、リヤセクションの大幅な軽量化にも繋がるのだ。

足回りは、TBS製レーシングギヤ車高調を軸に構築。リヤミッドシップのAW11はフロントに荷重を乗せにくく、コーナリング初期のアンダーステア傾向が強い。その特性を解消するべく、減衰力からスプリングまで徹底的に煮詰めている。

ちなみに、サスアームの角度を補正するロールセンターアダプターも装着されているが、そのままだとリヤはバンプアウトが強くなってピーキーさが顔を出す。そこでリヤのナンバー2アームをTBSの調整式に変更して、不要なトー変化を抑制している。

室内はサイドバー付きのロールケージが組まれているものの、フロアカーペットはもちろん、エアコンやオーディオまで装備の快適仕様。ステアリングコラム上のメーターはブースト圧だ。

エクステリアは個性的な仕上がりだ。フロント&リヤバンパー、ドア、トランクリッド、ボンネットは全てTBSオリジナルのカーボン製。その他、アクリルウインドウなど軽量パーツを多数投入し、車重は900kg少々まで絞り込まれている。

「元々チューニングは計画していたんですが、サーキットを走って火が付いた感じですね。まだまだミッドシップを乗りこなせてないので腕を磨きます!」とオーナー。打倒VTECを誓うオーナーの戦いは、これからも続いていくのだ。(OPTION誌2011年10月号より抜粋)

●取材協力:テクニカルサロンベースサイド 埼玉県入間市宮寺2322-20 TEL:04-2935-0376

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