英国再導入は時間の問題か
三菱自動車は、欧州事業再建の一環として、英国市場への再参入を「優先すべき」計画としている。
同社は2021年のコロナ禍による世界的な販売不振を受け、グローバル市場戦略の根本的な見直しを図った。その結果、英国を含む欧州市場から一時撤退した。
欧州地域の責任者を務めるフランク・クロル氏は、「市場規模とポテンシャルを考慮すると、英国は優先すべき市場なのですが、適切なラインナップを揃える必要があります」と述べている。
昨年、三菱はルノー・ルーテシア(クリオ)をベースにした『コルト』と、キャプチャーをベースにした『ASX』を携え、欧州の主要地域に復帰を果たした。
今年に入ってからは、過去に英国におけるPHEV販売で首位を記録したこともある『アウトランダーPHEV』の新型を欧州で販売開始。
7月1日には、ルノー・シンビオズをベースとした『グランディス』を発表し、ラインナップを拡充する予定だ。さらに、今秋、ルノー・セニックや日産アリアとプラットフォームを共有する新型電動SUVを投入予定で、これは次期型『エクリプス・クロス』と予想されている。
一方で、現行のエクリプス・クロスや低価格帯の小型車『スペーススター(ミラージュ)』については、EUの新たな一般安全規制(GSR2)に適合しないため、生産終了に向けてフェードアウトしていくという。
クロール氏は、英国市場向けのラインナップ候補として、新型セニックの姉妹車や、新型アウトランダーPHEVを挙げている。これらのモデルは、ルノーベースのコルトやASXよりもブランド価値をより明確に表現することができるだろう。
なお、新型アウトランダーの登場時期に関しては明かされなかったが、現行型は2021年にデビューしており、2027年ごろの改良が予想される。
三菱は、英国市場において今でも一定の認知度を保っているが、そのアドバンテージを活かすには迅速な対応が求められる。
「販売の空白期間が長くなることは避けたい。真剣に検討すべき課題です」とクロール氏は語った。
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