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フェルスタッペンが今季3度目のPP。新人アントネッリが健闘3番手【予選レポート/F1第6戦マイアミGP】

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フェルスタッペンが今季3度目のPP。新人アントネッリが健闘3番手【予選レポート/F1第6戦マイアミGP】

 現地時間5月3日、2025年F1第6戦マイアミGPの予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がキャリア通算43回目/今季3度目のポールポジションを獲得した。

 2番手にランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続き、角田裕毅(レッドブル)は10番手となった。

【順位結果】2025年F1第6戦マイアミGP 予選

 雨絡みのスプリント終了から約3時間が経過し、マイアミ・インターナショナル・オートドロームは完全なドライコンディションとなった。最初の予選Q1は、気温29度、路面温度44度、湿度63パーセントというコンディションで開始された。


■Q1:フェルスタッペン最速。新人ボルトレートはヒュルケンベルグを上回る

 18分間のQ1。多くの車両がユーズドでQ1最初のアタックに臨むなか、ピアストリが1分27秒307をマークし暫定首位につける。0.266秒差の2番手に9周ユーズドのタイヤでフェルスタッペンが続く。一方、角田の最初のアタックは1分28秒765と振るわず、フェルスタッペンから1.192秒遅れの15番手に。

 セッション後半、各車ニュータイヤに履き替えると、フェルスタッペンが1分26秒870をマークし首位の座を堅持する。同じくニュータイヤに履き替えた角田は自己ベストを1分27秒486まで伸ばすも、首位のフェルスタッペンから0.616秒差の暫定13番手でセッション終盤へ。

 終盤、安全圏のフェルスタッペンを除く19台がアタック入りし、角田はここで2セット目のニュータイヤを投入した。角田はセクター1、セクター3で自己ベストに届かずも、セクター2でタイムを稼ぎ、フェルスタッペンから0.428秒差の9番手でQ2進出を決めた。

 Q1最速はフェルスタッペン、2番手にターン16でわずかにウォールにヒットしたノリス、3番手にピアストリが続いた。

 Q1敗退は16番手ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、17番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、18番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、19番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、20番手オリバー・ベアマン(ハース)の5台となった。

 なお、新人ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)はヒュルケンベルグのミスもあり、チームメイトを0.130秒上回り、11番手でQ2進出を決めている。


■Q2:角田裕毅が健闘。ハミルトン敗退の波乱

 15分間のQ2は各車序盤からニュータイヤを投入。真っ先にアタックに入ったフェルスタッペンが1分26秒643を叩き出し、Q2でも首位を守る。続けて角田もアタックし、フェルスタッペンから0.506秒差となる。

 ただ、続けてピアストリがフェルスタッペンを0.374秒上回り、1分26秒269で首位に浮上。さらに暫定2番手にノリス、暫定3番手にスプリントポールのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続き、フェルスタッペンは暫定4番手、角田は暫定9番手でセッション後半を迎えた。

 角田は残り3分以上を残した早めのタイミングにラストアタックへ入ると、セクター1&2で自己ベストを更新。ただ、セクター3で出遅れ1分26秒959の暫定8番手に。

 ただ、角田の後から複数のドライバーがチェッカーを受けるも、角田の前にポジションを上げたのは3番手に飛び込んだジョージ・ラッセル(メルセデス)のみ。最終的に角田は9番手でQ3進出を決めた。

 なお、Q2のトップ10はピアストリ、ノリス、ラッセル、アントネッリ、フェルスタッペン、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、角田、エステバン・オコン(ハース)というオーダーに。

 Q2敗退は11番手アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、12番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、13番手ボルトレート、14番手ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、15番手リアム・ローソン(レーシングブルズ)の5台となった。

 スプリントを3位で終えていたハミルトンだったが、最終ターン17でミスがあり、Q3進出を逃すかたちとなった。


■Q3:フェルスタッペンがポールポジション獲得。新人アントネッリが健闘の3番手

 ポールポジションを決める最終Q3は12分間のセッション。セッション前半からニュータイヤを履いたのはノリス、ピアストリ、フェルスタッペン、ラッセル、アントネッリ、ルクレールの6台。

 まずはフェルスタッペンが1分26秒492をマーク。続けてノリスが0.003秒差の2番手、0.017秒差の3番手にピアストリと、トップ3は僅差の戦いに。なお、ノリス、ラッセル、ルクレールはターン17でミス。ニュータイヤを残せていないルクレールはここではタイムを記録せずにピットへ戻ることに。

 角田はユーズドでQ3最初のアタックに臨み、フェルスタッペンから1.166秒差の1分27秒658を記録し暫定9番手に。残り4分を切り、ルクレールを除く9台がニュータイヤに履き替えると、最後のアタックを迎えた。

 セクター1でフェルスタッペンが28.246秒を叩き出すと、そのラップを1分26秒204でまとめ、フェルスタッペンがキャリア通算43回目、今季3度目となるポールポジションを獲得した。

 0.065秒差の2番手にノリス、0.067秒差の3番手にアントネッリが続いた。以下、4番手ピアストリ、5番手ラッセル、6番手サインツ、7番手アルボン、8番手にユーズドタイヤでのアタックとなったルクレール、9番手オコン、10番手角田となった。

 角田は最終アタックで1分26秒943までタイムを縮めるも、フェルスタッペンとは0.739秒差、9番手オコンとは0.119秒差で予選を終えた。

 2025年F1第6戦マイアミGP、57周の決勝レースは日本時間5時(現地時間4日16時)にスタートが切られる予定だ。

[オートスポーツweb 2025年05月04日]

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