アメリカで圧倒的な人気を誇るストックカーシリーズ、NASCARのスタードライバーであるカイル・ブッシュが、2020年1月末に行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースに、エイム・バッサー・サリバン(AVS)のレクサスRC F GT3で参戦することがアナウンスされた。
ジョー・ギブス・レーシングのトヨタ・カムリをドライブする2015年のNASCARシリーズチャンピオンは来年1月、北米スポーツカーシリーズの開幕戦にしてハイライトである“ロレックス24”へのデビューを果たす。
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この発表は11月4日、トヨタとレクサスのチームメンバー向けの恒例イベントとして、毎年この時期にテキサス州プラノにあるトヨタ・ノースアメリカ本社で開催されている“モータースポーツデー”のなかで行われた。
「レクサス・モータースポーツ、エイム・バッサー・サリバン、トヨタの関係者全員に、この機会を与えてくれたことに感謝したい」と語ったブッシュ。
「ロレックス24のような象徴的なレースを走るチャンスを持つことは、僕が以前から考え、やりたかったことなんだ」
「トヨタとのパートナーシップと僕たちが一緒になって歩んできた歴史は信じられないほど素晴らしいものだ。僕はその歴史を続けたいと思っているし、できればトロフィーコレクションの中に自分のロレックス・デイトナを加えたいと思っているよ」
キャリア通算207勝という記録を持つブッシュは、2015年にトヨタで最初のNASCARカップシリーズのドライバーズチャンピオンを獲得。トヨタでは3つのNASCARシリーズ戦で通算186勝を挙げ、日本メーカー史上最多の勝利数を誇るドライバーとなっている。
また、2019年シーズンは第25戦ダーリントンでモンスターエナジーNASCARカップのレギュラーシーズンタイトルを獲得しており、残り2戦となった“プレーオフ”で自身2度目となる年間王者獲得を狙っている最中だ。
そんなブッシュの起用を発表したAVSは、2019年に立ち上げられた新しいチームだ。同年にIMSAシリーズのGTデイトナ(GTD)クラスに初参戦したチームは2台のレクサスRC F GT3を走らせ、14号車(リチャード・ハイスタンド/ジャック・ホークスワース組)がシーズン2勝をマーク。シリーズランキング6位となった。
チームの共同オーナーを務めるジミー・バッサーは「レーシングドライバーとして優れた才能を持つカイルをチームに迎え、ロレックス24で2020年シーズンをスタートできることをうれしく思う」とコメント。
「カイルは自身がさまざまな形式のモータースポーツで競い、そこで勝利できることを証明している。我々は、彼がデイトナでレクサスRC F GT3をドライブすることを楽しみにしているんだ」
また、レクサス事業部マーケティング担当副社長のリサ・マテラッツォは「カイルは10年以上にわたってトヨタファミリーの一員」であるとし、「トヨタのNASCARプログラムでもっとも勝利したドライバーだ」と評した。
「彼はこの間にトヨタで先駆者となる非常に多くのことを成し遂げおり、今回決まったデイトナでのロレックス24のような世界的なイベントで、彼がエイム・バッサー・サリバンに加わって、レクサスRC F GT3をドライブしてくれるのはこの上ない喜びだ」と述べている。
NASCARのスタードライバーを開幕戦で起用するAVS。チームは2020年のフルシーズンドライバーをまだアナウンスしていないが、ホークスワースの継続参戦は確認済みだ。
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