心臓部は3S改2.2L+GT30プロSターボ仕様!?
とことん速さを求めたミニ・モンスター完成!
「パワーを求めて3Sターボを換装したBMWミニの衝撃」3速でもホイールスピンが止まらないジャジャ馬っぷり!
英国を代表する名車、ミニ(MINI)。2001年以降はBMW傘下となっているので純粋な英国車ではないが、キュートなルックスで大人気の輸入車だ。
初代ミニはラリーなどにも参加していたこともあってスポーティな印象も強かったが、BMW傘下に入ってからのモデルはオシャレなタウンカーといったところ。ただし、トップモデルの『クーパーS』だけはハイパワーエンジンを搭載したホットモデルという設定。今回のベースマシンとなっている2代目では、1.6L+スーパーチャージャーによって170psをマークしているのだ。
そんなクーパーSを衝動買いしたオーナーだったが、実際に乗ってみると「どーなっとんねん。スーパーチャージャーを付け忘れたんとちゃうか?」とガックリ。どうにか速くならないものかと、輸入車チューニングショップでチューニングを開始。しかし、このクーパーSの1.6Lエンジンというのが曲者で、どうイジっても速くならない。それどころか、手を加えているうちに3機もエンジンブローしてしまったという。
そこで、こうなったら国産チューンドエンジンにスワップしよう!と、名門“エスプリ”の門を叩いたのだ。
「いきなりミニに3S-GTを載せてくれと言うから、正直困ったわな。そんな無茶しなくてもノーマルエンジンをキチンとチューニングすれば?って勧めたんやけど、オーナーはヤバいくらい速くしたいという。まぁ、実際にクルマを見てみるとスペース的にはどうにかなりそうやし、費用も期間もウチに任せてくれるなら、ってこと引き受けたのよ」とエスプリの前川代表。とりあえず、SW20用のエンジンとミッションを用意して、製作を開始することになった。
ちなみに、搭載されているエンジンはノーマルではなくオーナーの希望によって2.2L化され、タービンもGT30プロSを使ったフルチューン。最も苦労したのはドライブシャフトまわりで、ミニのハブまわりをそのまま使えるように完全なる特注品を用意したそうだ。ミッションもSW20用を使っている。
エンジン制御はノーマルCPでは対応できないため、F-CON Vプロでエアフロレス制御を構築。電動パワステのためだけにノーマルCPが残っているという状態になっている。当然ながら全ての部分が現車合わせとなってしまい、製作は苦労の連続だった。
エンジンルームを見ると自然な仕上がりだが、スペースがかなり厳しくインタークーラーの設置スペースがどうしても確保できなかった。そこでフロントバンパー取り付け部を前方に40mmほどズラしていたりする。
室内も独特の雰囲気だ。ノーマルのタコメーターをそのまま使うこともできたが、レーシーな雰囲気を求めて液晶のダッシュロガーにチェンジ。レブリミットは8000rpmに設定されている。
こうして完成した3S仕様のミニだったが、その速さは想像を絶するほどで「3速でも簡単にホイールスピンするから、ブーストは控えめの1.2キロ。仕様からすれば500psオーバーが狙えるけど、440psに抑えとるんよ」と前川代表。超ジャジャ馬っぷりにオーナーは困っているかと思いきや、刺激的すぎる走りに大満足の様子…もはや変態である。
ここまでのスペックとなると通常のハイグリップラジアルではホイールスピンが止まらないため、街乗りからSタイヤを常用しているとか。ともあれ、オーナーの情熱と夢をカタチにするエスプリの技術力には感服だ。
●取材協力:エスプリ TEL:0593-70-8080
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