スバルから2023年春に新型インプレッサが発売となりました。この新しいインプレッサを手に入れた後は、どれほどの維持費がかかるのでしょうか。維持費となる項目や、目安となる額などを、新車納車後から最初の車検がくるまでの3年間で試算してみました。試算の対象としたのが最上位グレード「ST-H」の四輪駆動モデルです。文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
車を3年間維持するための内訳
2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞!新型インプレッサのキーワードは「安全性」
車を新車で購入して、最初の車検がやってくるまでの期間は3年間です。その間に必要になる維持費は「税金」「保険」「燃料費」「メンテナンス費用」です。また、これ以外にも「駐車場賃料」や「高速道路の利用料」もかかることがありますが、これは万人に必須とはいえないため、今回の試算からは除外しています。
車にかかる税金とは
車に課せられる税金は複数あります。名前を挙げれば、「環境性能割」「自動車重量税」「自動車税種別割」(一般的に「自動車税」とよばれています)があります。これに購入時には、さらに「消費税」もかかります。
これらの税金のうち、新車購入時に課せられるのが、「環境性能割」「自動車重量税」。そして、「自動車重量税」は、車検ごとにも課せられます。
新車を購入して、自宅に車が納車されてから、最初の車検が車での間に支払う税金は、「自動車税」となります。これは毎年1回、4月1日に車を所有する人に対して課せられます。納付書が、車のオーナーの自宅に届きますので、それを支払うことになります。税額は、エンジンの排気量に応じて。エンジン排気量が大きいほど、税額は大きくなります。
インプレッサのエンジン排気量はエンジン車もハイブリッドも、どちらも1995ccなので、税の区分的には「1.5リットル超~2リットル以下」に該当します。その税額は3万6000円。3年分となると、計10万8000円となります。
保険は自賠責保険と任意保険のふたつ
車の保険は2種類があります。ひとつは、法律で加入が義務付けられている「自賠責保険」。もうひとつが、民間の保険会社の用意する自動車保険(任意保険)です。「自賠責保険」は必須のため、「強制保険」と呼ばれることもあります。それに対して、保険会社の自動車保険は、加入が任意、つまり加入してもしなくてもよいため、「任意保険」と呼ばれることもあります。
ちなみに、「任意保険」である保険会社の自動車保険は加入しなくても法律違反にはなりません。とはいえ、万一、交通事故の加害者になった場合、その補償金は莫大になることがあり、「自賠責保険」だけではカバーできなくなることもあります。そのため、実質的に車には、必ず任意保険に加入する必要があります。
「自賠責保険」と「任意保険」は、それぞれ加入するタイミングが異なります。「自賠責保険」は、購入時と車検時に加入します。そのため、納車後から車検までの3年間は、「自賠責保険」を支払う必要はありません。
その一方で、もうひとつの保険会社の自動車保険(任意保険)は1年ごとに加入します。保険額は、内容や保険会社によって異なります。保険がカバーする範囲に、その補償額、補償する車や人によって保険の掛け金が違ってしまうのです。そのため、ここでの数字はあくまでも目安となります。
今回は、インプレッサを、25歳の人が、初めて購入する車として、車両保険も含めて、ネット保険で見積もりを取ってみました。すると、保険額は5万6660円、車両保険が8万740円、合計で13万7400円となりました。「任意保険」は、事故なく過ごせば、2年目、3年目と保険料は割引となりますが、今回は目安ということで、割引なしで計算すると、3年分で41万2200円となります。
燃費性能が優れるほど安くなるのが燃料費
燃料費は、走行するほど費用がかさみます。そこで1年間で1万kmを走行すると仮定して計算してみました。インプレッサの4WDの燃費性能は16.0km/l(WLTCモード)となります。これで1万kmを走るのに必要なガソリンは、625リッターになります。ガソリン価格を1リッター160円で計算すると、その額は10万円になります。それが3年分となると、30万円になります。
パックを使うと安くなるメンテナンス費用
車はメンテナンスが必ず必要です。定期的な点検と、走行距離に応じたオイルなどの消耗品の交換を行わなくてはなりません。そのメンテナンスに関して、最近、人気を集めているのが、ディーラーが実施しているメンテナンスパックです。メンテナンスにかかる費用を、先払いしてもらうかわりに、割引してくれるというサービスです。
スバルの場合は、「ベーシック3」という点検パックを用意しています。スタンダードのオイル交換タイプの場合、その価格は4万9240円になります。車検までの3年間にかかるメンテナンス費用の目安になります。
総額はいくら
以上のように求めた維持費をプラスすると以下のようになります。
「インプレッサ ST-H 4WD」の場合
自動車税:10万8000円
任意保険料:41万2200円
燃料費(ガソリン代金):30万円
メンテナンス費用:4万9240円
合計:86万9440円
インプレッサの3年間の維持費は、86万9440円が目安となります。このうち、約半分の41万2200円が任意保険で、そのうち24万2200円が車両保険です。車両保険を省くと、残りは62万7240円。車両保険なしでは、これが3年間の維持費の目安となります。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「東名つかわず名古屋へ」愛知県民が歓喜!? 「名豊道路」全通のインパクト 無料・信号ナシ100kmバイパスは想像以上にデカい!
全高1995mm! ダイハツが巨大な「“軽”商用バン」を開発! まさかの「超背高ボディ」は使い勝手バツグン! ちょいレトロな「丸目デザイン」採用した斬新「プロカーゴ」が凄い!
「すごい横転事故…」常磐道が一時「通行止め!」大型トラックが絡む「4台の同時多発事故」発生… 負傷者救助とレッカー作業も
約60万円! めちゃ細ボディの「新型コンパクトカー」登場! ド派手な「レッド内装」採用した“新型車”がスゴい! どこでも走れる「全幅1.1m」のEV-eCoとは!
4児の父「杉浦太陽」の愛車は「高級ミニバン」だけじゃない!? もうひとつの愛車は“1000万円超え”の「トヨタ高級車」!? 「うらやましい」「家族想いのパパ」と反響多数
BYD、530馬力の電動SUV「シーライオン」欧州導入 LFPバッテリーと新プラットフォーム採用
140馬力超え「“軽”規格エンジン」採用!? ダイハツ「斬新スポーツカー」に反響多数! 600kgボディ採用で「大排気量スポーツカー」とも戦える「コペン RJ」が話題に
ついに我らのホンダがキタァァァァ! 2024年のホンダはN-BOX頼みじゃない! ヒット車連発の背景とは?
時速194キロでの死亡事故は「危険運転」じゃないの? 焦点は「過失か・危険か」 懲役7年と20年で違い、元警察官が解説 判決は28日に
「当初はもっとコテコテだった」流行りを追わない第3のN-BOX「ジョイ」…ホンダが求めた独自性とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?