現在位置: carview! > ニュース > カー用品 > ミシュランのサスティナビリティ戦略から誕生したパイロットスポーツ5エナジーとプライマシー5エナジーをテスト

ここから本文です

ミシュランのサスティナビリティ戦略から誕生したパイロットスポーツ5エナジーとプライマシー5エナジーをテスト

掲載 更新
ミシュランのサスティナビリティ戦略から誕生したパイロットスポーツ5エナジーとプライマシー5エナジーをテスト

ミシュランは「すべてを持続可能に」を企業ビジョンとして、環境に配慮したタイヤ作りに取り組んでいる。そのサスティナビリティ戦略から生まれたニュータイヤ「パイロットスポーツ5エナジー」と「プライマシー5エナジー」を2026年4月1日に発売した。
関連記事:【ミシュラン】環境性能・走行性能を両立 —『パイロットスポーツ5エナジー』『プライマシー5エナジー』登場

パイロットスポーツ5エナジープライマシー5エナジーそのニュータイヤのテスト試乗とサスティナビリティ戦略について取材する機会があったので、お伝えしよう。

【三菱】エクリプス スポーツバックを間もなく発売 日産とのアライアンスによる協業活動も活発に

このサスティナビリティ戦略の背景には、さまざまな環境規制が今後強化されていくことがあり、その対策をとる必要があるからだ。

タイヤ製造に必要な原材料にも再生原材料化が求められていくたとえば、ユーロ7の規制ではタイヤ摩耗による粒子排出量を段階的に削減していく規制がある。これは摩耗粒子の排出量に上限を設け、基準を超えたタイヤは市場投入不可となるものだ。また森林破壊防止規制(EUDR)は天然ゴムなど原材料が森林破壊に関与していないことの証明が必要で、森林破壊を伴わない原材料が要求される。

他にもエコデザイン規制(ESPR)は製品全体の環境性能で、タイヤではリトレッドやリサイクル再生材料利用など、環境設計に関する枠組み規制も行なわれていくのだ。

溝がすり減ったタイヤに再度溝を掘るリグルーブは資格不要で誰もができるこうした環境規制を背景にOEMからの要求も変化し、かつてのグリップ、操安性、NVH、ウエットといった性能要求が、現在は転がり抵抗の重要度が増大、電気自動車を視野に高荷重、高トルク対応といったものへシフトしている。そして将来は環境性能が要求されることが予想できるというわけだ。

そのため、ミシュランでは妥協のない基本性能を維持、向上させつつ「高い性能が最後まで続く」ことを基本としている。それは、タイヤの使用本数を削減することで環境対応をしていく戦略で、例えばタイヤ寿命が2万5000kmだとして、20万キロ走行した場合、タイヤは8セット必要になるが、タイヤ寿命が3万5000kmに伸びれば5~6セットで済む計算ができる。

また商用車用では溝の減ったタイヤに再び溝を掘る「リグルーブ」やトレッドを再生する「リトレッド」を推奨し、タイヤを最後まで使い切ることを考えているのだ。

こうした背景から生まれてきたのが「パイロットスポーツ5エナジー」と「プライマシー5エナジー」というわけだ。この2タイプの性能テストをしてきたのでお伝えしよう。

まずはプライマシー5エナジーで、車両はトヨタプリウス。高速周回路を走行し、80km/hでレーンチェンジ。50km/hで地面に凸を設置しハーシュネスのチェック。40km/hでスラロームを2ラップ行ない、ウエット路面でのハンドリング路を走行するというものだ。

乗ってすぐに感じるのは「すごくしっかりしているタイヤ」という印象で、剛性感や操舵応答など、しっかり反応がある。レーンチェンジでも応答よくリヤの応答遅れを感じさせない素直さがある。ロードノイズも静かでハーシュネステストも入力が丸く、プレミアム・コンフォートタイヤに相応しい印象だ。

そのままウエットハンドリングコースに入ると、こんなにグリップする?というほどスポーツタイヤに匹敵するかのように高いウエットグリップ性能を体感した。ウエット路面でも操舵の初期応答がよく、またブレーキもしっかりグリップするので安心するタイヤだった。

次にbZ4Xに乗り換え、タイヤはパイロットスポーツ5エナジーをテスト。当たり前だが、プライマシー5エナジーより剛性感としっかり感がワンランク上がり、操舵初期はかなり反応がいい。また切り込んだ時の追従性もよく、操舵角と車両の方向がピタリと一致した動きが気持ちいい。50km/hで凸を超える場所では、さすがに硬さを感じるが、それはプライマシー5エナジーに乗った後の試乗だったからだ。ウエット路面でもグリップ力は高く、タイヤのパワーが勝っている印象で、まだまだbZ4Xに対して余裕があるタイヤだと感じた。

残溝2mmに摩耗したプライマシー5エナジー新品のプライマシー5エナジーそしてプライマシー5エナジーではウエット路面での短制動テストも行った。このテストでは新品と残溝2mmという状態まで摩耗したタイヤとの比較テストだ。80km/hからのフルブレーキで何メートルで完全停止するかというテストなのだが、驚くのは急ブレーキ中にクルマが安定していることに感心をした。

とくにすり減ったタイヤでウエットブレーキだと、スーッと滑空してしまう瞬間があり、制動感がなく不安を覚えるものだ。それが、プライマシー5エナジーは急ブレーキ初期でノーズダイブをし、その後も滑空することなく制動力が感じられるのだ。結果、制動差は4mほどあったが、残溝2mmという悪条件でこの差はすごいと思う。

まさにミシュランが目指す、高性能が最後までつづく思想を証明できるテスト試乗だった。

ミシュラン 関連記事
日本ミシュラン 公式サイト

The post ミシュランのサスティナビリティ戦略から誕生したパイロットスポーツ5エナジーとプライマシー5エナジーをテスト first appeared on オートプルーブ - Auto Prove.

文:Auto Prove 高橋 アキラ
【キャンペーン】毎日機械洗車が50%オフ!お得に愛車をピカピカに(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

「ソルテラ」「リーフ」「eビターラ」を3台集めて実走テスト! 実燃費も含めて一番使えるEVはドレ?
「ソルテラ」「リーフ」「eビターラ」を3台集めて実走テスト! 実燃費も含めて一番使えるEVはドレ?
WEB CARTOP
GRMNカローラ発表!! リヤシート捨てた2シーター究極仕様に込めるトヨタの本気と狂気
GRMNカローラ発表!! リヤシート捨てた2シーター究極仕様に込めるトヨタの本気と狂気
ベストカーWeb
アウディ史上最強!1001馬力のスーパーカー「Audi Nuvolari(アウディ ヌヴォラーリ)」はF1技術を投入して最高速350km/h超を実現
アウディ史上最強!1001馬力のスーパーカー「Audi Nuvolari(アウディ ヌヴォラーリ)」はF1技術を投入して最高速350km/h超を実現
AutoBild Japan
ポルシェ ボクスターは981型でもスポーツカーのお手本だった【10年ひと昔の新車】
ポルシェ ボクスターは981型でもスポーツカーのお手本だった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
BMW 3.0 CSL/ポルシェ911 カレラRS 2.7(1) 2台で異なるホモロゲへのアプローチ 公道体験は対照的
BMW 3.0 CSL/ポルシェ911 カレラRS 2.7(1) 2台で異なるホモロゲへのアプローチ 公道体験は対照的
AUTOCAR JAPAN
ヨーロッパ最大の自動車メディア「AUTO BILD」の流儀 年間100万kmを走る理由─世界が信頼する試乗テストの舞台裏「このクルマ、本当にいいの?」
ヨーロッパ最大の自動車メディア「AUTO BILD」の流儀 年間100万kmを走る理由─世界が信頼する試乗テストの舞台裏「このクルマ、本当にいいの?」
AutoBild Japan
トヨタ「GRカローラ」&VW「ゴルフR」比較試乗 最新4WDコンパクトスポーツの実力とは
トヨタ「GRカローラ」&VW「ゴルフR」比較試乗 最新4WDコンパクトスポーツの実力とは
くるまのニュース
ドゥカティ新型「モンスター」日本発売! 第5世代に進化した軽量“スポーツネイキッド”に対するネットでの反響とは
ドゥカティ新型「モンスター」日本発売! 第5世代に進化した軽量“スポーツネイキッド”に対するネットでの反響とは
VAGUE
天井走行を実現する世界最速EVの市販モデルは約2億円! 1000馬力&2000kg超のダウンフォースを誇る「マクマートリー・スピアリング・ピュア」がヤバすぎた
天井走行を実現する世界最速EVの市販モデルは約2億円! 1000馬力&2000kg超のダウンフォースを誇る「マクマートリー・スピアリング・ピュア」がヤバすぎた
WEB CARTOP
単なる速いEVに終わらない! 新型『アルピーヌA110』が挑むEVスポーツカー革新(後編) 目指すのは最高の乗り心地とハンドリング性能
単なる速いEVに終わらない! 新型『アルピーヌA110』が挑むEVスポーツカー革新(後編) 目指すのは最高の乗り心地とハンドリング性能
AUTOCAR JAPAN
アウディ新型A6、A6アバントを発売 プラットフォームの刷新、電動化技術、デジタルコックピットなど全てを革新したプレミアムEセグメント
アウディ新型A6、A6アバントを発売 プラットフォームの刷新、電動化技術、デジタルコックピットなど全てを革新したプレミアムEセグメント
Auto Prove
BYD「シーライオン6」vs ホンダ「CR-V」最新ハイブリッドSUV対決!
BYD「シーライオン6」vs ホンダ「CR-V」最新ハイブリッドSUV対決!
@DIME
【AESC】次世代EV向け「46120大型円筒形バッテリー」を量産開始 BMW Neue Klasseに採用
【AESC】次世代EV向け「46120大型円筒形バッテリー」を量産開始 BMW Neue Klasseに採用
Auto Prove
「バットモービル」の圧倒的存在感 BMW 3.0 CSL/ポルシェ911 カレラRS 2.7(2) 現れたモータースポーツへの野心
「バットモービル」の圧倒的存在感 BMW 3.0 CSL/ポルシェ911 カレラRS 2.7(2) 現れたモータースポーツへの野心
AUTOCAR JAPAN
【ヤマハ】155ccスポーツスクーター「AEROX ABS」を8/31に発売、電子制御CVTでスポーティな走りを実現
【ヤマハ】155ccスポーツスクーター「AEROX ABS」を8/31に発売、電子制御CVTでスポーティな走りを実現
バイクブロス
日産キックス、新型はどう変わった?! おすすめグレードは?
日産キックス、新型はどう変わった?! おすすめグレードは?
グーネット
ランボルギーニ史上最速の新型スーパーSUV「ウルスSEペルフォルマンテ」誕生! 0-100km/hは3.3秒【新車ニュース】
ランボルギーニ史上最速の新型スーパーSUV「ウルスSEペルフォルマンテ」誕生! 0-100km/hは3.3秒【新車ニュース】
くるくら
いろいろな意味でちょうどいい!? 資質に磨きをかけたクロスオーバーモデル 3気筒エンジン搭載のトアイアンフ「タイガースポーツ660」の魅力とは
いろいろな意味でちょうどいい!? 資質に磨きをかけたクロスオーバーモデル 3気筒エンジン搭載のトアイアンフ「タイガースポーツ660」の魅力とは
バイクのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

279 . 6万円 464 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 0万円 550 . 0万円

中古車を検索
トヨタ プリウスの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

279 . 6万円 464 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 0万円 550 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村