展示車両は減ったが、出展者とブース数、そして入場者数は増えた
今年も、年の初めのカスタムカーの祭典「東京オートサロン」が閉幕しました。毎年、金曜日から日曜日までの3日間の開催ですが、2020年の日間の入場者数は336,060 名(前回330,666名)と過去最高記録を更新。各曜日の内訳は次のようになっています。
●東京オートサロン2020入場者数
金曜日:80,940名(前回80,310名)
土曜日:126,942名(同123,179名)
日曜日:128,178 名(同127,177名 )
東京オートサロンに行った人ならわかるように、時間帯によっては歩くのも困難と感じるほどの混み具合でもう入場者は増えようがないと思ったかもしれませんが、それでも各日とも微増しています。とくに土曜日は4,000名弱も入場者が増えているのに、驚かされます。
「クルマ離れ」というのは、もはや当たり前の事実と認識されているかもしれませんが、クルマ趣味への熱量は確実に増しているのです。
ただし、今回は出展状況については変化がありました。出展者数は増えたものの、出展車両は大きく減ってしまったのです。
●東京オートサロン2020出展状況
出展者数:438社(前回426社)
出展車両台数:800台(同906台)
ブース総数:4,242小間(同4,175小間)
昔からオートサロンに出展しているような老舗ショップでも抽選に漏れたという話も伝わってくるほど出展者は増えています。当然、ブースも増えています。一方で、オートサロンの主役であるカスタムカーは大きく減ってしまいました。この数字から見えてくるのは、各社が展示するデモカー、ショーカーを絞ってきたということです。たとえば、これまで5台を展示していた出展者が4台にしたといったケースが多かったといえます。
しかし、オートサロンを見たときに出展車両が減ったという印象はありませんでした。出展者が増えていたことから、むしろカスタムのバリエーションは増えたように感じたのです。
出展者が増え、出展車両が減ったという数字からはオートサロンの世界が「量から質へ」と変身を遂げつつあるといえるのかもしれません。ある意味、カスタマイズのカオスをいえるオートサロンですから、より高度な技術や斬新なアイデアを盛り込んでいかなければ注目を集めることはできません。出展車両が減ったというのは、厳選されたカスタムカーが展示されているともいえます。
こうしてハイクオリティなカスタムカーが増えていけば、それを目当てとした入場者も増えるというものです。そうした正のサイクルが東京オートサロンの成長を支えているのです。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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みんなのコメント
綺麗さとお澄まし感が高いのがモーターショーかな?
楽しいのは、やはりオートサロン。車好きだぜ!な人を対象にしてるから当たり前だが、楽しい。東京モーターショーの人も視察にして、何が消費者に訴求するかを体感して欲しい。