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まるで実物大ラジコン・バギー アリエル・ノマド 2(1) 最大ブーストで309ps パイプむき出しでもナンバー付き

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まるで実物大ラジコン・バギー アリエル・ノマド 2(1) 最大ブーストで309ps パイプむき出しでもナンバー付き

鋼管製スペースフレームがむき出し

アリエルが初代ノマドを発表したのは、約10年前。ポルシェとランボルギーニが、オフロードを視野に入れた911 ダカールやウラカン・ステラートへ着手したのが、その直後だったというのは偶然だろうか。

【画像】パイプむき出しでナンバー付き ノマドとアトム4 ウラカン・ステラートと911 ダカールも 全149枚

それはさておき、前例のないノマドは好調に売れた。2024年にノマド 2へ進化を果たしたことは、驚く事実ではない。基本的なパッケージングは継承しつつ、ペダルとステアリングホイール、燃料キャップ以外のすべてが、開発し直されている。

とはいえノマド 2でも、丁寧に組まれた鋼管製スペースフレームはむき出し。「メカニカルな蜘蛛に乗っているよう」。「自動車の存在を超越している」。初対面した時の英国編集部の印象は、驚きに溢れていた。

フォーカス RS用ユニットで309ps

かくして、サイクルフェンダーやレーザーLEDのスポットライトを備え、見た目の存在感は半端ない。コイルオーバー・ダンパーが露出し、実物大のラジコン・バギーのようでもあるが、もちろんナンバー付きだ。お好みで、リアにスペアタイヤを積むこともできる。

フレームを構成するパイプは初代から太くなり、ねじり剛性は60%上昇。ホイールベースは48mm伸ばされ、トレッドは拡幅している。調整可能なトラクション・コントロールが標準で備わり、オプションでABSも実装できる。

最大の変更点といえるのは、エンジンだろう。従来はホンダ・シビック・タイプS用のユニットだったが、2.3Lのフォード・フォーカス RS用ユニットへ更新。ブースト圧は手もとで3段階から選べ、最高出力は263psから309psへお好みで調整できる。

ドライバーの頭上には、エンジンとインタークーラーへ新鮮な空気を届けるインテーク。砂埃を想定し、エアフィルターは2段システムが標準で、WRC仕様へのアップグレードも可能とのこと。

多様な路面への適応力を増すビルシュタイン

トランスミッションは、Hパターンの6速マニュアル。クワイフ社製のリミテッドスリップ・デフがパワーを受け止めるが、シーケンシャル・ミッションも開発中にある。

過酷なオフロード走行を前提に、ヒューズやリレーを省いたパワー・ディストリビューション・モジュール(PDM)を採用。性能の向上と、故障の低減を叶えている。

ダンパーは、K-テック社製が標準だが、試乗車にはリザーバータンク付きのビルシュタイン社製が組まれていた。減衰力を調整でき、多様な路面への適応力を高めている。さらにシリアスな、オーリンズ社製のTTXシステムも組める。

カンバストップとポリカーボネート製サイドパネルは、オプション。風や水、砂埃の巻き込みを軽減できる、うれしい装備といえる。それでも雨で濡れるし、冬場は寒いが。

ハーネスで身体を固定すれば、物理的に一体化

ロールケージも兼ねたスペースフレームは、乗降性が良くない。だが、サイドの開口部は初代から拡大。パイプの角度も変更され、以前ほど苦労することはなくなった。

1度バケットシートへ座ってしまえば、居心地は良い。座面はクッションが硬いものの、空間的には上級スポーツカー並みにゆとりがあり、人間工学にも優れる。4点式ハーネスで身体を固定すれば、物理的にノマド 2とドライバーは一体化する。

フロントガラスは従来より高さが低いが、前方視界は良好。ホイールハブまで、目視できる。後方の視界は、エアインテークが遮り褒めにくい。緩やかにカーブを描くダッシュボードへ並ぶスイッチ類は上質で、液晶メーターパネルは確認しやすい。

強烈なターンを決めたい人向けに、油圧ハンドブレーキを実装できる。直立したレバーは、クラッチペダルを踏みながら引かないと、高価なデフを壊す可能性があるそうだが。

気になる走りの印象とスペックは、アリエル・ノマド 2(2)にて。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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