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2020年は”伝説の”シーズンになる……レッドブル・ホンダ代表「誰かが手品みたいなことをしなければ」

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2020年は”伝説の”シーズンになる……レッドブル・ホンダ代表「誰かが手品みたいなことをしなければ」

 2014年以来、F1ではメルセデスが無敵の状態を続けている。彼らは6年連続でドライバーズ&コンストラクターズタイトルを独占。対するフェラーリやレッドブルは、勝利こそ挙げているものの、一貫したパフォーマンスを発揮することができず、本当の意味でメルセデスを苦しめることはできなかった。

 2019年は、プレシーズンテストでフェラーリが速さを発揮。ついにメルセデスの独走を終わらせる時が来たかと思われた。しかしながら、シーズンが幕を明けると、やはり速いのはメルセデス。開幕から実に8戦連続で勝利を収め、早々にタイトル争いを決した感があった。

■ホンダと一緒に、夢を追う。フェルスタッペンは“21世紀のセナ”となる?

 その2019年シーズンは、オーバーテイクの増加を目指した新たな空力レギュレーションが導入された。レッドブルはこのレギュレーションへの対応が遅れ、シーズン序盤に出遅れることとなった。ただ、シーズンが進んでいくにつれ、メルセデス、フェラーリ、レッドブルのトップ3チームのパフォーマンスは、徐々に接近……終盤戦には接戦になることも多かった。

 これを受けて、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2020年シーズンは、三つ巴の激戦が展開されることになるだろうと確信しているようだ。

「ドライバー、レギュレーション、エンジンの供給メーカー、エンジンのレギュレーション……そのすべてで、今年は継続性がある」

 そうホーナー代表は語る。

「誰かが手品のようなことをしてパフォーマンスを大幅にアップしない限り、メルセデス、フェラーリ、そして我々の間での本当にエキサイティングな1年になると思う」

「そして、歴史に残るようなシーズンになるかもしれない」

 シーズン開幕直後の戦闘力はそれほどではないものの、レースを重ねるにつれて徐々にパフォーマンスを向上させるのは、2014年以降のレッドブルの”傾向”とも言える。しかし同チームのドライバーであるマックス・フェルスタッペンは、開幕当初からライバルと互角に戦えることが重要だと主張している。

 ホーナー代表は、パワーユニットメーカーであるホンダの2019年の進歩を考えれば、開幕直後からメルセデスやフェラーリに太刀打ちできない理由はないと語る。

「フロントウイングに関するレギュレーション、そしてタイヤが冬の間に変わったことは、ライバルチームよりも我々に大きな影響を及ぼしたようだ」

 ホーナー代表は昨シーズンの序盤についてそう語った。

「そしてもちろん、当時はパワーの観点から言っても、まだ追いかけているところだった」

「しかしオーストリアGP以降は、それを乗り越えることができたと思う。そしてシーズン後半には競争力を手にできるようになった」

「2017年を振り返れば、シーズンの最初から素晴らしいクルマを手にしていた。本来なら、開幕戦のメルボルン(オーストラリアGP)ではフロントロウに並ぶことができたはずだ。第2戦の中国GPでも、勝っていたっておかしくはなかった」

「当時の我々は、非常に力強いマシンを手にしていた。それが、2017年の開幕だった。そうなったのも、レギュレーションに変更がなかったからだ。2019年から20年にかけても、同じようになればいいと思っている」

「他のチームが何をしているのか、それを知ることはできない。でも願わくば、開幕戦で走るマシンが、昨年のアブダビからのアップデート版になるといいね」

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