今週末、2度目の開催となる東京・有明地区で行われるABBフォーミュラE世界選手権 第8戦・第9戦東京E-Prix。今回はダブルヘッダー開催ということで、前日の金曜日からメディアアクティビティをはじめ、各ドライバーのトラックウォークなど、動きが活発化している。
金曜日の午前中にはフォーミュラEのチーフチャンピオンシップオフィサーでありシリーズ共同創設者のアルベルト・ロンゴ氏が日本メディア向けの囲み取材に応じ、昨年からのコース変更点や、来季以降の開催について語った。
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これまで10年かけて日本での開催実現の可能性を模索し続けてきたロンゴ氏。それがようやく実現した昨年、シーズン10の東京大会は「大成功だった」と振り返った。
「東京にストリートサーキットを設けてレースをすることが可能になったことと、ファンの反応も良かった。グランドスタンドも満席でしたし、あの時は小池(百合子)都知事と日本の首相(当時の岸田文雄首相)も来てくださって、来場者数においてもレースの内容においても大成功だったと言える」
「そこから今年はダブルヘッダーのレースになる。今のところチケットの売れ行きも良いと聞いているから、土曜日と日曜日も素晴らしい大会になることを期待している」
東京で2度目の開催となる今季はコースレイアウトが一部変更されたほか、昨年話題となったターン2直後のジャンピングスポットも改修された。
昨年はターン2直後に急な下り坂と窪みがあり、各車がジャンプしてフロアを擦るなどシーンが見られ、ジャンプの着地直後にターン3を迎えるという状況になっており、フロアへのダメージなどさまざまな意見がレース後に挙がった。それを踏まえ、今年は該当エリアの路面を改修し、緩やかな下り坂に変更されている。
「昨年の東京大会におけるハイライトが、あのバンプだったと思う。チャンピオンシップのプロモーターとしては悪くないかなと思っていたし、これぞ市街地でのフォーミュラEというものをお見せできたと思うが、安全面を考慮して今年はバンプを改修した。おそらくターン2からターン3は昨年と比べるとかなりスムーズなレイアウトになっている」とロンゴ氏。
加えて、公道区間から東京ビッグサイトの敷地に入るターン15から先のエリアも変更となり、昨年は大会直前に追加されたシケインがなくなり、最終シケイン(現ターン17・18)まで左コーナー(ターン16)のみというレイアウトになった。
これについてロンゴ氏は「(シケインを)そのまま残すか、取り外すかの選択肢があった。その中で私の意見としては取り除きたいという思いがあった。FIAとのやり取りの中で、最終的に取り除くということになった」と説明した。このシケインの撤去によって、さらなる高速化とオーバーテイクが増える見込みがあるようだ。
また、昨年の1レース開催から今年は2レース開催にフォーマットが変わったが、3回目となる来季の開催について聞くと「では、来年はトリップヘッダーにするか(笑)」と、ロンゴ氏は冗談を交えながら、このように答えた。
「来シーズンのカレンダーに関しては、この3週間のうちに発表される。FIAモータースポーツ評議会での承認を得なければいけないので、それを待っている状況だけど、現状では東京大会も来季のカレンダーのなかに入っている。東京都の我々に対する信頼というのは大きくなっていて、今年はこうして2レース開催を許可してくれた。これからも、この素晴らしいパートナーシップを継続していきたい」
また、フォーミュラEのジェフ・ドッツCEOも共同会見を行い、マクラーレンがフォーミュラEから撤退することについて「彼らはマニュファクチャラーではなく、スポンサーや株主の意向があるので彼らの決断は理解できる。でも、撤退は今年ではなくて来年かもしれない。いずれにしてもインディは2つ、F1は4つだが、フォーミュラEには現在6つのマニュファクチャラーが参戦している。マクラーレンが使用していた分(ニッサンのパワートレイン)は空くことになるので、どのチームが加入するのを楽しみにしてほしい」と、コメント。
日本のメーカーとの関係についても、東京大会中に「HRC/ホンダ、ニッサン、ヤマハ、そしてブリヂストンのCEOや幹部と予定がある」とドッツCEO。今まで以上の日本企業の参加を期待している様子が伺えた。
[オートスポーツweb 2025年05月16日]
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