「魅力あるコスパ車を探そう」光るデザイン力。ナチュラルな走り。マツダ3ファストバックの刺激的な造形世界
2020/06/07 09:00 カー・アンド・ドライバー 320
2020/06/07 09:00 カー・アンド・ドライバー 320
世界屈指の「美へのこだわり」。コンセプトカーそのままの造形インパクト
現在のクルマは安全性能、環境対応、ユーティリティなど、多くの要素を満足させなければいけない。とりわけ、2リッター以下のモデルは量販車種であり、数多くの制約の中で生産販売されるのが常識になっている。アクセラの後継車として登場したマツダ3も例外ではない。
マツダの定番コンパクトSUV、CX-3にSKYACTIV-G1.5搭載モデルを新設定
しかしそのスタイリングに「妥協」はまったく感じられない。中でもファストバックは、3年前の東京モーターショーに展示された魁(さきがけ)コンセプトがそのまま路上を走っているようで、いまだにこれが国産の量販車であることが信じられない。街で見るとその姿を必ず目で追ってしまう。
マツダは魂動デザインを次世代に深化させるにあたり、日本の美意識に注目。引き算の美学や余白の豊かさにこだわった。その次世代商品第1弾がマツダ3だ。
マツダ3は、ファストバックとセダンでデザインの方向性が異なる。セダンは水平基調を強め、前後フェンダーにラインを与えた。個性とともにオーソドックスさにも配慮した造形だ。ファストバックはボディサイドにラインがほとんどない。ひとつの塊の中で面に抑揚をつけ、陰影を出している。
見た目の安心感は、セダンが上かもしれない。しかし強烈にアピールしてくるのはファストバックだ。ライバルと比較して「美へのこだわり」は圧倒的。この点は欧州車を含め世界屈指だ。
自然で素直な走り。オーナーのプライドをくすぐるクルマ
インテリアは機能重視でまとめられた。理想的なドライビングポジション、ほぼ真円で細いリムのステアリング、円形のアナログメーターなど、基本に忠実なレイアウトが、リラックスして運転に臨める環境を創出した。
走りが自然かつ素直なこともマツダ3の特徴だ。加速、減速、旋回のすべてが滑らかで、思いのままにドライブできる。ステアリングの切れ味に唐突感はなく、フットワークはしなやかで自在。ストレスなく距離を重ねていける。
エンジンは4種類を設定。技術的に注目されているのは2リッターのスカイアクティブX(180ps/224Nm)だが、ボク自身は1.5リッターガソリン(111ps/146Nm)の爽快感、1.8リッターディーゼルターボ(116ps/270Nm)の粘り強さに引かれる。
価格はリーズナブル。ベースグレードは220万円台。国産ライバルと同等、欧州車と比較すると大幅に安い。美しさで他を圧倒する、こんな魅力的クルマが国産車に存在し、手ごろな価格で購入できることは素晴らしい。
眺めるたびにワクワクし、ドライビングが楽しめる──マツダ3には、オーナーのプライドをくすぐる魅力が存在する。
ホンダ八郷社長からバトンタッチ! どう変革期を乗り切る!? 新社長でホンダは変わるのか!?
GT+クロカンのEV登場! 新型ポルシェ・タイカン・クロスツーリスモ発表される
突如立ちあがる「暴力的な加速」! 昭和のクルマに「ドッカンターボ」が多いワケ
【ICE車削減】ディスカバリー・スポーツ、レンジローバー・イヴォーク 次期モデルは電動のみ
おかころしか勝たん 人気VTuber「戌神ころね」「猫又おかゆ」の痛車RX-8がてぇてぇ
【初参戦】アルピーヌF1、新型「A521」公開 英仏の象徴的カラーリング アロンソも復帰
ハウス食品、キッチンカー事業に参入…コロナ禍に苦しむ飲食事業者を支援
【流麗なクーペセダン目撃】メルセデス・ベンツEQS 新型プロトタイプ発見 フラッグシップEV
バイクは空冷エンジンがバリバリ現役だけど、クルマにもまだ空冷ってあるの?
アメリカ最大人気レース「ナスカー」2021シーズンがスタート 服部REチームはタイトル奪回を目指す【NASCARトラックシリーズ 第1戦】
ついにキター ホンダ、初の自動運転レベル3対応「レジェンド」を発表 「テレビ見る」「スマホ操作する」もOKに!?
新型ダイハツ・アティバ登場! “DNGA”の世界展開が始まるぞ
発表直前、タイカン クロスツーリスモのプロトタイプに緊急試乗。乗り心地や走破性は上回っている
インプレッサ STI スポーツ試乗 STIらしからぬ上質な走りゆえに浮かび上がるCVTのフィール
マツダ2 設計年次は気になるがライバルを圧倒する内装センスがある
マツダMX-30はハイブリッド車より成熟した走りのEVに魅力あり。大本命は22年登場のPHEVかもしれない
新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」世界初公開。近未来的なデジタル装備はまさにベイビーSクラスだ
トヨタ クラウン 日本に特化した文化遺産的な一台。3種のパワーユニットの選び方は?
新型911 GT3を一足先に取材。スワンネック形状のウイングを採用した理由とは?
日産ノートはこのジャンルでベストの1台だが乗り心地と価格は少し気になる
新型ホンダ ヴェゼルが初公開される。内外装の雰囲気がガラリと変わってスタイル重視ユーザーも獲得しそう