F1 70周年記念GPを前にした木曜日、メルセデスは2021年もバルテリ・ボッタスを継続起用することを発表した。その一方で、ルイス・ハミルトンとの契約延長については発表されなかった。
6度のF1ワールドチャンピオンであるハミルトンは今季限りで契約が満了となるが、メルセデスと新たな契約に合意するのは間違いないだろうと予想されている。
■契約延長のボッタス、交渉は“極めてスムーズに”進んだと語る「邪魔するものはなかった」
ハミルトンはシルバーストンで、新型コロナウイルスが猛威を振るう世界情勢を考えると、メルセデスとの話し合いをするにはまだ適切な時期ではないと感じていると語った。
「正直なところ、話をするのに適切な時期だとは思っていないんだ」
そうハミルトンは語った。
「世界中の多くの人々が仕事を失い、失業していることを考えると、今交渉の席について大きな契約を交わすことに時間を割くのは、最も重要なことだとは思えない」
「事実、僕はこのチームで続けたいと思っているし、契約を交わすために何か特別取り組むこともない。ただ、今は気持ちが落ち着かないので、もう少し待つことにする」
ハミルトンは今季、反人種差別を訴えるメッセージを度々発信している。メルセデスの2020年マシンを、反人種差別を意識した漆黒のカラーリングに変更することに一役買っただけでなく、チームの従業員の中で少数民族がわずか3%しかいない現実を受け、チーム内の多様性を改善することを約束している。
ハミルトンは2021年のF1ドライブについて「他の誰とも話をしていない」と語り、さらなる多様性を求めてメルセデスと共に働くチャンスがあることを喜んでいると語った。
「特に(今年は)チームとして、より多様性のある方向に向かうため、より包括的になるためには何をすべきかを考えるという点で、“新しい章”がスタートしたばかりなので、今後もこれを続けていくことを楽しみにしている」
「僕はメルセデス・ベンツとこのチームが前進していくことで何が可能になるのか、とてもワクワクしている」
「どこかの段階でそれは成し遂げられるだろう。僕はリラックスしているよ
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