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アルピーヌ A110がラリースタイルに! 栄光のモンテカルロをリスペクトしたコンセプトモデル

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アルピーヌ A110がラリースタイルに! 栄光のモンテカルロをリスペクトしたコンセプトモデル

Alpine A110 SportsX

アルピーヌ A110 スポーツX

アルピーヌ A110がラリースタイルに! 栄光のモンテカルロをリスペクトしたコンセプトモデル

A110の車高を60mmアップした本気仕様のコンセプト

アルピーヌは、2020年1月29日~2月2日にフランス・パリで行われる国際自動車フェスティバルにコンセプトカーの「A110 スポーツX」を展示する。

国際自動車フェスティバルにアルピーヌが出展するのはこれで3回目。今年のブースには最新のコンセプトカーや市販車のほかに、過去のレアなプロトタイプやラリーマシンなども並ぶ。

モンテカルロの栄光をリスペクト

A110 スポーツXは、往年のA110ラリーカーに着想を得たコンセプトカー。車高を60mmアップするとともに車幅を80mm拡大したA110 スポーツXは、1973年のラリー・モンテカルトを制した栄光の1800を彷彿とさせる。

A110 ピュアをベースに、軽やかさと機敏性はそのままにラリー要素を取り入れたA110 スポーツX。市販予定はないものの、広く反響を呼びそうなコンセプトモデルだ。

1960年代のル・マンで活躍したA210も

今回の国際自動車フェスティバルでアルピーヌが展示する車両の中でかなり珍しい一台が、1966年に登場したA210 プロトタイプ。66年から4度のル・マン24時間を戦ったマシンで、66年と68年にクラス優勝を果たしている。今回展示されるのは67年の個体。ルノー-ゴルディーニのエンジンを積み、ギヤボックスはポルシェ製だった。69年のル・マンでは、ユノディエールで270km/hの最高速度を叩き出している。

ほかにも、多くのラリーシーンで活躍した1972年製の1800 Gr.4マシンや、10年かけてレストアされた71年製の1300も展示。さらに、現代A110のトップレンジモデルとして登場したばかりのA110Sもブースに華を添える。

現代のA110のトップに君臨する高性能版「A110S」

A110Sは軽量なピュア、贅沢装備のリネージというラインナップに追加されるトップエンドモデルとして、かねてより発売が約束されていた待望の高性能仕様。

搭載するエンジンは、ベースモデルと共通の1.8リッター直列4気筒ガソリンユニットだが、ターボチャージャーのブースト圧を0.4バール高めるなどして出力を40psアップ。最高出力をベースの252ps/6000rpmから292ps/6420rpmまで向上するとともに、最大トルク320Nmの発生回転数も同様に2000-5000rpmから2000-6420rpmまで拡げた。

0-100km/h加速タイムを0.1秒短縮

車両重量は軽量仕様のピュアと同じ1110kg(ボディカラーがグリ トネール マットの場合は1120kg)。シートにもやはりピュアと同じ軽量モノコック構造のバケットシート(単体重量13.1kg)を搭載している。また、A110シリーズとして初めてカーボンルーフを採用。

パワーウェイトレシオはA110の4.3kg/psに対し、3.8kg/psに向上。0-100km/h加速も0.1秒タイムを縮めて4.4秒を記録している。さらにA110Sはベース車と同じ軽量コンパクトなアルミニウムボディ構造を採用するが、シャシーには専用のチューニングを実施。スプリングレートはフロントが30N/mmから47N/mmに、リヤは60N/mmから90N/mmに高めている。それに合わせてダンパーの減衰力も最適化した。

出力を向上しシャシーチューンまで施した“S”

アンチロールバーの剛性もフロントを17N/mmから25N/mmに、軽量な中空構造を採るリヤは10N/mmから15N/mmに強化。タイヤはお馴染みのミシュラン・パイロット スポーツ 4だが、コンパウンドや構造を見直すとともに幅を前215/40R18、後245/40R18へ拡大している(ベース車は前205/40R18、後235/40R18)。

ESCのセッティングも見直し、特にトラックモードでは正確性と安定性を最大限確保するプログラムとした。完全にESCをオフにすることも可能。

国際自動車フェスティバルの開催期間は2020年1月29日~2月2日。パリの歴史的建造物のひとつであるオテル・デ・ザンバリッドで行われる。入場料は15ユーロ(約1800円)。

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