フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、カタルニア・サーキットで行なわれたF1プレシーズンテスト前半の最終日、午前中にパワーユニット(PU)のトラブルに見舞われた。このためチームはPUの交換を決断。貴重な走行時間を失うこととなった。
問題が発生したPUはチェックのためにファクトリーへと運ばれ、そしてフェラーリは月曜日に、その調査結果を明らかにした。
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「先週の金曜日に問題が発生したPUは、マラネロに送り返され、分解されてチェックが行なわれた」
そうチームは語っている。
「トラブルの原因は、潤滑システムの構造以外の部分に問題があった。それは懸念する必要があるものではなく、それを修正する作業はすでに進行中である」
フェラーリはライバルであるメルセデスやレッドブルと比べて劣るばかりか、本件のトラブルにも見舞われたため、開幕戦に向けて不安視される向きもあった。
今週の水曜日からはプレシーズンテストの後半が行なわれるが、フェラーリはここでより良いペースを示せることを期待しているようだ。
「3月15日のオーストラリアでの開幕戦前最後のセッションとなる今後3日間で、チームは予選とレースシミュレーションを行ない、パフォーマンスに関する作業をスタートさせる」
チームはそう明かしている。
なおチーム代表のマッティア・ビノットは先週、オーストラリアに持ち込まれるニューマシンSF1000は、現在走っているモノと比べて「それほど変わらない」と語っていた。しかし前後のウイング、エンジンカウルなどには変更が加えられるようだ。
プレシーズンテスト後半初日の水曜日にはまずベッテルがステアリングを握り、午後からはシャルル・ルクレールがマシンに乗り込む予定。その後木曜日はベッテル、金曜日にはルクレールがドライブすることになっている。
ベッテル曰く、フェラーリは最初のテストで、PUのパフォーマンスを発揮することを計画していなかったという。
「エンジンモードなどを使って、色々と試すことができる。今のところ、目標はPUの最大出力を証明することではなく、できるだけ多くの周回をこなすことだと思う」
そうベッテルは語った。
「その後でエンジンの出力を増加させる。でもそれは、おそらくテストでやりたいことじゃないし、誰にも見せたくないことだと思う。僕の知る限り、それは予定の中には入っていない」
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