丸目ヘッドライトとロングノーズ再現! ワーク製深リムホイール履く車体
1969年に登場し、流麗なロングノーズ・ショートデッキのフォルムで世界中を熱狂させた日本の宝「初代S30型フェアレディZ」。そして2002年、一度途絶えかけた名車の歴史を鮮やかに復活させ、今なおドレスアップやモータースポーツシーンで絶大な人気を誇る「5代目Z33型フェアレディZ」。ハイドロの名門「スキッパー」が融合させたボディキットを紹介する。
彼女のZ33「フェアレディZ」は4台目! 脱着式ステアリングはモデルゆえの選択…「速さもそうだけど、お尻のモチモチしたシルエットが大好きです」
1969年名車の面影とグラマラス外観! 違和感なきボディキット
ハイドロリクスサスペンション(油圧によって車高制御や挙動調整を瞬時に行える足まわりシステム)の代名詞としてカスタムシーンの最前線を走り続けてきた名門「スキッパー(SKIPPER)」が、この新旧2台のフェアレディZの魅力を融合させた至高のカスタムマシンを作り上げた。
「現在の感性で手を加えたら、一体どんな仕上がりになるだろうか」
そんなハイドロ名門のふとした思いつきから始まった本プロジェクト。Z33の現代的なスポーツカーフォルムに、誰もが憧れたS30Zの悪魔的な顔つきを移植した「フロントボディキット(フェイスキット)」だ。正面から対峙した瞬間、誰もが「本物のS30Zか?」と見紛うほどの圧倒的な完成度を誇る。
S30型フェアレディZの絶対的なアイデンティティであるクリっとした丸型ヘッドライトの目元はもちろん、前方に鋭く突き出したノーズの造形や、ボンネット中央を貫く印象的なプレスラインに至るまでリアルに再現されている。
さらに、フロントバンパーの開口部まわりからアンダーラインにかけては絶妙なボリューム感が持たされており、現代のスポーツカーらしいワイド&ローな押し出し感を強力にアピール。部分的なデザインの模倣にとどまらず、Z33特有のグラマラスなリアフェンダーや滑らかなルーフラインと合わさった時、クルマ全体として完璧な調和を見せる。
「一周回って最初からこういう純正デザインの特別仕様車だったのではないか」
そう思わせるほど、違和感のない至高のフィニッシュが与えられているのだ。
下向き排気エンド備えるリアビュー! アーブス製バケットシート
足回りや細部のトータルコーディネイトにも、スキッパーらしい美学が宿っている。
足元を飾るのは、深リムのステップリム(リムの途中に段差を設けることで深みと立体感を高めるホイール形状)が圧倒的な疾走感を生み出す「ワーク(WORK)マイスター」ホイール。フェンダーギリギリまで攻めたローダウンセッティングと相まって、往年の街道レーサーやGTカーの血統を感じさせるスタイリングを構築している。フロントフェンダー側面にさりげなくあしらわれた「DATSUN」のエンブレムも、マニアの心をくすぐるアクセントだ。
排気系にはパワークラフト製マフラーを組み合わせ、やや斜め下を向いたエキゾーストエンドの形状が旧車らしい味のあるリアビューを演出。
インテリアを開けると、鮮やかなブルーのボディカラーと見事に統一されたアーブス(AVUS)製バケットシートが鎮座し、コックピット全体にレーシーな気品をもたらしている。
単なるノスタルジーにとどまらず、現代の技術と感性で仕立て上げられた本マシン。Z33オーナーにとってもS30Zファンにとっても、その圧倒的な完成度と新旧融合の情熱は一見の価値がある至高の1台と言えるだろう。
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