鮮烈マイナーチェンジ。待望のPHEV誕生
パワートレーン:プラグインHV
満充電時EV走行距離(WLTCモード):57.3km
次期型の三菱アウトランダーのシルエット画像が公開。正式発表は2021年2月と予告
エクリプスクロスがマイナーチェンジした。待望のPHEVを新設定したうえに、全長を140mm伸ばし、リアゲート形状を変えた。プラットフォームやクルマの基本は従来と共通だが、まさにビッグチェンジ。最新のエクリプスクロスは新鮮そのものだ。
スタイリングは、一新したフロントマスクが印象的。新型はグリル全体がブラックになり、ダイナミックシールドと呼ばれる独自の表情が強調された。実に精悍である。ヘッドランプはグリルサイドにレイアウト。上側はポジションランプ兼デイタイムランニングランプになる。ノーズは従来比35mm伸びた。
リアは荷室空間拡大(PHEVのバッテリー積載スペース確保という面もある)を目的に、オーバーハングが105mm延長された。これに呼応してリアゲートは後方に伸ばされ、上下 2分割だったリアウィンドウは1枚になった。新型は従来以上にクーペフォルムを強調。しかも落ち着いた雰囲気が増している。
ボディサイズは全長×全幅×全高4545×1805×1685mm。日本でも扱いやすいサイズにまとめられている。
室内は上質。PHEVメカニズムはアウトランダー用をリファイン
試乗車はPHEVのPグレード。新たにオプションリストに加わったライトグレーのレザーシートが装着されていた。PHEVはガソリン車に比べて価格が高い。しかしこの上質なインテリアなら納得というユーザーが多いだろう。メーターはアウトランダーPHEVに似ていて、左側にタコメーターの代わりにチャージ/パワーメーターが備わる。
PHEVのメカニズムは基本的にアウトランダーPHEVと共通。2.4リッター直列4気筒エンジン(128ps)と前後2基のモーター(フロント82ps/リア95ps)を持ち、前輪はエンジンとモーター、後輪はモーターだけで駆動する。満充電時のEV走行可能距離は57.3km。充電は急速/普通の両タイプに対応。車重は1920kgに達する。
加速はかなりの余裕がある。右足の動きに即答するレスポンスと、トルクフルな味わいが心地いい。セレクターレバー横にあるEVモードスイッチを押さなくても、街中はほぼモーターだけで走る。ペースを上げるとエンジンが始動するようになるが、回転をさほど上げずに走れることもあり、音はほとんど気にならない。
パフォーマンスは「大人のGTカー」、走りはランエボの血統
ドライブモードはエコ/ノーマル/スノー/グラベル/ターマックの5種類。トグル式スイッチで切り替える。エコはモーターやエアコンが省エネ設定に変化。他の4モードは三菱がS-AWCと呼ぶ 4輪統合制御システムの設定が変わる。
中でもターマックモードは、モーターの出力特性やレスポンスが、走り指向にチューニングされている。一般的なスポーツモードに近い感覚だ。まさにドライバーの意のままの走りが楽しめる。一方、エコモードは、ノーマルとの違いはあまり感じなかった。これはもともとパワーに余裕があるからかもしれない。
乗り心地はガソリン車より重厚だ。適度な固さを基調に、しっとりした足回りの動きが伝わる。細かい揺れは巧みに抑えられている。重い車体が有利に作用しているのはもちろん、PHEV化に合わせてエンジンルーム内やリア回りなどボディ各部の補強を行ったことが功を奏しているようだ。
ガソリン車のエクリプスクロスは、このクラスのSUVとしては軽快な身のこなしが好印象だった。PHEVは重量増加の関係で、この面も落ち着いている。いわば大人のGTカーといったイメージが強い。
しかしターマックモードに切り替えると、コーナー立ち上がりでの様子がはっきり変わる。後輪に多めのトルクを与えるだけでなく、左右輪の駆動力も調節され、ガソリン車以上に小気味いいフィーリングを実現していた。
ターマックモードは、ランサーエボリューションでの経験をフィードバックしたものという。エクリプスクロスPHEVが生粋のドライバーズカーであることの証だ(ターマックモードはアウトランダーPHEVには未設定)。
価格は内容を考えるとリーズナブル。エントリーグレードの価格は300万円台。新車で買えるプラグインSUVとして最も安い。日本はもちろん、世界各地で電動化の推進がニュースになる中で、待ち望まれた1台が登場した。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
まるで「“ミニ”フェアレディZ」!? 全長4.1mの日産「コンパクトクーペ」が斬新すぎる! 短命に終わった「NXクーペ」とは?
スバル新型「プレオ」発表に期待の声! “約100万円”の「コスパ最強」軽セダンは実用性バツグン! スバルらしい「水平対向エンジン×MT搭載」を求める声も!
超イケてる新型ムラーノをデザインのプロが分析! 個性を主張する「デジタルVモーション」の使いすぎには要注意
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント