今季から日本でのレース活動をスタートさせながらも、3月のスーパーフォーミュラ開幕戦でクラッシュして長期離脱を余儀なくされたオリバー・ラスムッセン。彼は5月4日に決勝が行なわれるスーパーGT第2戦富士の現場に元気な姿を見せた。
鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラ開幕戦のフリー走行で、TEAM IMPULの19号車をドライブしたラスムッセンは、デグナーをコースオフしてタイヤバリアに正面から激突。そのインパクトは大きく、背中の痛みを訴えていたラスムッセンは後に胸椎骨折と診断された。
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手術も成功し、術後の経過も良好だったようだが、それでも復帰には2ヵ月を要した。その間に国内レースが過密日程になっていたこともあり、ラスムッセンはスーパーGT公式テスト2回(岡山、富士)、スーパーGT開幕戦岡山、スーパーフォーミュラ第3戦・第4戦もてぎを欠場することになった。
復帰までの2ヵ月は厳しいものだったのではないかと投げかけると、ラスムッセンは意外にもあっけらかんとしていた。
「いや、大丈夫だったよ」
「もちろん簡単ではなかった。最初の1~2週間は大変だったけど、その後は順調に回復して、わりとすぐに慣れた。そこから数日で、『万全な状態で力強い形で復帰したい』という気持ちに切り替わった」
「回復にもアップダウンがあったし、超楽勝だったとは言わない。でも少しずつ良くなっていくのが実感できたし、そういう意味では順調だったよ。とにかく問題なかった」
ラスムッセンは負傷により2度の公式テストを欠場。さらに開幕戦も戦うことができなかった。そのため今回の第2戦はテスト的な立ち位置とみなしているのかと問うと、ラスムッセンはそれを否定した。富士スピードウェイはWEC(世界耐久選手権)でも走ったコースであり、スーパーGTのapr加入後も、エントラント協会主催のテストでLC500h GTを走らせている。準備には時間がかからないと見ているのだ。
「コンディションは違うけど、今年唯一のテストはここ(富士)でやったしね。ここは過去数年連続で走っているのでよく知っている。だからすぐにペースを掴んで、マシンを学ぶべく走行距離を重ねることになると思う」
「だからテストと扱うことはないよ。レースはレースだからね。体調も万全だと思っているし、他のレース週末と同じ心持ちでしっかり戦うつもりだ」
またスーパーGTの2週間後には、スーパーフォーミュラのオートポリス戦も控えている。依然として苦戦が続くIMPULだが、少しずつパフォーマンス面で前進しているようにも見える。
オートポリス戦の意気込みに関してラスムッセンは、「まだレースウィークを戦いきれてないから、難しいところだね」としつつ、こう続けた。
「でも、エンジニアとは連絡を取り続けていて、チームとしては前進できていると感じている。代役を務めてくれたリクト(小林利徠斗)も、あと少しで予選Q2に行けそうだったりと、よくやってくれていたしね。細かい点を拾っていくと、ポジティブな要素がいくつも見えてくる」
「インパルと一緒に戦うことに関しては自信を持っている。彼らには素晴らしい歴史があって、本来のポジションに戻れると信じているし、正しい方向に進んでいると思う」
優しい笑顔がチャームポイントで、「ポジティブさを大切にしているんだ」と語るラスムッセン。日本語も勉強中で、今はひらがなであれば多少の読み書きができると言うから驚きだ。その前向きなエネルギーが、スーパーGT、スーパーフォーミュラ共々チームを押し上げるか。
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