スクーデリア・トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーが、チームの組織再編を進めるマクラーレンへと移籍するようだ。
マクラーレンは正式にキーの移籍を認めてはいないものの、移籍に関する契約はすでに完了していると考えられている。彼が、新天地でいつから仕事をスタートすることになるのかはまだ分かっていない。
レッドブル「ホンダの進歩を促進するために、トロロッソの今季を”犠牲”にしたくはないが……」
マクラーレンのチーフエンジニアを務めるマット・モリスは、先週末のドイツGPでは現場で仕事を担当していたものの、チームを離れることになるだろう。
4月にシャシー部門のチーフテクニカルオフィサーだったティム・ゴスが離脱したのを皮切りに、マクラーレンは技術部門の再編を進めてきた。今月初めには、レーシングディレクターを務めていたエリック・ブーリエが辞任している。
マクラーレンはかつての輝きを取り戻すため、ビッグネームの獲得を模索してきた。46歳のキーは、長年パドックで最も有能なエンジニアのひとりとして評価されている。1986年のジョーダンでキャリアをスタートさせ、ミッドランドやスパイカー、フォースインディアに在籍。テクニカルディレクターに上り詰めた。
2009年には、彼が開発に携わったフォースインディアのVJM02を駆ったジャンカルロ・フィジケラが、ベルギーGPでポールポジションを獲得し、2位でフィニッシュしている。
キーは2010年にザウバーへと移籍すると、BMWが抜けたチームの地盤を固め、表彰台を狙えるチームへと導く手助けをし、2012年にトロロッソに加入した。
中団チームの限られたリソースの中で、多くの成果をあげてきたことで知られるキー。マクラーレンの予算はこれまでよりも減らされるかもしれないが、彼のビッグチームへの加入はパドックでも注目を集めるだろう。
一方で、近年のトロロッソにとって彼は重要な戦力であり、その離脱が本当ならば大きな打撃となるだろう。
また、トロロッソの姉妹チームであるレッドブルにも影響が出る可能性がある。来季、ルノーからホンダへとパワーユニットをスイッチするレッドブルにとって、すでにトロロッソでそれを経験しているキーはアドバイスを求められる貴重な人物だからだ。
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