スズキは「東京オートサロン2026」に、“もし、モンスターハンターの世界にSUZUKIがあったら”をテーマに、「カプコン」が販売する人気ゲーム「モンスターハンター(通称『モンハン』)」とのコラボレーションによるカスタマイズを施した『ジムニーノマド』と二輪の新型『DR-Z4S』を出展した。
◆モンスターの爪痕も再現
ジムニーノマドは、「ゲーム内に登場する簡易キャンプというテントがあり、それをモチーフに砂原を駆け抜けて大冒険に出かけるというシーンを演出しました」と話すのはスズキでCMFデザインを担当する小里弓子さんだ。
具体的には、テントをモチーフにしていることから、「ルーフとボディのツートーンの塗り分けにこだわりました」という。まず、「ジムニーの幌をイメージして、上の赤色の部分は布っぽいテクスチャーにしています」。
一方のボディの黄色い部分は、「モンスターの表皮をあしらったような、ゴツゴツした表情にすることで、ゲームの綺麗なグラフィックをリアルに再現しています」と小野さん。因みにこのカラーはフルラッピングだ。「柄などが分割でパネルごとに跨いでいますので、そこがきちんとつながるように職人さんと一緒に調整しました」と苦労もあった。
さらに、「ゲームをやってる方だったらおなじみの柄やエンブレムを配置。ボンネットやサイドにモンスターの爪痕を入れることで、ハンティングの臨場感や雰囲気を会陰出しましたので、見た方に楽しんでもらえるようにしています」とのことだ。
◆自分がゲームの世界に入り込んだように
小里さんのこだわりは、「リアルなグラフィックにすること」だった。「モンスターハンター自体がとてもキレイなグラフィックですし、すごく細かいところまで作りこまれています。それが現実にあったとしたら、きっとこんな感じだろうなとお客様が思ってもらえるような、まるで自分がゲームの世界にいるような気持ちになっていただきたい。ですから近くで見てもゴツゴツした表情だったり、大地を駆け抜けてきて汚れたんだろうなという雰囲気が伝わるようなものにしたいと思ったのです」と語る。
装着している用品は既に販売されているものや、これから販売予定のもので、「今回この場で終わりではなく、お客様が実際購入したり、これから購入できるように進めています」とのことなので、楽しみが増えそうだ。
◆一緒にハンティングする相棒
そしてもう一台がDR-Z4Sだ。DR-Z4Sは10月に発売されたばかりの、オンロードから本格的なオフロードまで幅広く楽しめるデュアルパーパスモデルで、また希少な400cクラスのオフローダーとして注目されている。今回のコラボレーションでは、ゲーム内でプレイヤーが騎乗し、移動やアクションを共にする相棒のモンスター「セクレト」をモチーフにした、鮮やかなブルーのグラフィックスが採用された。
「一緒にハンティングするときの相棒のような存在なので、この2台が並ぶことでゲームの世界観が一気に出てくるでしょう」と小里さん。
セクレトをイメージしたカラーリングに、ジムニーノマド同様、モンハンらしいグラフィックも描かれた。シートのカラーも専用でブラウンレザーに置き換えられており、散りばめられたレザーのアクセントや装着されたサイドバッグとの相性も抜群。DR-Z4Sの道を選ばずに走破できる特徴と相まって、まさに“ひと狩り”へと出かけたくなるスタイリングに仕上がった。
◆なぜモンスターハンター?
そもそもなぜモンスターハンターなのか。小里さんは、「既に二輪でカプコンの『ストリートファイター6』とコラボしています。今後はもっとゲーム業界とスズキのコラボレーションを盛り上げていきたいと考えていたところ、新作の『モンスターハンターワイルズ』が発売されましたので、今度はこちらのタイトルでコラボしてみようとなりました」と話す。
その意図は、「若い方にもクルマの面白さや興味を持っていただきたいんです。そこでこういった異種業界のコラボレーションを進めて、クルマの面白さやスズキのクルマや二輪は色々あることを発信できたらと考えています」とし、今回の出展では、「逆にモンスターハンターを知らない方でも、冒険のワクワクや臨場感を楽しんでもらいたいですね」とコメントした。
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