アルピーヌは、育成ドライバーであり、FIA F2選手権のタイトル争いをリードしているオスカー・ピアストリ(プレマ)をリザーブドライバーに起用すると発表した。
わずか1シーズンでF2を卒業し、2022年はリザーブに専念するピアストリ。F1サウジアラビアGPと併催のF2ジェッダ戦でもリードを拡大した期待の若手は、2023年のF1デビューを目指すことになる。
■オコン、ピアストリのF1デビューは”時間の問題”と太鼓判「僕も時間がかかったけど……」
とはいえ、ルノーがパワーユニットを供給しているチームがワークスのアルピーヌしかない以上、ピアストリの将来は安泰ではない。
アルピーヌはエステバン・オコンと2024年末までの長期契約を結んでいる。残るもう1シートに座るフェルナンド・アロンソは来シーズン末で契約が終了するという状況だ。
つまり今季F1にカムバックし、優れたパフォーマンスを見せているアロンソが2023年以降も現役続行を希望した場合、アルピーヌはアロンソを放出するという非現実的に思える選択肢以外に、ピアストリをF1デビューさせるためには、他チームのシートを見つけてくる必要がある。
アルピーヌのエグゼクティブ・ディレクターであるマルチン・ブコウスキーは、アロンソが2023年以降もF1に参戦する場合、ピアストリがどうなるかと訊かれた。彼は「良い質問だ」と認めつつ、2023年のシートをめぐり、アロンソとピアストリが”直接比較”されることはないと示唆した。
「どうやってその判断を下すのか? まあ、まずは来年を見てみよう」
「マシンが速くてフェルナンドが満足していれば、ある種の議論ができるだろう。もしそうでなければ、別種の議論をすることになるだろう」
「しかし、我々はオスカーという素晴らしい才能を持った選手を抱えている。もしアルピーヌにシートがなくても、彼がF1マシンに乗り、アルピーヌファミリーに留まるための解決策を見つけることができるはずだ」
ピアストリは来季、アルピーヌの広範なテストプログラムに参加する予定であり、若手ドライバーをシーズン中に最低2度、FP1に参加させなければならないという新規則の下、セッションに参加する可能性もある。
ブコウスキーは、ピアストリが来季もアルピーヌで重要な役割を果たし、レースチームをサポートすると同時に、自身の成長も続けてくれると確信している。
「今回のオスカーについての発表は、彼がリザーブドライバーになるということだけでなく、他にも多くのことを含んでいる」
「オスカーは、シミュレータを使った開発に深く関わっていくことになる。彼はすでにそうしたことをいくらかやっているが、我々が望むほどではない。なぜなら、彼はF2でレースをしていて、今年はまだチャンピオンシップに勝つ必要があるからだ」
「彼は多くの開発作業、シミュレーター作業を行ない、ファクトリーでエンジニアと密接に仕事をすることになるだろう。トラックでも、かなり多くの走行を行なうことになるはずだ」
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