2月14日に発表されたメルセデスF1のニューマシンW11。ダブルタイトル7連覇を懸け、今シーズンに臨むという、重責を背負った1台である。
昨年型W10は、ダブルタイトルこそ獲得したものの、弱点も抱えたマシンだった。それは冷却性能である。W10はラジエターの能力に限界があり、パワーユニットをはじめとした機器を完全に冷却することができず……チームも対策に乗り出したが、シーズン中に解決することはできなかった。その弱点は高温のコンディションとなったオーストリアGPで顕著に表れた。
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