フェラーリのルイス・ハミルトンは、マイアミGP決勝レース中にチーム無線で発したシャルル・ルクレールとのポジション交代をチームに認めさせようとする発言について説明し、レース自体には満足していると語った。
フェラーリの2台はタイヤ戦略を分け、8番グリッドからスタートしたルクレールはオーソドックスにミディアムタイヤでスタートし、後半のスティントではハードタイヤを履いた。12番グリッドからスタートしたハミルトンは逆に、ハードタイヤからミディアムタイヤに交換する戦略だった。
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そうしたタイヤの違いもあり、レース後半にルクレールに追いついたハミルトンは無線で、自分を先行させるようにチームに対して訴えた。しかしチームからはなかなかルクレールを抜く許可が下りず、ハミルトンは苛立ちを見せた。
最終的にフェラーリはそれを受け入れ、ハミルトンをルクレールの前に出して前を行くアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を追わせたが、ハミルトンのペースが落ちると今度はルクレールがハミルトンにポジションチェンジを要求。2台は再びポジションを入れ替え、ルクレールが7位、ハミルトンが8位でレースを終えた。
ハミルトンはレースを振り返って、ミディアムタイヤを履いているときにルクレールの後ろで我慢を強いられているように感じたと指摘し、ピットウォールがもっと早く対応していればアントネッリに追いつけたはずだとの見解を示した。
ハミルトンはルクレールの後ろに張り付いている間にフラストレーションが溜まっていたことを認めたものの、レースには概ね満足していたようだ。
「まず第一に、僕はレースを楽しめた」
そうハミルトンは語った。
「今週末は、僕たちが望んでいるほど速くはないけれど、全体的にはいい週末だったと思う」
「今日はそれが必ずしも表れていないかもしれないけれど、12番手からのスタートはオーバーテイクがとても難しかった。ミディアムタイヤに履き替えて、クルマが生き生きとしているのを感じた」
「前方にはメルセデスしか見えなかったし、もしかしたら6番手くらいまで上がれるかもしれないと思っていた」
「でもあの(ルクレールの後ろにいた)数周でかなりのタイムをロスしてしまった。あの瞬間は明らかに僕が良い状態だったし、決定が十分に早く下されたとも思えなかった。チームにもシャルルにも問題はないけれど、もっとうまくやれたと思う」
ハミルトンは、チームが両ドライバーを平等に扱おうとする難しい仕事をしていると認めた上で、チームは速いマシンを優先し、ポジションを上げられなければ元に戻すべきであり、ドライバーよりも余裕があるはずのチームが素早く決断を下さなければならないと話した。
「フレッド(フレデリック・バスール/フェラーリ代表)がレース後に僕の部屋に来たんだ。僕は彼の肩に手をおいて、落ち着け、そんなに過敏になるなって感じだった。無線ではひどいことを言っていたかもしれない。過去に他の人たちが言ったようにね」
「皮肉もあったよ。僕たちはクルマの中で大きなプレッシャーにさらされていることを理解してほしい。戦いの渦中では、平和的なメッセージじゃ決して伝わらないよ」
「怒っているわけでもないし、目くじらを立てているわけでもない。ただ決断してほしいんだ! 椅子に座り、目の前にあるモノを理解し、素早く決断する。僕としては、『僕たちはパニック状態で、クルマをコースに留めようとしているんだ。それにコンピュータの方が早く考えられるはずだ』と思うね」
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みんなのコメント
安全性が高い Hのルクレールを、メインに考えるのは当然
ルクレールに アントネッリを追わせれば、もう一つ上に行けたかもしれないが
欲をかくより ハミルトンを一度前に出し、サインツから 同じHのルクレールを挟む事で、サインツから ハミルトンを逃がした
すると案の定 ハミルトンのペースが停滞し、残りのラップから ルクレールを前に戻した(スワップは 寧ろ1周早かった)危うく ハミルトンは、刺されるところだった
詰まり 今回のPITは、上手くやったで 良いだろう
それより フェラーリPUは、次のイモラの為に ここで新しくしなかった(雨予報もあったし)その為 特にストレートで、ウィリアムズに苦しんだ
アップデートもあるし、イモラは 少しはマシだろう