メルセデスF1はアメリカGPでフロアアップデートを投入しているが、ドライバーのルイス・ハミルトンはコーナー進入で自信がついたと評価している。
アメリカGPではすでに今季終盤戦となっているにもかかわらず、多くのチームがアップデートを投入。メルセデスもそのひとつで、彼らはフロアをアップデートしていた。
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アップデートは来季のマシン設計に活かすためという目的もあるが、ハミルトンによるとW14でよりコーナー進入に自信を持てるようになったという。実際、決勝レースではレッドブルのマックス・フェルスタッペンから僅差の2番手フィニッシュ(レース後にプランクの摩耗で失格)を果たしており、パフォーマンスを向上させているようだった。
「間違いなく、この週末にステップを踏んだことによってマシンに多少ながらも自信を持てるようになった。コーナーに少しだけ自信を持って入れるようになったんだ」
ハミルトンはそう語る。
「このコースを走るのはすごく楽しかったよ。まだマシンには根本的な問題があるけれど、それは来年まで変わらないからね」
「だけど前に進んでいることを感じられて、本当にポジティブだった」
ハミルトンは今回のアップデートではリヤのダウンフォースが増加されたことと同程度、ドライビングに自信を持って挑めるようになるという効果があったと語っている。
「アップグレードは0.1秒の効果しか無かったかもしれない。でも少なくとも0.1秒の自信を僕に与えてくれたとも言える」
「だからこういったアップデートを手にしたときどうなるのかはとても興味深いんだ。二重の波及効果みたいにね」
またチーム代表のトト・ウルフは今回実施したフロアアップデートは、来シーズンのマシンを作る上で興味深い実験になっていると語った。
「これがうまくいくかどうかは別として、方向性として興味深い実験だ」と、ウルフ代表は言う。
「我々により示唆を与えてくれる。自分たちは来年のマシンで適切な方向に進んでいるのか? といったものだ」
「今回のアップデートは当初から方向性を示しつつ機能していた。ルイスはリヤエンドの改善を話していた。そしてジョージはマシンが良かったというところまではいかなかった。我々はこのことから学ぶ必要がある。これは非常に大きな要素だ」
またアメリカGPでのパフォーマンスは、ハミルトンが得意としているコースだということも関係しているのではないかと聞くと、ウルフ代表は次のように答えた。
「ルイスは常にオースティンで非常に強さを見せてきた。彼が波に乗っていると、止められない」
「ただルイスが得意とするコースのひとつだからというだけで、我々がそういったパフォーマンスを発揮するとは思っていなかった」
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