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混戦のTCRジャパンシリーズはターニングポントの第3戦富士ラウンドへ

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混戦のTCRジャパンシリーズはターニングポントの第3戦富士ラウンドへ

今年2019年より始まったTCRジャパンシリーズは、スーパーフォーミュラと併催の年間5ラウンドで争われる。独立したサタデーシリーズとサンデーシリーズで構成され、それぞれにオーバーオールクラス、ジェントルマンクラスの選手権、さらには総合でのエントラント賞典という合計5つのシリーズランキングが存在し、いずれも混戦模様だ。

安定した強さのHONDA CIVIC typeR
CIVICでシリーズを戦う現在エントラントランキング首位のKCMGは、オーバーオールクラスの18号車マシュー・ホーソン、ジェントルマンクラスに72号車ユーク・タニグチ、さらには未出場ながらオーナーのポール・イップ氏もエントリー。開幕戦でアベック勝利を飾るなどコンスタントにポイントを重ね、サタデーシリーズの両クラスにおいてドライバー選手権をリードしている。
また5号車 TEAM GOH MODELSの金丸ユウ、ジェントルマンクラスでは62号車 TEAM G/MOTION'の塩谷烈州も勝利しており、ここまでCIVICは4戦2勝(クラス別では8戦5勝)と高い勝率。

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速さに目覚めたVW Golf GTI
車両デリバリーの遅れから開幕戦では本来のパフォーマンスを発揮できなかったGolfだが、セッティングを煮詰めた第2戦、サタデーシリーズで52号車 埼玉トヨペットGreenBraveの密山祥吾が勝利しエントラントランキングで2位、サタデーシリーズもランク3位に。
25号車 VW和歌山中央RT with TEAM和歌山の松本武士もコンスタントに表彰台を獲得し、サンデーシリーズではオーバーオールクラスランキング首位をキープ。

予選最速のAudi RS3 LMS
ここまで4戦中3戦ポールポジションを獲りながら勝利に恵まれない21号車 HItotuyama Racingの篠原拓朗。それでもオーバーオールクラス連続2位表彰台となったサタデーシリーズでは1ポイント差でホーソンに次ぐランク2位。しかしながらサンデーシリーズでは2戦続けてマシントラブルにレーシングアクシデントで低迷、不幸は日曜日にやってくる。アンラッキー・サンデーを次戦の富士で克服できるか。

シリーズを掻き回すAlfa Romeo Giulietta
ジェントルマンクラスに2台のみエントリーしているジュリエッタだが、33号車 GO&FUN SquadraCorseの前嶋秀司の存在がオーバーオールクラスの脅威となっている。開幕戦はマシントラブルにより鳴りを潜めていたが、第2戦のサンデーシリーズで本領を発揮。スタートの混乱をクリアした後はプロフェッショナルドライバーら後続を引き離し、ジェントルマンクラスにしてオーバーオール優勝という大金星をあげた。これによりサンデーシリーズのジェントルマンクラス首位だけでなく、オーバーオールでも松本に1ポイント差のランク2位に。

シリーズの行方を左右するBOP
開幕戦では両クラスで全勝をあげたCIVICだが、第2戦ではサタデーのジェントルマン1勝のみ。残る3勝はGolfとジュリエッタ(両クラスでの勝利)が獲得した。これは第2戦にむけた性能調整、BOP(Balance Of Performance)により車両最低重量がCIVICで+30kg、Golfとジュリエッタは共にー30kgと変更されたことによる影響も大きいだろう。このように、TCRジャパンシリーズではマシンの戦闘力の均衡を図るため、ラウンド毎にBOP値が変更される。
では次戦富士ではどうかといえば、ようやくCIVICは-20kg、Golfとジュリエッタはさらに-10kg、そして予選最速マシンたるAudi RS3には試練の+5kgが課されることに。シーズン前のテストでは1分48秒台の最速タイムを叩き出していたRS3がどのようなパフォーマンスを見せるか、また少排気量のジュリエッタがその軽さを武器にできるのか。ウェイト軽減となったCIVICが有利との見方もあるが、調子の良いGolfの動向も非常に気になる。これまでのテクニカルレイアウトから一転、高速サーキットでの開催となる富士ラウンドは目が離せない。(PHOTO:井上雅行)

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