フェラーリは先日、2023年から世界耐久選手権(WEC)の最高峰クラスに自社製のハイパーカーで参戦することを表明した。このプログラムの詳細はまだ明かされていないが、フェラーリは実に1965年以来となるル・マン24時間レース総合優勝を目指していくこととなる。
フェラーリからF1に参戦しているシャルル・ルクレールは、コロナ禍の昨年に行なわれたバーチャル・ル・マンに参加し、その際に「いつか本物の方にも出たい」とコメントしていた。
■フェラーリ、2023年からWEC&ル・マン24時間参戦へ。自社製ハイパーカーを製造
2021年シーズンに向けたフェラーリのローンチイベントの中でルクレールは、自らの焦点がF1にあるとした一方で、将来フェラーリとル・マンで戦うチャンスがあれば喜んで引き受けたいと語った。
「僕はル・マンが好きだ。これまでずっとル・マンのファンだったんだ」とルクレールは言う。
「チャンスがあれば喜んで参加するよ」
「現時点では、主な焦点はF1だ。でも繰り返しにはなるけど、機会があれば当然参加したいに決まっている」
一方で今季からルクレールとチームメイトとなるカルロス・サインツJr.は、ル・マン参戦に関して比較的冷静な意見を述べたが、同時にハイパーカーのプログラムは「興味深い」とも述べた。
「フェラーリのようなブランドがル・マンに再挑戦したいと考えていることは素晴らしいことだし、僕はその主要なファン、そしてサポーターになるだろう」とサインツJr.。
「でもドライビングという面では、僕はここフェラーリでやるべきことがまだたくさんあるし、スクーデリア・フェラーリのF1チームに完全に集中している。現時点で他のプロジェクトのことは頭にないよ」
「今後も注視はしていくけど、まだそれは先の話だろうね」
また、フェラーリはWEC最高峰クラス以外にもインディカー参戦を検討するなど、F1以外のモータースポーツへの参戦を積極的に模索していた。しかしながらF1チームの代表を務めるマッティア・ビノットは、こういった動きはF1における予算制限導入を受けた人員の再配置が目的ではないと主張した。
「いや、財政レギュレーションの影響では断じてない」とビノットは言う。
「このプログラムは、企業としての利益という観点から検討されたものであり、最終的にフェラーリとして関与することが決定した」
またビノットはル・マン・ハイパーカー(LMH)のチームを率いることに関して慎重なコメントを残したが、可能であればどんな知識でも喜んで提供するつもりだと語った。
「私が責任者になる? 我々はフェラーリが特殊な企業であることを理解すべきだと思っている。誰が責任者で誰が責任を負っているかは問題ではない」
「私が直接的に責任者として関わることはないだろう。我々はスクーデリア・フェラーリとして、F1のプログラムに集中している」
「ただし、(F1チームとして)我々が何らかのノウハウや専門知識を使ってサポートできるのであれば、もちろん喜んでそうするだろう。先ほども言ったように、我々は特殊な企業だからね」
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