カワサキ、通常の3倍速そうな「Z650 50周年モデル」を海外で発表!【50th Anniversary 第4弾】
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年7月30日
カワサキZ650 概要
ニンジャ650およびZ650RSとエンジン&基本骨格を共有する、パラレルツインのスタンダードネイキッド。ニンジャともども’20にユーロ5対応のモデルチェンジを受けた。この際に兄貴分のZ900と同系イメージの最新Z顔となり、スマホ接続機能付きフルカラーTFTメーターをゲット。タンデムシート形状も変更して快適性アップが図られた。ユーロ5対応に伴い最大トルクは微減したものの、エアクリーナーボックスとスロットルボディを繋ぐダクト形状を変更して中回転域におけるトルクは向上。最高出力も従来と同じ68psをキープしたのも特徴だ。
国内’22モデルは新排出ガス規制適合のため型式および型式指定・認定番号が変わり、これに伴いWMTCモード燃費が従来の23.6km/Lから23.0km/Lへと変更された。カラーはZ900 STDと同系の爽やかなホワイト×グレーの1色展開だ。他のスペックは従来型を継承する。ETC2.0車載器は標準装備だ。
また’22年はカワサキZシリーズ誕生50周年目のメモリアルイヤー。これを記念してZ900/Z900RS/Z650RSにアニバーサリーカラーが発表されたが、欧州と北米ではこのZ650の特別仕様車にも設定されている。
’22 カワサキZ650 50thアニバーサリー[欧州/北米仕様]
◆主要諸元
―― 【’22 KAWASAKI Z650 50th ANNIVERSARY|EU/US MODEL】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 649cc 68ps/8000rpm 6.5kg-m/6700rpm ■188kg シート高790mm 15L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●色:ファイアクラッカーレッド ※欧州/北米仕様
◆主要装備
―― 鮮やかなレッドを身に纏い、ゴールドを基調にした「Z」「Kawasaki」「50th Annivarsary 1972-2022」のロゴを各所に配置する。灰と黒のハイライトも’80年代当時を再現する。シートもシボ加工された特別製だ。※欧州/北米仕様 [写真タップで拡大]
’22 カワサキZ650 [国内]
◆主要諸元
―― 【’22 KAWASAKI Z650】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 649cc 68ps/8000rpm 6.4kg-m/6700rpm ■189kg シート高790mm 15L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●ブルートゥース ●色:パールロボティックホワイト×メタリックマットグラフェンスチールグレー ●価格:85万8000円
◆ライディングポジション
―― 諸要素がコンパクトにまとめられており足着きも優秀。ハンドルの切れ角は左右とも35度あり、取り回しの際やUターン時など非常にラクだ。※写真は’20モデル
◆エンジン
―― 180度クランクの649cc水冷2気筒エンジン。触媒容量を増やしてエキゾーストパイプとサイレンサーをショート化、吸気系にも改善を施して中回転域の特性を向上した。’22モデルではWMTCモード燃費が従来の23.6km/Lから23.0km/Lへと変更されている。※写真は’20モデル [写真タップで拡大]
◆足まわり
―― φ41mmFフォーク、ホリゾンタルバックリンクのリヤサスペンションを採用。タイヤはロードスポーツ2を標準装着する。※写真は’20モデル
◆主要装備
―― 【900と同じカラーTFT液晶メーター】ブルートゥーススマホ接続機能を持った4.3インチのフルカラーTFTデジタルメーターは、自動調光機能や背景色の白/黒選択機能も完備。※写真は’20モデル
[写真タップで拡大]
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