現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > サーブ「900」からVW「カルマンギア」に乗り換え! メルセデス「W124」と2台体制…「運転して楽しいのはこちらですね」【愛車群像】

ここから本文です

サーブ「900」からVW「カルマンギア」に乗り換え! メルセデス「W124」と2台体制…「運転して楽しいのはこちらですね」【愛車群像】

掲載 3
サーブ「900」からVW「カルマンギア」に乗り換え! メルセデス「W124」と2台体制…「運転して楽しいのはこちらですね」【愛車群像】

2025年はカルマンギア生誕70周年!

フォルクスワーゲン「カルマンギア」は2025年で生誕70周年となる。6月1日に千葉県で開催された日本最大級のVWイベント「Street VWs Jamboree」では、それを記念して「カルマンギャラリー」というコーナーを特設。会場で2024年9月からカルマンギアに乗り始めたばかりというオーナーに遭遇したので、愛車の魅力を聞いてみた。

約300台のクラシックVWが集まったイベントに最新「ゴルフ」も参加? 実は今年はゴルフ日本上陸50周年となるアニバーサリー・イヤー

【画像18枚】さりげない補助灯と「一輪挿し」でお洒落度アップ! 60年代の香り漂う「カルマンギア」の詳細を見る

サーブ乗りがカルマンギアに転身した理由とは?

1968年式VWカルマンギア・クーペに乗ってきた今野智文さん(34歳)。じつは筆者は4年前に別のイベントで今野さんに取材したことがあるのだが、その時の愛車は1993年式サーブ「900ターボS」だった。クルマ遍歴を聞いたところ、最初はVW「トゥアレグ」で、その後サーブ「9-3」を経てサーブ900に。そして去年の9月にカルマンギアへ乗り換えたという流れだ。また、途中から並行して1994年式メルセデス・ベンツ「W124」も所有しており、現在カルマンギアと2台体制のカーライフを送っている。

いわゆるヤングタイマー世代のサーブに乗っていた彼が、クラシックカーのカルマンギアに惹かれた理由は何だったのだろうか?

「一番大きいのは、空冷水平対向エンジンの音ですね。とくにカルマンギアは、スタイリングも魅力でした。じつは同時進行でイギリスのライトウェイト、キャブレター車で維持もしやすいモデルということでMG Bやスピットファイアなども検討していたんです。でもW124を修理で預けた三重県松阪市の専門店に行ったついでに、同じ松坂市内のVW専門店オーバルオートを訪れてみたら、このカルマンギアがあったんです」

純正スタイルに補助灯をプラスしてアクセントに

カルマンギアは日本では90年代にブームが起こって数多くが輸入されたのだが、当時はローダウンするのが流行したため、足まわりをイジっていないノーマル車高の個体は、今となっては意外と少ない。この1968年式は1989年に日本に入ってきた個体で、ボディはリペイントされているものの、オリジナルのスタイルと雰囲気をよく残しているのが決め手となった。

購入時点でほぼ理想のスタイルだったので大きく手を加える予定はないとのことだが、フロントにはバイク用のH4バルブの補助灯を装着してアクセントとしているほか、ホーンはイタリアFiamm社製のかわいい音のものに換装、足元にはホワイトリボンタイヤを装着して、お洒落に乗りこなしているのだった。

日常の足として、ちゃんと使える

FFのサーブ900からRRのカルマンギアに乗り換えての感想を聞いてみた。
「やっぱり空冷エンジンの音が楽しいですね。低回転でバサバサいっているのも良いし、高回転でも楽しいです。それと日常の足としても、ちゃんと使えて、拍子抜けするくらいです。奥さんはW124のほうが好きですが、私は運転して楽しいのはカルマンギアです。アクセルをしっかり踏み込みながら、高速道路の左車線を80km/hから90km/hくらいで流すのが楽しいです」

後のクルマに比べれば大いに非力ながらも、それゆえポテンシャルを引き出して走ることができるという、クラシックVWの魅力を満喫している今野さん。比較すれば大柄で快適なW124と乗り分けることで、小柄なパーソナル・クーペとしてのカルマンギアの魅力を、さらに鮮明に感じられている様子であった。

【画像18枚】さりげない補助灯と「一輪挿し」でお洒落度アップ! 60年代の香り漂う「カルマンギア」の詳細を見る

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #26|ローバー ミニ
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #26|ローバー ミニ
くるくら
25歳男子、公務員から転身し「ワーゲンバス」でキッチンカーを始めます! カナダから持ち帰ってピカピカにレストア【愛車群像】
25歳男子、公務員から転身し「ワーゲンバス」でキッチンカーを始めます! カナダから持ち帰ってピカピカにレストア【愛車群像】
LEVOLANT
愛車のいすゞ「117クーペ」は生産ラインでかつて自分が組んだエンジンを搭載しているかも!?
愛車のいすゞ「117クーペ」は生産ラインでかつて自分が組んだエンジンを搭載しているかも!?
Auto Messe Web
運転が上手くなるクルマには条件がある! 走り屋志望のお金がない若者はコレに乗れ!!
運転が上手くなるクルマには条件がある! 走り屋志望のお金がない若者はコレに乗れ!!
WEB CARTOP
アルファロメオのクーペは“段付き”より“ヒラメ”がいい!━━ハッサンの『ワカモノ旧車オーナー探訪記』Vol.05
アルファロメオのクーペは“段付き”より“ヒラメ”がいい!━━ハッサンの『ワカモノ旧車オーナー探訪記』Vol.05
くるくら
アウディ「Q5」に「eハイブリッド」を追加! 進化したバッテリーで最大100kmまでの電動走行が可能
アウディ「Q5」に「eハイブリッド」を追加! 進化したバッテリーで最大100kmまでの電動走行が可能
LEVOLANT
正規輸入車 or 未導入車問わず!! 自動車評論家が選ぶ「おれが買いたいアメ車はコレだ」!!
正規輸入車 or 未導入車問わず!! 自動車評論家が選ぶ「おれが買いたいアメ車はコレだ」!!
ベストカーWeb
660ccで「800万円」オーバー! 斬新「2人乗りスポーツカー」に反響殺到! 「かなり速い」「デザインがいい」 スズキエンジンד軽量ボディ”のケータハム「スーパーセブン600」が話題に
660ccで「800万円」オーバー! 斬新「2人乗りスポーツカー」に反響殺到! 「かなり速い」「デザインがいい」 スズキエンジンד軽量ボディ”のケータハム「スーパーセブン600」が話題に
くるまのニュース
なぜポルシェのレーシングカーが公道に? 963ハイパーカーをベースにしたワンオフモデル「963 RSP」が衝撃のデビュー
なぜポルシェのレーシングカーが公道に? 963ハイパーカーをベースにしたワンオフモデル「963 RSP」が衝撃のデビュー
くるくら
“真っ赤なボディ”が目を引く! 「カウンタック」後続車となる33年前のランボルギーニ「ディアブロ」がオークションに登場 ネットに寄せられる反響とは
“真っ赤なボディ”が目を引く! 「カウンタック」後続車となる33年前のランボルギーニ「ディアブロ」がオークションに登場 ネットに寄せられる反響とは
VAGUE
日産R34「スカイラインGT-R」顔の「ステージア」!? 純正より安く手に入るアフターパーツを使用
日産R34「スカイラインGT-R」顔の「ステージア」!? 純正より安く手に入るアフターパーツを使用
Auto Messe Web
【え?マジ?】ル・マン プロトタイプにウインカー、ナンバープレート、クラクション 公道走行可能な仕様に改造された「ポルシェ963 RSP」とは?
【え?マジ?】ル・マン プロトタイプにウインカー、ナンバープレート、クラクション 公道走行可能な仕様に改造された「ポルシェ963 RSP」とは?
AutoBild Japan
欧州の「絶滅危惧車」よ、富士に集え! 9月28日に開催決定の「富士トリコローレ」は新設の「20世紀枠」がお得
欧州の「絶滅危惧車」よ、富士に集え! 9月28日に開催決定の「富士トリコローレ」は新設の「20世紀枠」がお得
LEVOLANT
ニュルでFFが4WDを超えた! VW新型「ゴルフGTI エディション50」が格上「ゴルフR」より速い下剋上タイムを達成
ニュルでFFが4WDを超えた! VW新型「ゴルフGTI エディション50」が格上「ゴルフR」より速い下剋上タイムを達成
LEVOLANT
【20世紀名車】フラット6サウンドをBGMにオープンクルーズ。熟成の964、1993年ポルシェ911カレラ2カブリオレの優雅な世界
【20世紀名車】フラット6サウンドをBGMにオープンクルーズ。熟成の964、1993年ポルシェ911カレラ2カブリオレの優雅な世界
カー・アンド・ドライバー
子育てカーでミニバン以外の選択肢がほしい? それならトヨタ プリウスって手もあるゾ!!
子育てカーでミニバン以外の選択肢がほしい? それならトヨタ プリウスって手もあるゾ!!
ベストカーWeb
【マセラティ ギブリ】の歴史といま買いの中古車 美と走りを極めたスポーツセダン
【マセラティ ギブリ】の歴史といま買いの中古車 美と走りを極めたスポーツセダン
グーネット
当時新車169万円! ホンダ「1人乗り“シビック”」が凄かった! 225馬力「高性能タイプR」なのに「運転席のみ」仕様!? 助手席すらない「ムダ装備全カット」の硬派モデルとは
当時新車169万円! ホンダ「1人乗り“シビック”」が凄かった! 225馬力「高性能タイプR」なのに「運転席のみ」仕様!? 助手席すらない「ムダ装備全カット」の硬派モデルとは
くるまのニュース

みんなのコメント

3件
  • Lore in
    こういう旧車を好む人は好感が持てる。
    古いものを大事にする人がいるから受け継がれるんだよね。
    今の使い捨てのような車は魅力がない。
  • hir********
    旧車でこわいところは、ヘッドレストがないことと、3点式シートベルトではないこと。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村