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新型「インスター」発売! 全長3.8mの“ちょうどいいボディ”に「メーカー初の機能」&「日本専用チューニング」採用!? ヒョンデの小型SUV、魅力は?

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新型「インスター」発売! 全長3.8mの“ちょうどいいボディ”に「メーカー初の機能」&「日本専用チューニング」採用!? ヒョンデの小型SUV、魅力は?

■独自チューニングで都市型EVの新境地を開く

 2025年4月10日、Hyundai Mobility Japan(ヒョンデモビリティジャパン)は、コンパクトな電気自動車(EV)「INSTER(インスター)」を日本で発売開始しました。
 
 同車には日本の道路環境や運転習慣に合わせた専用チューニングが施されており、先日開催されたメディア向け試乗会では、その日本仕様への“こだわり”が紹介されました。

【画像】超カッコいい! これが“専用仕様”の新型「コンパクトSUV」です! 画像を見る(30枚以上)

 Hyundai Mobility Japan R&Dセンターの車両試験チーム、松田脩平さんは「グローバルで高いポテンシャルを持つINSTERをベースに、日本の狭い路地やスムーズな運転性を重視し、細部までチューニングを施しました」と語ります。

 日本専用チューニングのポイントは多岐にわたります。

 まず、電動パワーステアリングのアシスト量を増やし、低速での軽快な操作性を実現しています。

 これにより、狭い路地や駐車場での取り回しが容易で、都市部の運転ストレスを軽減します。

 サスペンションは、ばね、スタビライザー、ブッシュを日本向けに選定し、ダンパーも専用チューニング。

 首都高速や市街地での走行テストを重ね、軽自動車からの乗り換えを意識した柔らかめの設定を採用し、快適な乗り心地と安定性を両立しています。

 加速性能も日本向けに調整されており、全ドライブモードでアクセル操作に対する急激な反応を抑え、スムーズな発進を可能にしました。

 これにより、都市部の頻繁なストップ&ゴーでも快適な運転が楽しめます。

 回生ブレーキには新採用のAutoモードが搭載されており、前車追従機能と連動して前車が停車すると自動停止する機能を持っています。

 このシステムは、渋滞や信号待ちでの負担を軽減する便利な機能です。

 先進運転支援システム(ADAS)は、狭い道路や壁の近い環境に対応し、旋回性能と車線追従性を向上させました。

 旋回速度の最適化により、日本の道路での安全性が強化されています。

 さらに、ヒョンデ初のペダル踏み間違いセーフティアシスト(PMSA)を搭載し、国土交通省の認定を取得しました。

 この機能は、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を抑制し、今後他国仕様や他車種にも展開される予定とのことです。

■日本の道路にピッタリの魅力的なパッケージ

 インスターは、ヒョンデが世界市場で展開するEV戦略の重要なモデルとして開発されました。

 2024年6月の釜山モビリティショーで初公開され、欧州や韓国での発売を経て、日本市場への投入が決定しました。

 2025年4月16日には、「ワールド・カー・アワード」の電気自動車部門「ワールド・エレクトリック・ビークル」に選出されるなど、国際的な評価を得ています。

 コンパクトな設計、手頃な価格、優れた走行性能が特徴で、日本の都市環境にぴったりのEVとして期待されています。

 ボディサイズは全長3830mm×全幅1610mm×全高1615mm、ホイールベース2580mmで、狭い道路や駐車場でも扱いやすいコンパクトさが魅力です。

 ホイールベースを長めに設計することで、広々とした室内空間を確保しています。

 外観は丸型LEDヘッドランプとピクセル調のデザインが印象的で、親しみやすさとモダンな雰囲気を両立しています。

 コンパクトSUVらしい力強いフォルムに個性的なアクセントが加わり、他車との差別化が図られています。

 ボディカラーは全5色で、若者からファミリーまで幅広い層に訴求します。

 内装はシンプルで機能的なデザインを採用し、10.25インチのデジタルクラスターディスプレイとタッチスクリーン式ナビが直感的な操作を可能にします。

 4人乗り仕様のシートは後席の足元スペースも広く、荷室は通常時280リットル、後席スライドで最大351リットル、後席を倒すとフラットな空間を実現します。

 前席を倒せばさらに大きな荷物を積載できます。

 一部にリサイクル素材を使用し、ヒョンデの環境への配慮も感じられます。

 インスターは「Casual(カジュアル)」「Voyage(ヴォヤージュ)」「Lounge(ラウンジ)」の3グレードを展開しており、2025年4月時点ではラウンジグレードが受注の約7割を占めているようです。

 パワートレインはフロントモーターと床下のリチウムイオン電池で構成されています。

 カジュアルは出力71kW(約97馬力)、トルク147Nm、42kWhバッテリーを搭載し、ヴォヤージュとラウンジは出力85kW(約115馬力)、トルク147Nm、49kWhバッテリーを採用しています。

 WLTCモードでの航続距離は最大458km(49kWh仕様)で、都市部から長距離ドライブまで対応可能です。

 充電はAC200V普通充電とCHAdeMO急速充電に対応しています。

 V2L(Vehicle to Load)機能により、車内外での外部機器への給電も可能です。

 価格は(消費税込み)で284万9000円から357万5000円と、EVとしては手頃な設定です。

※ ※ ※

 インスターは、コンパクトなボディに実用性と先進技術を凝縮したEVです。

 日本市場向けの専用チューニングにより、狭い道路での扱いやすさ、スムーズな運転性、安全性が向上しています。

 航続距離458km、手頃な価格、先進の安全装備、環境配慮の設計、そして日本市場への本気度が感じられる専用チューニングは、都市型EVの新たなスタンダードとなる可能性を秘めていることでしょう。

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みんなのコメント

26件
  • もぐたん
    日本メーカーには厳しい試験や条件突き付けておいて輸入車は何の試験も無く国土交通省の認定すぐ貰えるのおかしいだろ。
  • tzk********
    ディーラーもほとんど無いそれほど話題になりそうもない車なのに、この車の記事の多さはおどろきだな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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