■伝説の「テスタロッサ」を現代に
伊フェラーリは2025年9月9日、欧州で新型「849 Testarossa(テスタロッサ)」と「849 Testarossa Spider(テスタロッサ スパイダー)」を世界初公開しました。
【画像】テスタロッサが現代に蘇る! フェラーリ新型「849テスタロッサ/スパイダー」を写真で見る
伝説的な「テスタロッサ」の名を冠するこの2モデルは、フェラーリの新たなフラッグシップとして位置づけられています。
どんなクルマなのでしょうか。
新型849 テスタロッサは、フェラーリの伝統と革新を融合させたフラッグシップモデルです。「SF90 ストラダーレ」の後継モデルとして開発され、より高いパフォーマンスと洗練を実現しています。
なおモデル名の「849」には意味が込められており、“8”はV型8気筒エンジン、“4”は電動モーターを含むハイブリッド技術、“9”は最新世代を示すコードを表しています。車名自体がフェラーリの技術革新を象徴しているのです。
まず注目すべきはボディサイズで、全長4718mm×全幅2304mm×全高1225mm(スパイダーは1186mm)、ホイールベースは2650mm。ワイド&ローのプロポーションが強調され、サイズ以上に低く構えたスタンスが空力性能と視覚的な迫力を両立させています。
エクステリアは、往年のテスタロッサを想起させる水平基調のラインを現代的に再解釈。フロントからリアにかけて流れるような造形を持ち、力強さと洗練を兼ね備えました。アクティブ・リアスポイラーや新設計のアンダーボディ処理によって、250km/hでは最大415kgのダウンフォースを発生。
冷却性能もSF90比で約15%向上し、熱マネジメントを含めた総合性能を高めています。スパイダーは電動リトラクタブル・ハードトップを採用し、開閉時間の短縮と高速走行時の静粛性を実現。クーペと同等の走行性能を備えながら、オープントップの開放感を味わえます。
パワートレインは3.9リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、単体で830馬力・842Nmを発揮。これにフロント2基、リア1基の合計3基の電気モーター(220馬力)を組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載しています。
高電圧バッテリーと専用インバーターを組み合わせることで、システム総合出力は1050馬力に到達。フェラーリ史上でも屈指のパフォーマンスを誇ります。トランスミッションは最新の8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用。エンジンとモーターのパワーをシームレスかつ効率的に路面へ伝達し、俊敏な変速レスポンスを実現しています。
さらに、前輪左右を独立して駆動する「RAC-e」とリアモーター「MGU-K」によるトルクベクタリングを組み合わせ、加速時のトラクションやコーナリング性能を大幅に高めました。
ドライブモードは「eDrive/Hybrid/Performance/Qualify」の4種類を用意し、最大25kmのEV走行が可能。0-100km/h加速は2.3秒未満と公表され、その加速力はまさに“異次元”です。
インテリアは最新のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を導入し、ステアリングとデジタルディスプレイに操作系を集約。クラシカルなデザイン要素を盛り込みながら、最新技術を融合させたドライバー中心の空間が広がります。電子制御シャシやブレーキ・バイ・ワイヤと連動した「ABS Evo」も採用され、限界域での安定性と制御精度をさらに高めています。
欧州での価格は、クーペが46万ユーロ(約7820万円)、スパイダーが50万ユーロ(8600万円)と発表されています。デリバリー開始は2026年前半が予定されており、世界中のコレクターやフェラーリファンから高い注目を集めることは間違いありません。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
でも自分の感性を信じて言います!「かっこ悪い」。
自分にはついていけない。
1980〜90年代のテスタロッサのデザインをオマージュして欲しかった。