F1カナダGP予選を2番手で終えたハースのニコ・ヒュルケンベルグだが、予選Q3で出された赤旗中の違反が原因で3グリッド降格ペナルティを受け、フロントロウを失ってしまった。
ウエットコンディションで行なわれたカナダGP予選Q3では、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がターン7でクラッシュしたことにより、赤旗が掲示された。この時点でヒュルケンベルグは2番手タイムをマークしており、セッション再開後は雨脚が悪化したことでヒュルケンベルグは2番手で予選を終えていた。
■角田裕毅、F1カナダGP予選でヒュルケンベルグの進路を妨害したとして3グリッド降格。決勝は19番グリッドからのスタートに
赤旗が掲示された際、各車はFIA ECUが定めたデルタタイムを守ってピットに戻らなければならないが、ヒュルケンベルグはこのデルタタイムをオーバーしてしまったという。そのため、彼は3グリッド降格のペナルティを受けることとなった。
ペナルティの結果、ヒュルケンベルグは5番手からのスタートに。フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が2番手に繰り上がり、ポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に並ぶことになる。
スチュワードが公開した公式ドキュメントの中で、FIAは次のように述べている。
「ドライバー(ヒュルケンベルグ)は最速ラップを終えて、さらにプッシュラップを開始したところだった。赤旗が提示された時、彼はターン1にいたが、その時点ですでにデルタタイムを1.5秒上回っていた」
「このため、次のセクターでデルタタイムを下回ることは非常に困難であったと主張した。また、ヘッドセットのビープ音に戸惑い自分が遅すぎると思ったこともあったようだ」
「テレメトリーを31号車と比較したところ、残りの周回では31号車(エステバン・オコン)とほぼ同じ速度であり、各ミニセクターのデルタタイムを遵守していた。我々はこれを緩和的な状況だと考えている」
「しかしレギュレーションは非常に明確であり、ドライバーは危険な行為や安全でない運転をしたとは言えないが、違反があったためペナルティを科されることになった」
「赤旗下で減速しなかった場合の通常の罰則は10グリッド降格だが、状況を考慮するとより軽いペナルティが適切だ」
「このレギュレーションの意図は、赤旗の状況下で車両がスピード違反をしていないことを確認することであり、今回のケースでスピードが過剰であったという証拠はないことに留意する。また、ドライバーはデルタ信号の運用面をより熟知する必要があることにも留意している」
ヒュルケンベルグとレースエンジニアであるゲイリー・ギャノンの無線交信の内容を見ると、デルタタイムをめぐって混乱していることが浮き彫りとなっている。
以下はふたりの無線でのやりとりだ。
ギャノン:赤旗、赤旗。デルタタイムにプラスが必要だ、デルタタイムにプラスが必要だ。
ギャノン:OK、ピアストリが……モードを”スロー”にしてチャージしてくれ。ピアストリがターン7の出口でクラッシュした。ピアストリは左側。ターン7の出口にいるから注意してくれ。
ヒュルケンベルグ:ビープ音がおかしくなっているよ。ポジティブなの? ネガティブなの?
ギャノン:今はポジティブなはずだ。スピードを落とす必要があるんだ。スローダウンして、ここはダブルイエローだ。ピアストリに気をつけて、ここがクラッシュした場所だ。
ヒュルケンベルグ:僕は遅すぎると思う。もっと速く走る必要があると思う。
ギャノン:OK、チェックする。
ヒュルケンベルグ:教えてよ。
ギャノン:このモードを解除して、”in”を押してくれ。
ヒュルケンベルグ:速すぎるの? それとも遅すぎる?
ギャノン:速すぎる。赤旗だからスローダウンして。
ギャノン:じゃあニコ、今すぐボックスして。
今回の予選では、ヒュルケンベルグ以外にもペナルティが出されている。アルファタウリの角田裕毅はQ1でヒュルケンベルグのアタックを妨害、アストンマーチンのランス・ストロールはQ2でオコンを妨害したとしてそれぞれ3グリッド降格ペナルティを受けている。
またカルロス・サインツJr.(フェラーリ)もピエール・ガスリー(アルピーヌ)をQ1で妨害したとして3グリッド降格を受けている。
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