■性能と快適性を追求した専用設計タンドラ!
トヨタのオーストラリア法人は2024年11月18日、右ハンドル仕様の新型「タンドラ リミテッド」の発売を開始しました。
新型タンドラ リミテッドは、トヨタの世界的品質、耐久性、信頼性の基準にそって製造されるといいますが一体どのようなクルマなのでしょうか。
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タンドラは、トヨタが北米で生産・販売するフルサイズピックアップトラックです。現行モデルは、2021年9月に15年ぶりのフルモデルチェンジが行われた3代目です。
主な販売地域は、右側通行・左ハンドルの北米地域などでの専売モデルとなり“右ハンドル仕様”は、存在していませんでした。
豪州トヨタは、ウォーキンショー・オートモーティブ・グループと提携し、米国製のタンドラを左ハンドルから右ハンドルに再設計するプロジェクトを発足。
トヨタがこのようなプロジェクトで第三者組織と協力するのは、世界でも初めてのことでした。
右ハンドルへの改造はウォーキンショー・オートモーティブ・グループとの6年間にわたる共同開発の成果だといいます。
またこのモデルは、メルボルンの施設で生産され、トヨタの厳しい品質基準を満たすよう設計されています。
豪州トヨタの副社長ショーン・ハンリー氏は、「トヨタはこれまで第三者と協力して右ハンドル車用の車両を再設計したことがなかったため、当社の高い品質基準を満たすことを確認する必要があったが、その結果は関係者全員が誇りに思えるものとなった」と述べました。
続いて「大胆でスタイリッシュなデザイン、ツインターボV6 i-FORCE MAXパワートレインのハイレベルなパフォーマンス、広々とした快適な室内空間は、街中で工具や作業員を運ぶ作業車として、あるいはキャラバンやボートを牽引して田舎を旅する車として、さまざまな顧客の関心を引くだろう」と同氏は語りました。
■右ハンドルの新型タンドラ リミテッドの仕様とは?
新型タンドラ リミテッドは、トヨタの北米デザインスタジオ「Calty Design Research」で設計されたという、大胆で力強い印象を与えるデザインは北米仕様と共通です。
ボディサイズは、全長5955mm×全幅2040mm×全高1985mm、ホイールベース3700mm。車両重量も2778kgという堂々たるボディサイズを持ち、迫力ある存在感を放ちます。
シャーシには、同社の「ランドクルーザー300」シリーズの基盤であるTNGA-F プラットフォームを採用しました。
エクステリアは、フロントに大型のグリルが八角形のクロームベゼルで縁取られ、両側にオートハイビーム機能を備えたT字型のLEDヘッドライトを装備。
フロントグリル下には、運転状況を自動判断し展開・格納するアクティブフロントスポイラーを装備しています。
側面にはホイールアーチを備え、ブラックとクロームの20インチアルミホイールを装備し、リアには垂直のLEDライトが特徴的な広いテールゲートが目を引きます。
インテリアは、高級感と快適性を追求した室内空間デザインで、最大5人がゆったりとくつろげる空間を提供します。
12.3インチのデジタルメーターや14インチのタッチスクリーン、12スピーカーのJBLオーディオシステムなど、先進技術が満載です。
また、前席には電動調整機能付きの快適なシートを採用し、後部座席にも広い足元スペースを確保しました。
パワートレインは、3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム「i-FORCE MAX」を搭載。
トランスミッションは10速ATで、総出力326kW・最大トルク790Nmを発揮します。
機能面では、トレーラー操作を支援する「Trailer Backup Guide」を搭載し、牽引能力は標準装備で3500kg、純背オプショントーバー(牽引棒)を装備することでブレーキ付き牽引能力を最大4500kgになります。
さらに3種類の走行モード(エコ、ノーマル、スポーツ)やABS、車両安定制御、ヒルスタートアシスト、Apple CarPlay(ワイヤレス対応)、Android Auto(有線対応)、先進安全機能「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。
カラーバリエーションは、「グレイシャーホワイト」、「フロステッドホワイト」、「グラファイト」、「シルバーストーム」、「エクリプスブラック」、「フィーバリッシュレッド」、「ヴィンテージブラウンパール」、「ジャングルカーキ」、「サターンブルー」の全9色です。
新型タンドラ リミテッドの車両価格は、15万5990ドル(日本円換算で約2404万)です。ペイントオプションは、675ドル(日本円換算で約10万)です。
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