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メルセデス・ベンツがミニバンのコンセプトカー「ビジョンV」を上海で初披露! これが近未来のVクラスだ【新車ニュース】

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メルセデス・ベンツがミニバンのコンセプトカー「ビジョンV」を上海で初披露! これが近未来のVクラスだ【新車ニュース】

メルセデス・ベンツ・バンの新しい時代の幕開け

ビジョンVの発表に際し、メルセデス・ベンツ・バン部門の責任者トーマス・クライン氏はこのように述べている。
「ビジョンVは、メルセデス・ベンツ・バンの新たな時代の幕開けです。広々としたキャビンにラグジュアリーを融合させ、新たなセグメントを確立する真の姿を体現しています。これにより、デザイン、快適性、そして没入感あふれるユーザーエクスペリエンスにおいて、お客様の高い要求に応えながら、新たな基準を確立します」
エクステリアデザインは、メルセデス・ベンツ独自のデザイン言語である「センシュアル・ピュリティ(官能的な純粋さ)」をさらに発展させた、新たな一歩を踏み出したもの。彫刻的なフォルムは、最高水準のエアロダイナミクスを備えた革新的な美学によって特徴づけられている。
オーバーハングとフロントエンドは際立って短く、サイドは特に細いウエストラインを描く。力強く伸びやかなルーフラインは、滑らかに丸みを帯びたリヤへと流れ込む。この流線型のシルエットは力強さとダイナミックな軽快さを表現したものだ。自信を象徴するとともに、メルセデス・ベンツの将来のMPV(マルチパーパスビークル)に共通するデザインと卓越したドライビングエクスペリエンスを予感させる。
フロントマスクは新たに解釈されたクローム仕上げのラジエーターグリルが特徴的。グリルには水平に3つの照明付きガラスルーバーが配され、約200個のテクニカルなライトエレメントがクロームフレームを囲む。
ボンネット下の大きく開いたボディギャップには、さらに約190個の照明付きルーバーを配置。これらのルーバーは、象徴的なメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターを象ったサイドヘッドライトを囲んでいる。
ビジョンVに近づくと、すべてのルーバーが織りなすダイナミックで芸術的なライトショーが乗員を迎える。その光は、ボンネット上の明るく輝くスリーポインテッドスターで最高潮に達する。ヘッドライト下のライトエレメントは、インジケーターとしても機能する。
ボンネットの力強いパワードーム、大きなホイールアーチ、そして表情豊かなモールディングエッジは、スポーティなルックスを強調。サイドウォールの力強いボリューム感を際立たせているモールディングエッジは、アンスラサイトカラーのメタリックな輝きを放つアルビーム塗装とクロームメッキのウィンドウサラウンドと相まって、エレガンスとダイナミズムの完璧なバランスが表現されている。
24インチホイールにはイルミネーションルーバーも装備。光と動きの相互作用はリヤにも引き継がれ、大型リヤウィンドウは450個を超える立体的なイルミネーションルーバーで縁取られ、テールランプとブレーキランプとして機能する。

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キャビン後部はまさにプライベートラウンジ

コックピットでは最高レベルのデジタル体験を提供する。3つのスクリーンを備えたスーパースクリーンは、インパネの左右いっぱいにまで広げられており、ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスは、個々の好みに合わせてカスタマイズされる。リアルタイムグラフィックは、ダイナミックバーチャルインストルメントクラスターから、車両周囲の状況を地図上にリアルタイムで表示。アシスタンスシステムと連携するサラウンドナビゲーションまで、あらゆる重要な情報を提供する。
大型で自動開閉するスライド式「ポータル」ドアと、照明付きの格納式ランニングボードによって、乗員は快適でラグジュアリーなキャビン後部のラウンジエリアに迎えられる。


運転席と後部ラウンジエリアはインテリジェントな切替式ガラスウォールによって仕切られており、キャビン後部はまさにプライベートラウンジとして使用可能。ガラスウォールは必要に応じて透明から不透明に、全体または部分的に切り替えることができる。広々とした後部プライベートラウンジエリアは、かつてないほどの広さと自由、そして安心感と静けさを感じさせる快適な雰囲気に包まれている。
インテリアの美しさはテクノロジーが融合した優雅さを醸し出す。それはデザインを刺激的なデジタルの未来へと導き、自動車エンジニアリングの新たな基準を確立する。伝統的な素材と超近代的でハイテクなデザイン要素が融合し、スタイリッシュでありながら意外性も兼ね備えている。
内装にはクリスタルホワイトのナッパレザーと、きらめくホワイトシルクが用いられ、オープンポアのバーウッド材で作られた大きな装飾エレメントと見事なコントラストを成している。サイドウォールのダークウッドトリムにはディスプレイキャビネットが組み込まれ、ポリッシュ仕上げのアルミニウムトリムストリップで縁取られている。
このキャビネットには、ハンドバッグやサングラス、スマートフォンといったパーソナルアクセサリーが収納できるほか、レーシングゲーム用コントローラーと、ドルビーアトモス対応サラウンドサウンドシステムの42個のスピーカーのうちの1つも内蔵されている。追加のスピーカーは、サイドウォールからスタイリッシュに突き出たハンドメイドのデザインブラケットに取り付けられた円形のガラスエンクロージャーに取り付けられており、エレガントで開放的なリビング空間をさらに引き立てている。
プライベートラウンジのシートは、エレガントなラウンジチェアを彷彿とさせ、磨き上げられたアルミニウムのベースで支えられている。柔軟性の高いチューブラークッションを採用したこのシートは、独創的で未来的なデザインが特徴だ。個々のクッションチューブは、磨き上げられたアルミニウム製の光沢のある留め具で固定。電動調整式シートは最高の人間工学に基づいて設計され、ファーストクラスの快適な移動を保証する。
このシートさらに、フラットポジションまでリクライニングし、乗員はさらにリラックスできる。ストリップライトとシーリングランプを備えた全周アンビエントライトは、個性的で居心地の良いリビングルームのような雰囲気を演出。センターコンソールの裏側には、磨き上げられたアルミニウムのエレガントなボトルに収められたフレグランスが備わり、さらに官能的な体験へと誘う。
2つの独立したシートの間にあるセンターコンソールもディスプレイキャビネットとして設計されており、インフォテインメントシステムを操作するタッチパッドと、折りたたみ式のテーブルを備えている。テーブルを広げると上質なチェス盤が現れ、伝統的な職人技の美しさと優雅さを実感できる。センターコンソールは、それぞれのシートポジションに合わせて自動的に調整され、最高の快適性をもたらす。


65インチディスプレイなどによる360度のデジタル体験

プライベートラウンジシートエリアのハイライトとして、65インチの格納式シネマスクリーン(分割画面機能付き)は見逃せない。乗員が乗り込みドアを閉めると、バーウッドとナッパレザーでデザインされたコンソールから、まるで魔法のようにスクリーンが滑り出てくる。床の透明なスラットを通してディスプレイが展開し、乗員はプライベートラウンジエリアとコックピットを隔てる様子を眺めることができる。シネマスクリーンが動き出すと、車内はかつてない没入型の体験の世界へと変貌する。
4K解像度のシネマスクリーンは、映像やゲームを比類なき鮮明さとディテールで映し出す。ドルビーアトモス対応のサラウンドサウンドシステムは、完璧な空間音響体験を保証。シートに搭載されたエキサイターを含む合計42個のスピーカーは、音楽を触覚体験へと昇華させてくれる。そしてヘッドライナーとフロアに設置された7台のプロジェクターが視界を拡張。サイドウィンドウは追加の「スクリーン」となり、デジタル360度体験を生み出す。この独特の繭のような感覚は、音楽を聴く際にアンビエントライトと統合することでさらに強化され、照明は音楽のビートに合わせて色彩を変化させる。65インチのシネマスクリーンは、センターコンソールのタッチパッドで操作でき、フロアから伸縮可能だ。
運転席の仕切り壁やプライベートラウンジのフロアスラットと同様に、ウインドウガラスにも電圧によって自ら配向する微細な液晶が埋め込まれている。これにより、ガラスは透明から希望の不透明度まで数ミリ秒で変化させることができる。プライバシーの確保や日差しの遮断、あるいはデジタルコンテンツのためのダイナミックな画面演出など、さまざまな用途に活用可能だ。
没入型デジタルユーザーエクスペリエンスは、印象的な奥行き感を与え、乗員を7つの異なる体験の世界に誘う。
エンターテイメント
ゆったりとくつろぎながら映画を観たり、お気に入りのアーティストの音楽を聴いたりして楽しめる。オーディオモードでは、デジタルサウンドバーが臨場感あふれる音楽体験を提供。シネマスクリーンを部分的に展開して、サウンドバーへのデジタルインターフェースとして使用することも可能だ。
リラックス
ストレスフルな一日の終わりには、シートをリクライニングさせてリラックスモードに切り替えれば、心身ともにリラックスできる。スクリーンには、穏やかな風景がゆっくりと流れ、心地よい音楽が流れる。
ゲーム
ゲームファンにとってMPVはゲームハブに変身し、たとえば付属の別個のコントローラーで操作できるレースゲームなどが楽しめる。
ビジネス
プライベートラウンジがモバイルオフィスになり、スクリーンは仮想デスクになる。
ショッピング
旅行中にゴルフトーナメントやテニスイベントのチケットを購入する場合でも、あるいは時間をかけて新しいジュエリーやフレグランスを選ぶ場合でも、インタラクティブショップでは実際の店舗と同じように商品が表示される。
ディスカバリー
ドライブ中に車両周囲の状況を把握できるサラウンドナビゲーションは65インチのシネマスクリーンに伝送され、3Dゲームエンジングラフィックを用いて車両周囲の状況をリアルに描写する。さらに、カメラ映像には拡張現実(AR)技術を用いて追加情報が投影される。
カラオケ
運転中でもお気に入りの曲を歌って、まるでカラオケバーにいるような気分が味わえる。ビジョンVならいつでもそれが可能だ。


メルセデス・ベンツ・グループのチーフデザインオフィサー、ゴードン・ワグナー氏は「ビジョンV」をこのように紹介する。
「メルセデス・ベンツのバンは、何十年にもわたって象徴的な存在であり続けています。『ビジョンV』では、その伝統を継承し、最高級の乗り物というまったく新しい文脈へと昇華させます。このショーカーは、ラグジュアリーとバンデザインの完璧な調和を体現し、未来への新たなベンチマークを確立します」

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みんなのコメント

1件
  • luv********
    見た感じ全高180㎝以下、もっと低いかな
    アルファードは195㎝、このコンセプトが次期エルグランドとシャシー設計共用になるなら売れないのは確実
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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