現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > レクサスの大黒柱「IS」が大幅改良!! 発売は2026年で…中身はどう変わった?

ここから本文です

レクサスの大黒柱「IS」が大幅改良!! 発売は2026年で…中身はどう変わった?

掲載 6
レクサスの大黒柱「IS」が大幅改良!! 発売は2026年で…中身はどう変わった?

 2025年9月9日、レクサスはコンパクトFRスポーツセダン「IS」のビッグマイナーチェンジ版を発表した。現行モデルが磨き上げてきた「走る楽しさ」と「上質な乗り味」はそのままに、新型では、走行性能、内外装デザイン、運転支援テクノロジーに至るまで徹底的に進化したという。かつてない完成度を目指したという新型ISの詳細をご紹介しよう。

文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:LEXUS

【画像ギャラリー】キーワードは「熟成」 さらにアグレッシブになった、レクサス新型「IS」(18枚)

新型ISの開発キーワードは「熟成」

 1999年に初代モデル(日本ではアルテッツァ)が登場して以降、3世代に渡って、世界約40の国と地域で販売されてきたレクサス「IS」。累計販売台数は約130万台にも及ぶ、レクサスのヒットモデルだ。今回の新型モデルでは、「熟成」を開発のキーワードとし、「ドライバーがクルマと対話できる気持ちのいい走り」と「アグレッシブでスポーティなデザイン」に磨きをかけた。

 まず注目したいのは、走行フィールに大きく影響する電動パワーステアリング(EPS)の刷新だ。新型モデルでは、バリアブルギヤを採用し、小回りが必要となる低速域コーナーや交差点での操舵角を抑え、また電動アシストを従来のラック同軸式からラック平行式へ変更。剛性を高めることでよりリニアな操舵フィーリングを追求した。

 足まわりでは、スムーズで素早い応答性が得られるリニアソレノイド式の電制ショックアブソーバー(AVS:可変制御ダンパー)を採用。路面入力によるショック感を低減し、同時に車両挙動を安定させることで、スムーズな足まわりとなった。従来モデルでも、スポーティなハンドリングと快適な乗り心地で定評があったISだが、新型ではその魅力をさらに伸ばし、「操る楽しさ」を深化させているようだ。

内外装デザインは、よりアグレッシブに

 エクステリアは、従来型の特徴でもあった低重心でワイドなスタンスをさらに強調するべく、鋭さを増したフロントフェイスに改良。大型フロントグリルやバンパーサイド加飾などによって、さらにアグレッシブでスポーティになり、走りへの期待感を視覚的にも高めている。

 ボディカラーには、硬質でメタリックな輝きを放つ新色「ニュートリノグレー」を含む全8色を設定。Fスポーツにはさらに、新形状のリアスポイラーや、新デザインの19インチ軽量アルミホイールも採用されている。

 インテリアもマルチメディアシステムが刷新されており、人間工学に基づき、「運転に集中できるデザイン」へと改良。12.3インチセンターディスプレイへの拡大や、運転席正面のTFTメーターも12.3インチに大型化し、シンプルで分かりやすいグラフィックとした。内装色には新たに紅炎をイメージした鮮烈な赤の「プロミネンス」を追加。エクステリア同様、インテリアもさらにアグレッシブでスポーティな雰囲気となった。

販売開始は2026年初頭の予定

 もちろん、安全・運転支援技術も最新世代へと刷新。歩行者や自転車の検知精度が高められたほか、車線維持支援の制御も進化した。渋滞時のハンズオフ運転支援にも対応するなど、長距離移動における快適性が大幅に引き上げられている。

 現行型ISの登場は2013年。2020年に大幅改良を受け、今回は2度目のビッグマイチェン。基本設計は10年以上が経過しているため、そろそろフルモデルチェンジも期待したいところではある。

 走行性能からデザイン、インテリア、先進技術に至るまで全方位で進化した新型IS。歴代モデルのなかでも、最も大規模な改良が施されたといえるだろう。販売開始は2026年初頭の予定とのこと。レクサスが魂を込めて仕上げた新型ISを目にできる日が非常に待ち遠しい。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

見た目そのまま、中身激変!! 新型ジムニー&シエラ 魅力さらに増加で納車待ちもっと長くなりそう……
見た目そのまま、中身激変!! 新型ジムニー&シエラ 魅力さらに増加で納車待ちもっと長くなりそう……
ベストカーWeb
国産SUVのど真ん中! スバル新型フォレスターは“なぜブレない”のか
国産SUVのど真ん中! スバル新型フォレスターは“なぜブレない”のか
ベストカーWeb
航続距離700km超 売れるか!? どうだ!?? 日産「新型リーフ」がクロスオーバースタイルに激変して「技術の日産」復活を狙う
航続距離700km超 売れるか!? どうだ!?? 日産「新型リーフ」がクロスオーバースタイルに激変して「技術の日産」復活を狙う
ベストカーWeb
12年目の大幅刷新! レクサスの新型「スポーツ“セダン”」に大反響! 全長4.7mボディ×「“新”スピンドルグリル」採用に「この顔カッコイイ」の声! 2026年登場の新「IS」が話題に
12年目の大幅刷新! レクサスの新型「スポーツ“セダン”」に大反響! 全長4.7mボディ×「“新”スピンドルグリル」採用に「この顔カッコイイ」の声! 2026年登場の新「IS」が話題に
くるまのニュース
乗れば「イケおじ」確定!! コスパ抜群&運転ラクラク!! シニアが若返るクルマ5選
乗れば「イケおじ」確定!! コスパ抜群&運転ラクラク!! シニアが若返るクルマ5選
ベストカーWeb
進化が止まらない!! スーパーチャージドツアラーのカワサキ「Ninja H2 SX SE」が新色で登場!!
進化が止まらない!! スーパーチャージドツアラーのカワサキ「Ninja H2 SX SE」が新色で登場!!
ベストカーWeb
三菱「新型デリカD:5」世界“初”公開に反響殺到! 「本当にただただ凄い!」の声も 「唯一無二のSUVミニバン」大進化で“ランエボ譲り”の高性能「S-AWC」搭載! 大幅改良モデルが話題に
三菱「新型デリカD:5」世界“初”公開に反響殺到! 「本当にただただ凄い!」の声も 「唯一無二のSUVミニバン」大進化で“ランエボ譲り”の高性能「S-AWC」搭載! 大幅改良モデルが話題に
くるまのニュース
ランクル界のセルシオって知ってる? レクサスLMにも繋がった「ランクル・シグナス」の復活に期待大!!
ランクル界のセルシオって知ってる? レクサスLMにも繋がった「ランクル・シグナス」の復活に期待大!!
ベストカーWeb
18年目の大幅刷新! 三菱“新型SUVミニバン”「デリカ」世界初公開! 約450万円&高性能4WD搭載! 大胆顔のD:5登場へ
18年目の大幅刷新! 三菱“新型SUVミニバン”「デリカ」世界初公開! 約450万円&高性能4WD搭載! 大胆顔のD:5登場へ
くるまのニュース
新型ハイラックスの日本発売はいつ? 歴代一タフで豪華なランクルのピックアップ版!! 日本には2.8ディーゼル!! 価格は500万円か!?
新型ハイラックスの日本発売はいつ? 歴代一タフで豪華なランクルのピックアップ版!! 日本には2.8ディーゼル!! 価格は500万円か!?
ベストカーWeb
新型トヨタ ハイラックス登場! 日本でも販売へ──GQ新着カー
新型トヨタ ハイラックス登場! 日本でも販売へ──GQ新着カー
GQ JAPAN
燃費番長じゃ終わらない! 「強心臓を宿す」走りのハイブリッド車4選
燃費番長じゃ終わらない! 「強心臓を宿す」走りのハイブリッド車4選
ベストカーWeb
もはやランクル250並み!! 新型ハイラックスのインテリアの進化がハンパない!!!
もはやランクル250並み!! 新型ハイラックスのインテリアの進化がハンパない!!!
ベストカーWeb
いよいよ復活の時!? VW ゴルフは生まれ変わるために今こそ「カントリー」造ろう
いよいよ復活の時!? VW ゴルフは生まれ変わるために今こそ「カントリー」造ろう
ベストカーWeb
N-BOX 4位陥落の衝撃! 10月の月販台数はムーヴが1位 タントが3位!! ダイハツ完全復活か!?
N-BOX 4位陥落の衝撃! 10月の月販台数はムーヴが1位 タントが3位!! ダイハツ完全復活か!?
ベストカーWeb
7年ぶり“全面刷新”のトヨタ新型「RAV4」“初公開”! 300馬力超え「スポーティ仕様」&「GRS」もアリ! 全長4.6m級の「ちょうどいいサイズ」な「6代目」が販売店でも話題に
7年ぶり“全面刷新”のトヨタ新型「RAV4」“初公開”! 300馬力超え「スポーティ仕様」&「GRS」もアリ! 全長4.6m級の「ちょうどいいサイズ」な「6代目」が販売店でも話題に
くるまのニュース
日産「新型エルグランド」世界初公開! “高級ミニバンの皇帝”16年ぶり「フルモデルチェンジ」! 強敵「アルファード」超えるデカさ×めちゃ美しい「和風デザイン」採用! 2026年夏に発売へ!
日産「新型エルグランド」世界初公開! “高級ミニバンの皇帝”16年ぶり「フルモデルチェンジ」! 強敵「アルファード」超えるデカさ×めちゃ美しい「和風デザイン」採用! 2026年夏に発売へ!
くるまのニュース
マツダ『CX-5』新型が日本初公開、注目はサイズ、エンジン、インターフェース…ジャパンモビリティショー2025
マツダ『CX-5』新型が日本初公開、注目はサイズ、エンジン、インターフェース…ジャパンモビリティショー2025
レスポンス

みんなのコメント

6件
  • かげとき
    いくら外観が進化しても、TNGA前の古いシャシーの車と考えるとお買い得感が無いですね
  • ********
    GS復活はよ!
    ESじゃメルセデスのE尻には対抗できないのよね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481 . 0万円 950 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25 . 0万円 1100 . 0万円

中古車を検索
レクサス ISの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481 . 0万円 950 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25 . 0万円 1100 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村