■~ローソン・有料車中泊実施か?~
ローソンで車中泊ができる。しかも、トイレが使えて、ゴミも出せて、電源もとれる。
【画像】「えぇぇ!」これが高速SAで「2000円で寝れるベッド」です!
そんなニュースが2025年7月6日に報じられ、ユーザーの間で大きな話題になっています。
本稿執筆時点では、ローソンからのニュースリリースはないので、あくまでも報道ベースですが、駐車場スペースは1台あたり2マス使えて、料金は2500~3000円。7月中には千葉県内の数カ所で始まるというのです。
気軽に車中泊をしたいと思っていたユーザーにとっては、まさに朗報です。
なぜならば、車中泊を正式にできる場所は限定的だからです。
一般的なイメージとしては、キャンピングカー1台あれば、またはミニバンにちょっとしたキャンプ用品を積んでおけば、移動中に車中泊して楽しく旅ができると思うかもしれません。
車中泊する場所として、思いつく場所はいくつかあります。
例えば、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PAです)。
ただし、筆者が以前にNEXCO(高速道路株式会社)各社や首都高速株式会社に問い合わせたところ、「車中泊はNG」という明確な答えが返ってきました。
そのうえで、SA・PAは休憩をするためのものだが「休憩の定義はない」として、車内で眠ることは許容範囲としたものの、「あくまでも仮眠であり宿泊目的の長時間駐車はNG」という考えです。
それでも、車中泊をする人がいて、大量のゴミ捨てなどが問題になる場合もあります。
次に、道の駅です。
こちらも「車中泊は原則NG」だといいます。
国土交通省によると、道の駅の目的は「1道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供」と、2地域の振興に寄与」としています。
その上で、休憩機能として、24時間無料で利用できる駐車場とトイレが、道の駅の要件にあるので、車中泊をしても良いのではと勘違いする人がいるかもしれません。
あくまでも休憩であり、宿泊はNG。
ただし、こちらも休憩の定義が曖昧であり、道の駅で車中泊する人も少なくないのが実状です。
ゴミ捨ての問題、またトイレの水道を使って自炊したり、テントや椅子を車外に出したキャンプのような光景を見ることもあります。
なお、一部の道の駅では、有料で車中泊を受け入れている場合もありますが、その数ははあまり多くありません。
また、沿岸部や山間部など、市町村などが運営する無料の駐車場がありますが、ここでも車中泊は原則NGです。
■車中泊は気軽だけど…。 できる場所は限られる! では全国どこにでもあるコンビニは?
そして、コンビニも当然のことですが、車中泊はNG。
あくまでもコンビニで買い物をするための駐車場であり、またコンビニで購入した食料品を車内で飲食して休憩するためのスペースになります。
ただし、地方部などの駐車場面積がとても大きなコンビニでは、休憩の範疇を越えて、事実上の車中泊をする人がいることが問題になったこともあります。
そうなると、ゆっくり車中泊できる場所は、クルマの乗り入れが可能なキャンピング場になってしまいます。
こうした中、キャンピングカーの業界団体である日本RV協会では安心して車中泊できる場所「RVパーク」を、全国各地の温泉、旅館、道の駅、遊園地などで展開しているところです。
料金は場所によってまちまちですが、そのほかに申請料金が3万円と年間登録料が1万円が必要です。
以上のような車中泊の実状を考えると、今回報道のあったローソンによる車中泊は、利便性とコスパが高いため、かなりの人気スポットになるように感じます。
ただし、課題もあるはずです。
詳細については、ローソンからの正式リリースを待ちたいと思いますが、一般論として様々な課題が考えられます。
報道では、住宅密集地などではない地域を想定しているとありますが、それでも騒音が課題になるでしょう。
深夜までのおしゃべり、音楽、そして原則NGのはずですが車内の冷暖房装置を一時的にでもかけた場合の音など、車中泊するひとたち同士でもしっかりとルールを守ることが必要です。
飲酒についても課題があります。
深夜まで飲んで早朝出かけるといった場合、自己責任というひと言で済ませるのではなく、しっかりとしたガイドラインの策定などが求めれれるのではないでしょうか。
防犯についても原則、自己責任ですが、仮にコンビニ店員が見回りをするとなると業務が増えてしまいます。
いずれにしても、今回のローソンが駐車場を車中泊向けに有料で貸し出すという報道は、車中泊の常識を大きく変えるきっかけになることは間違いでしょう。
今後、ローソンから事業の詳細は明らかになってから、本事業について深堀りしてみたいと思います。(桃田健史)
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みんなのコメント
記事でもキャンプ用品を持ち込むとか書いているけど、それはオートキャンプであり、それをわざわざ車中泊とひとくくりにして、寝るだけの仮眠と混同されているように思う。