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今年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝くのはどのクルマ?

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今年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝くのはどのクルマ?

 2020年12月6日に、2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤーが発表される。見事、栄冠を勝ち取るのは、どのクルマか? 今年は、以下に挙げる10台が最終選考に残った、いわゆる「10BESTカー」となっている。

 ちなみに、昨年3月はボルボのコンパクトSUV『XC40』が選ばれており、一昨年の同社のSUV『XC60』に続いて、輸入車初の2年連続受賞となった。

急ピッチで開発が進む次世代モビリティー「MaaS」と世界の自動運転最新事情

 今年は、SUVから、セダン、電気自動車、軽自動車と幅広いジャンルが最終選考に残っている。はたして、令和最初のカー・オブ・ザ・イヤーに輝くのはどのクルマなのか?

第40回 2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー 10BESTカー

●ダイハツ「タント/タントカスタム」

新型「タント」は 、室内空間の広さに加え、「ミラクルオープンドア」を生かした新しい使い方「ミラクルウォークスルーパッケージ」を実現し、使い勝手の良さをさらに向上。また「次世代スマートアシスト」として、充実した先進・安全装備 を採用するなど、全方位で大幅に機能と性能を進化させた。

●トヨタ「カローラ/カローラツーリング」

カローラは、1966年に誕生して以来、現在、世界150以上の国と地域で、販売累計台数4,750万台を超えるロングセラーカーとなった。昨年6月、新たなカローラシリーズの先鞭としてカローラ スポーツを投入し、TNGAプラットフォームを採用することで、デザインと走りが大きく生まれ変わった。そして、今回セダンタイプのカローラ、ワゴンタイプのカローラ ツーリングを投入し、様々なライフスタイルに合わせて、生まれ変わったカローラシリーズを選択できるようになった。具体的には、TNGAプラットフォームを活用しつつ、国内専用の設計をすることで、低重心でスポーティなスタイリング、走る楽しさと、取り回しの良さを両立させている。また、最新の「Toyota Safety Sense」の全車標準化といった安全性能の強化や、国内トヨタ初となるディスプレイオーディオの標準搭載とスマートフォンとの連携などコネクティッドサービスを充実させた。

●トヨタ「RAV4」

初代RAV4は1994年、フレーム付4WDがオフロードを走行するためのクルマと位置付けられていた時代に発売され、乗用車タイプのSUV(クロスオーバーSUV)という新たな市場を開拓したモデル。初代RAV4は1994年、フレーム付4WDがオフロードを走行するためのクルマと位置付けられていた時代に発売され、乗用車タイプのSUV(クロスオーバーSUV)という新たな市場を開拓したモデル。デザインはSUVらしい力強さと洗練さを融合しており、「アクティブで力強いワクドキ感(Adventure)」と「都会にも似合う洗練さ(Refined)」を併せ持つデザインを実現。オフロード性能やSUVらしいリフトアップ感に効果のある大径タイヤを採用した。さらに外観の随所に多角形を織り込んでおり、タフさと安定感のある個性的なデザインを表現している。

●日産「デイズ」、三菱自動車「eKクロス/eKワゴン」

「日産デイズ」は、2013年の初代モデルの発売以来、累計で約43万台を販売。軽自動車として初めて採用したハイビームアシスト、アラウンドビューモニターなどの先進技術、そして、タッチパネル式オートエアコンといった快適性、利便性に溢れる機能を搭載した軽自動車として支持されてきたが、今年、6年ぶりのフルモデルチェンジで、日産自動車と三菱自動車の合弁会社NMKVのマネジメントのもと、日産が企画、開発を行なった。「セレナ」や「リーフ」、「エクストレイル」などに搭載しているプロパイロットや、より安心して運転ができる先進事故自動通報システムSOSコール(ヘルプネット)を軽自動車で初めて搭載した。また、新開発のエンジンとCVTに加え、新たにリチウムイオンバッテリーを搭載したスマートシンプルハイブリッドといった新設計パワートレインにより、動力性能が大きく進化。力強い走りを実現するとともに燃費も向上した。

 三菱の新型『eKワゴン』『eKクロス』は、プラットフォーム・エンジン・CVTといった主要コンポーネントを刷新した新しい軽ハイトワゴン。同社の約60年にわたる軽自動車づくりのノウハウと、日産自動車の先進技術を融合した。『eKワゴン』は、運転のしやすさと快適性の向上による日常での使い勝手の良さに加え、三菱自動車初の高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」等の先進技術によって、「いつもよりもっと色々な場所へ行ってみたい」というユーザーの声に応えた。また『eKクロス』は三菱自動車ならではのSUVテイストのクロスオーバーモデル。ブランドメッセージ“Drive your Ambition”を体現した三菱自動車らしいSUVテイストのデザインと、新たに採用したHYBRIDシステムによる低燃費で力強い走りを特長としている。

●ホンダ「N-WGN/N-WGN Custom」

 新型N-WGNでは、Nシリーズの提案する“Nのある豊かな生活”という想いのもとに、生活に一番大切なものを見極め、その本質的価値を徹底的に磨き上げるというクルマづくりの考え方から、安全性能と使い勝手を追求。ひとりひとりの毎日の暮らしになじみ、誰もが心地よく使え、親しみやすさを感じるクルマを目指した。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備とし、衝突軽減ブレーキ<CMBS>は、軽乗用車として初めて横断中の自転車に対応。また、街灯のない夜間の歩行者検知も進化させ、より安心して運転できる環境を実現した。「N-BOX」と共通の、燃料タンクを前席の下に収めるHonda独創のセンタータンクレイアウトを採用し、毎日の運転をより心地よくする広い室内空間と使い勝手のよい荷室を可能とした。運転席には、テレスコピック&チルトステアリング機構を採用し、さまざまな体格のドライバーが最適な運転姿勢を確保できるよう配慮。先代N-WGNから好評の荷室は、開口部を下げたことで重い荷物や高さのある荷物を載せやすく、備え付けのボードを使えば上下2段に積み分けることもでき、シーンに合わせた荷室アレンジが可能。

●マツダ「MAZDA3」

MAZDA3は、「日常が鮮やかに輝くパーソナルカー」をコンセプトに、デザイン、走行性能、静粛性、質感などの基本要素を一新し、クルマならではの提供価値に磨きをかけたコンパクトカー。デザインについては、「Car as Art(アートとしてのクルマ)」というマツダデザインの哲学を追求し、世界で高い評価を受けている「魂動デザイン」をさらに深化。日本の美意識に基づく「引き算の美学」でクルマのフォルムから不要な要素を削ぎ落し、滑らかなボディの面を走る繊細な光の移ろいによって豊かな生命感を表現、独自の造形を創出した。パワートレインは次の4種類のエンジンを設定している。

●BMW「3シリーズ セダン」

1975年に第1世代が登場して以来、40年以上にわたって支持され、世界販売累計1,500万台以上を達成したプレミアム・スポーツ・セダンの新型モデル。新型3シリーズは、BMW伝統のスポーティで精密なプレス・ラインや、象徴的なキドニー・グリルなど40年以上の伝統を継承しつつ、新世代のBMWデザイン・コンセプトを採用することで、より洗練されたスタイルに進化。また、新型BMW 330iは、細部にわたり改良された2.0リッター直列4気筒エンジンを搭載している。これは、BMWのエンジン技術を結集し、ツイン・スクロール・ターボ・チャージャー付き過給システム、高精度ガソリン・ダイレクト・インジェクション・システム、バルブトロニック無段階可変バルブ制御システム、ダブルVANOS可変カムシャフト制御システムが組み合わされたBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを集中的に改良することで、従来モデルのエンジンと比較して、ほぼ全ての常用回転域で50 Nmもの大幅なトルク増を実現している(最高出力は5 kW / 6 ps増)。

●ジャガー「I-PACE」

キャブフォワード型のシルエットが斬新なI-PACEは、英国のラグジュアリーブランドとして名高いジャガーが手がける、初のフルバッテリー電気自動車。90kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、航続距離はWLTCモードで438km。ジャガー製モーターを前後輪に計2つ備え、トータルで最高出力400ps、最大トルクが696Nm。その運動性能は、0-100km/h加速のタイムが4.8秒と強烈。さらに、EVながら水深は500mmまで可能とするSUVとしての走破性も併せ持つ。車体の94%にアルミニウムを使用したボディ構造では、フロアー下にバッテリーを敷き詰めて低重心にするとともに、50:50の理想的な重量配分を実現。加えて、ジャガー史上最も高いねじり剛性を確保している。

●ジープ「ラングラー」

2018年10月に、11年ぶりにフルモデルチェンジし、日本国内で発表された新型ラングラーは、比類なきオフロード性能のさらなる強化と共に、実用性や居住性、乗り心地、クオリティなどが大幅に改善された。「アンリミテッド・サハラ」は、先代モデルに対して居住性ならびに快適性が大幅に向上した4ドアボディに、改良型3.6?V型6気筒エンジン、および8速オートマチックトランスミッションを搭載したモデル。さらに、路面や天候状況に応じて最適な駆動力を自動的に前後の車輪に配分するフルタイムオンデマンド4×4システムを採用し、あらゆる路面を安全かつ快適に走行することができる。また、駐車時の安全確認をサポートするParkSenseフロント・リアパークアシストやブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション、後退時に後方視界を高めるParkviewリアバックアップカメラに加え、今回新たに前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)とアダプティブクルーズコントロール(STOP機能付)を標準装備とすることで、安全性ならびに快適性がより一層高められた。

●メルセデス・ベンツ「Aクラス/Aクラス セダン」

Aクラスセダンは、AクラスやBクラスなどに使用している最新の前輪駆動シャシーをベースにした初のプレミアムコンパクトセダン。セダンのフォーマルさと、Aクラスの持つ若々しいイメージを融合させたモデルで、狭い街中であっても持て余すことがない、コンパクトなボディサイズが特長。また、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」やフラッグシップモデルであるSクラスに搭載されている、最新の安全運転支援システムを採用するなど多くの機能を取り入れている。Aクラスは、3代目モデルから引き継ぐワイド&ローのプロポーションとアグレッシブで若々しいボディに先進技術を注ぎ込むことで快適性が大きく向上。ラインアップは、1.4リッター直列4気筒ターボエンジンに7速DCTを組み合わせた「A180」と、装備を充実させた「A 180 Style」を用意。対話型インフォテインメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)も初搭載した。

■関連情報
http://www.jcoty.org/

文/DIME編集部

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