F1シーズンを転戦していると、いろいろな人との出会いがある。そんな人たちに、「あなたは何しに?」と尋ねる連載企画。F1第13戦ベルギーGPでは、レーシングポイント・フォース・インディアの新オーナーであるローレンス・ストロールがモーターホームに訪れていた。
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F1 Topic:2019年以降もF1日本GPが開催決定、モンツァで記者会見
ベルギーGPの日曜日のレース前、フォース・インディアのモーターホームにランス・ストロールの父親で、カナダの大富豪であるローレンス・ストロールがやってきた。なぜ、息子はウイリアムズに所属しているのに、フォース・インディアにやってきたのか?
それはハンガリーGP後に、ローレンス・ストロール率いるレーシングポイント・コンソーシアムが、旧フォース・インディアを買収。ベルギーGPから新チーム名「レーシングポイント・フォース・インディア」として参戦しているからだ。
つまり、新チームのオーナーとなったローレンス・ストロールはいまや堂々とフォース・インディアに出入りすることが許される立場となった。
しかし、この日、ローレンス・ストロールはモーターホームに入ると、新代表兼CEOに就任したオットマー・サフナウアーを呼び出し、モーターホームの外で、長い時間立ち話をしていた。
中にはチームスタッフやゲスト、そしてメディアがいる。2階にはドライバーもいることを考えると、彼らに聞かれたくない話題について話し合っていたと思われる。
ベルギーGPでは「イタリアGPにも、ランス・ストロールがウイリアムズからフォース・インディアに移籍し、エステバン・オコンがマクラーレンへ行き、ストフェル・バンドーンがシートを失う」というウワサがまことしやかにささやかれていた。
一方、サフナウアーは金曜日の記者会見で、「当面はドライバーはこのままで行く」と言っていたばかり。この話し合いは、その件についての確認でもしていたのか。だとしたら、ローレンス・ストロールのジェスチャーは「いったい、どうなっているんだ。約束が違うじゃないか」とまくし立てているようにも聞こえる。
サハラからレーシングポイントに変わったフォース・インディアだが、フォース・インディアという名前も、いまや『フォース・ストロール』に変わろうとしているようだ。
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