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影響力は最強級 テスラ・モデルY「ジュニパー」(1) 違いはサイバーなライトだけじゃない

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影響力は最強級 テスラ・モデルY「ジュニパー」(1) 違いはサイバーなライトだけじゃない

見た目や足回りが改良されたジュニパー

影響力の大きい創業者が巻き起こす騒ぎには、触れないでおこう。対してテスラ・モデルYは、電気自動車として最も影響力のある1台といえる。それが本格的なアップデートを受けたと聞けば、どんな内容なのか興味が湧くはず。

【画像】影響力は最強級の1台 テスラ・モデルY「ジュニパー」 競合クラスの電動SUVはコレ 全129枚

モデルYは、2020年に発売。これまでも駆動用バッテリーやソフトウェアに改良が加えられ続けてきたが、5年目を迎えジュニパーという通称を得て、ボディやサスペンションが改められている。

フロントマスクでは、同社サイバートラック風のデイライトを獲得。写真ではわかりにくいが、ヘッドライトはバンパー側へ移動した。テールゲートには、ダウンフォースを高める狙いがあるのか、ダックテール風のスポイラーを得た。

アルミホイールは、19インチが標準。試乗車が履く20インチは、オプションとなる。

パワートレインに目立った変更はなし

パワートレインに、2024年仕様から目立った変更はない。それでも、空力特性を向上させたことで、僅かに航続距離は伸びたという。

駆動用バッテリーは、スタンダードレンジに載る63kWhのLFPユニットと、ロングレンジに載る83kWhのNMCユニット、2種類から選択可能。前者には283psのモーターが1基、後ろに載る。後者は312psを後ろに1基か、合計394psで前後に2基かを選べる。

ただし、テスラはこれらのスペックを非公表。推測される数字であることを、ご了承いただきたい。英国仕様の生産工場は、中国ではなくドイツ・ベルリンに置かれている。

ボディシェルには、スチールとアルミニウムを適材適所で利用。巨大な鋳造パーツが活用され、この大きさで車重を2t以下に収める優れた技術を有する。サスペンションは、前がダブルウィッシュボーン式で、後ろがマルチリンク式だ。

僅かに温かみと上質さを増したインテリア

アップデートで、インテリアは僅かに温かみと上質さを増した。センターコンソールは柔らかい仕上げになり、各部に間接照明が埋め込まれている。といっても、基本的にはミニマリスティックで、実際に押せるハードスイッチはほぼない。

素材や配色には統一感があり、居心地は良い。ドアポケットの内側にも、内張りがちゃんと貼られている。走行中、天井付近からきしむ音が若干聞こえていたけれど。

前席側は、座面の位置が高め。それにより、後席の足もとの空間を確保している。SUVライクな運転姿勢でウエストラインが低く、ウインドウが広く、ルーフが高く、開放的な空間が作られている。

運転席の正面に、メーター用モニターはなし。そのぶん、前方視界は広々としている。フロントガラスには、かなりの面積でヘッドアップ・ディスプレイが投影される。車線維持支援の動作状況なども確認できるが、少し目障りに感じられたのが本音。

後席にもモニター追加 クラス最大級の荷室

ダッシュボード上の巨大なタッチモニターは、すでにお馴染みといえる。ほぼすべての車載機能のインターフェイスとなるが、恐らくトップクラスに扱いやすい。論理的なデザインで、反応が素早く、頻繁に使う機能はワンタップでアクセスできる。

アップル・カープレイとアンドロイド・オートには非対応。それでも、アップル・ミュージックやスポティファイなどを、欧州仕様では利用可能だ。

また後席側にも、タッチモニターが追加された。シートヒーターなどの操作や、動画を視聴できる。また、背もたれは電動でリクライニングする。

荷室の広さは、このクラスでは競合を圧倒する。さらに床下だけでなく、フロント側にも収納がある。後席の背もたれを倒せば拡大も可能。パーセルシェルフが標準装備だが、ロール式トノカバーの方が勝手は良いかもしれない。

この続きは、テスラ・モデルY「ジュニパー」(2)にて。

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みんなのコメント

2件
  • Lore in
    新型車の開発が止まって販売終了が続いてるけど、どうする気なんだろうな。
  • kit********
    テスラは、四半期の最高営業利益が約4000億だったのが直近で約600億円になり、同じく四半期の最高販売台数が約50万台だったのが直近で33万台になった
    テスラは堕落し過ぎ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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