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グロージャン、マシンの「ほぼ100%」を引き出しトップを走行。「着実に目標に近づいている」とクビアト

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グロージャン、マシンの「ほぼ100%」を引き出しトップを走行。「着実に目標に近づいている」とクビアト

 ロマン・グロージャンは、6月22日に行われた『サーレンズ・グレン6時間レース』で自身最高位のフィニッシュに並んだことを受け、ランボルギーニSC63の「100%のパフォーマンス」に近づいていると感じている。ニューヨーク州のワトンキンス・グレン・インターナショネルで開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第6戦では、スイス人ドライバーが刻々と変化するコンディションのなか、3時間目の大部分をトップで走行した。

 レース序盤に雨が降り始めた後、グロージャンはライリーが運営するランボルギーニのファクトリーマシンを11番グリッドからGTP勢のトップへと押し上げ、さまざまなコンディションのなか、合計23周をリードした。

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 63号車ランボルギーニSC63は、気温が40℃にまで上昇したレース後半にペースを失い後退したものの、総合7位で6時間におよぶレースを完走。これは昨年のシリーズデビュー戦、セブリング12時間レースで獲得した7位に次ぐ、ウェザーテック選手権におけるベストリザルトだ。

「このクルマには、まだ大きなリミットがあることはわかっている」とグロージャンはSportscar365に語った。「しかし、今回は良いパフォーマンスを引き出すことができた。出せる力のほぼ100%に近づいているのは間違いない。残念ながら、まだ充分ではないけどね」

「土曜の予選では、以前走らせていたものとセットアップを変えた。これがクルマを理解するうえで大きな前進だったと思う。今日も同様のセットアップを維持し、非常にうまく機能していると感じた」

「前回7位でフィニッシュしたのは、単にレースを完走できたからというだけのことだ。一方、今回はあらゆる要素が入り混じっていた。スリックタイヤでウエット路面を走ったり、その逆や乾きはじめのトラックを走ったり、さらにイエロー(フルコースコーション/SC)も多かった。決して楽なレースではなかったが、うまくいったと思う。ただ、パフォーマンスが少し足りなかっただけだ」


■出場機会は限られている

 グロージャンと63号車ランボルギーニをシェアするダニール・クビアトは、ミシュラン・エンデュランス・カップの最初の2戦、デイトナ24時間とセブリングでチェッカーフラッグを受けられなかった厳しいシーズン序盤を経て、6時間レースでのチームの努力を称賛した。

「チーム全員が非常に堅実な仕事をしてくれたと思う」とクビアト。

「僕たちは着実に目標に近づいている。忘れてはいけないのは、僕たちは他のチームと比べて、レースの出場回数が多くないことだ」

「他のチームがつねにテストやレースをしているなか、我々はここに来てパフォーマンスを発揮しなければならない。難しいことではあるが、すぐに追いつき、この好調な軌道を維持できることを願っている」

 前半の約3時間に加えて終盤の1時間強、合計約4時間にわたってSC63のステアリングを握ったグロージャンはこう付け加えた。「ライリー・モータースポーツの戦略と、我々をトップに導いてくれたことに敬意を表したい。正直なところ、クリーンエアーで路面温度が少し低かった時はマシンはうまく機能していた。しかし、終盤は路面温度が高くなるにつれて少し難しくなった」

「トップを走り、前が開けていたスティントは本当にうまくいき、その状態を維持することができていた。今回のレースは、ランボルギーニにとって間違いなく記録に残るものだ。サーキットでしっかりとラップをリードできた。良かったよ。本当に重要な最後のスティントでレースをリードできていたら尚のこと良かったけどね」

 今シーズンの次のエンデュランス・カップ・ラウンドは、9月19~21日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催される。このトラックはSC63がウェザーテック選手権でレースラップをリードした唯一の場所であり、グロージャンは昨年、雨のレースで今回と同様に速さを発揮した。

「インディアナポリスは、このクルマに適したトラックだとだと思う」と彼は語った。「路面がかなりスムーズだから、それがプラスになるはずだ。そこで何ができるか見てみよう。ベストを尽くし、それからプチ・ル・マン(最終戦のロード・アトランタ10時間)に臨みたいと思う」

[オートスポーツweb 2025年06月25日]

文:AUTOSPORT web
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みんなのコメント

1件
  • そにー製パスタ
    無理WEC戻って来いとは言わない。
    プロトタイプマシンでの活動を続けてくれれば十分嬉しい。
    ランボルギーニとして歴史的な事を今やってくれてるのだから。
    強くなって再びル・マンを走ってくれる事を祈ってます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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